六甲山は、春にはアカシア(ニセアカシア)、れんげ、初夏にはトチ、夏にはリョウブと、百花繚乱を呈しています。自然豊かで、季節の花が咲き誇ります。ここ、神戸市北部は、六甲山の北部(人呼んで裏六甲)に位置し、春は田園のいちご、菜の花、れんげ、クローバー、山のアカシア、夏は栗、リョウブ、秋はソバと、季節の花々に恵まれています。
みつばちは、おいしい花蜜の在り処を互いに教え合い、同じ蜜を集める習性があります。
わが倶楽部は、春のれんげ、アカシア,初夏の栗は単花蜜として判明できるので、それぞれ表示しますが、他は「百花蜜」として、季節の花蜜としています。採蜜の時期によって、味も香りもかわっています。そこがはちみつの面白さ、趣き深いところです。賞味期限は明示している採蜜日の2年後です。
自然豊かな裏六甲山麓の花蜜を楽しでいます。
なお、「裏六甲」という表現を嫌がる人もいますが、私はその表現が奥ゆかしくて、好きです。
みつばちの種類は、西洋ミツバチではイタリアン系とカーニオラン系が主です。当倶楽部では、どちらも飼育しています。寒い地方につよいカーニオラン系、主要な種であるイタリアン系、それぞれの特性を生かして育てています。
イタリアン系ミツバチ
カーニオラン系
西洋ミツバチのほかに、日本ミツバチがいます。当倶楽部では、ニホンミツバチも飼育しています。商品化していませんが、お好みの方にはお分けしています。私のニホンミツバチの師匠、「六甲山の仙人」のはなしでは、糖尿に効果があるとのこと。
ニホンミツバチは、西洋ミツバチと違って、単独行動を各ミツバチがとります。レンゲや菜の花だけではなく、トリカブトやヤツデの花蜜など、よろしくない蜜までとります。「若干の毒は薬になる」との東洋医学の説どおり、薬の役目をするというのが、仙人の説でした。かれは、ニホンミツバチの蜜を毎日少し舐めることで、糖尿病を抑えたといいます。
医学の専門的な証明の有無は知りませんが、おもしろい話でした。
しかし、ニホンミツバチは、飼育が難しく、蜜が少ないので貴重です。私は楽しみとして、ニホンミツバチを追いかけています。飼育してわかりました、市場のニホンミツバチの蜂蜜が高いのは当たり前です。
花蜜の特徴
れんげ蜜・・・・・・はちみつの王様と言われ、美しい淡い色調でまろやかな味わいがあります。
アカシア蜜・・・味は淡白でクセもなく、何にでも合い、美味しいはちみつです。
百花蜜の中
クローバー・・・ほのかに香る草花の香りがし、フルーティーな味です。低温で結晶化します。
菜の花・・・・・・・・結晶になりやすいですが 花の香りが強いはちみつです。
栗・・・・・・・・・・・・・・匂いはくせがありますが、鉄分が多く、健康には抜群です。
そば・・・・・・・・・・・味は薬のような味がしますが 非常に体に良く貴重がられております。
神戸市北区六甲山麓 三田市母子
三田市三輪
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