ヘリコプター米(秋の詩での湛水直播)
昨年2004年、「秋の詩」という品種のお米を使い産業用のヘリコプターで湛水直播をしました。

今年は昨年0.3Haの面積だったのを0.75Haに増やし湛水直播をする予定です。
このまま問題がなければ今後どんどん増やしていくつもりです。
そしていつか・・・、産業用無人ヘリではなく実機のヘリコプターで直播をするのが夢です。
もちろん規模は100Haが目標!

この直播は種のコーティングに従来の酸素供給剤を使わず
鉄粉を使う方法で現在研究中のものです。
(近畿中国四国農業研究センター)

滋賀県で鉄コーティングを使い産業用ヘリで湛水直播を行うのは農園心笙だけです。
たぶん全国でもココだけでしょう。

従来の直播に比べてメリットは?
鉄コーティング種子の保存ができる。(約1年)
コーティング資材費が半分以下でできる。
落水して播種しない為、泥水を流さないので環境にいい
浮き苗にならない。
すずめ、かも害がない。

逆にデメリットは?
稲が倒れやすい。
発芽がやや遅い。
一発除草剤の散布が1回多い。
鉄コーティング作業中の発熱による発芽率低下。

(このお米はすべて農協に出荷します。
今のところインターネットでの直販は考えていません。)
しかし
全国的にもめずらしいということなので経過をアップしていく予定です。
4月13日

あぜ塗り
4月15日

耕作
4月28日

鉄コーティング種子の発芽試験です。
50粒づつ2つの容器に入れました。
5月3日

少し芽が出てきました。
5月6日

発芽試験の結果
93%
発芽しました。
5月7日

明日肥料を撒く予定ですので
1回で代掻きができるように
ある程度土を砕いてならしておきます。
5月8日
ヘリが飛ぶコースがわかるように7.5m幅
で白と赤の旗を手前と奥に立てました。
 直播用の肥料を撒きました。 宇部興産の
 試験用1発肥料「そだち」です。
直播する田んぼは3枚あり、
A:1枚が1発肥料40Kg/反。B:1枚が1発肥料35Kg/反。C:1枚が「そだち」30Kg/反
というふうに分けて実験します。
ちなみに昨年は一番右のCと同じ「そだち」
を撒きました。
その後トラクターで代掻きをしました。
5月10日 播種日です。
ヘリでばら撒きをしました。

ばら撒きの写真はこちらへどうぞ。
5月11日

直播の翌日。水もたっぷりにして除草剤の散布です。
白い点々が除草剤です。

サンバード粒剤です。