氷河湖、 氷河湖の決壊、 サイクロン、 海面上昇
温暖化 |
氷河湖 |
氷河湖の決壊 |
海面上昇 |
20世紀に入って地球の平均地上気温の上昇は0.6±0.2℃です。さらに今後100年の間に1.4±5.8℃上昇する可能性があると予測されています。もし最悪の場合、約10万年の気温変化に匹敵する気温変動が、わずか100年程度でおきかねない状態になっています。もし平均気温が3℃上昇した場合、人類は対応できないと言われています。
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氷河湖の決壊
氷河の後退は温暖化を目で見える形であらわしています。 温暖化の影響で氷河の後退スピードが加速し氷河湖が拡大しています。ネパールとブータンでは少なくとも44の氷河湖で急速に水位が上昇し決壊の危機にさらされています。ネパールだけで1960年以降14回の洪水が確認されています。また、1985年夏におきたネパールの洪水では完成間じかだった水力発電所を破壊14の橋を押し流しました。プータンでは1994年に氷河湖の決壊による洪水が発生しています。 ヒマラヤ最大の氷河湖ネパールのツォロルパは50年で幅500メートル長さ3キロメートル深さ130メートルに成長、高さ150メートルのエンドモレーンが約1億トンの水を支えています。しかしエンドモレーン内の氷が溶け続けており、支えきれなくなれば高さ20メートルの土石流4000万トンが100キロメートル下まで流れ落ち1万人に被害が出るといわれています。 ヒマラヤに源流をもつ河川は多い。ヒマラヤの氷河の後退はグローバルな海面上昇にも影響を与え、平野部の多いバングラデッシュでは、50センチから1メートル海面上昇すれば国土の20%から25%が水没してしまいます。また、異常気象によりサイクロンが多発すれば壊滅的な打撃を受けるでしょう。 |
アルプスの氷河は約30%減少し、ケニアのルイス氷河は無くなりつつあります。 |
続く |
2003/05/04 |