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Round 3  中国GP,上海
Grand Prix of China, Shanghai
2009/04/17 (Fri) - 2009/04/19 (Sun)


 *開催日程*     [日本との時差] -1h
 Local time Japan timeSession
04/17 (Fri)10:00-11:30 11:00-12:30Friday Practice 1
14:00-15:30 15:00-16:30Friday Practice 2
04/18 (Sat)11:00-12:00 12:00-13:00Saturday Practice
14:00- 15:00-Qualifying
04/19 (Sun)15:00- 16:00-Race

 *コース概要+GP説明*
コース  Shanghai International Circuit
距離  5.451 km × 56 Lap - 0.190 km = 305.066 km
燃費  2.6 kg/lap, 0.48 kg/km (2008 data)
Fuel effect  0.38 sec./10kg, 0.099 sec./lap (2008 data)
エンジン全開率  54% (Level 2/5) (2008 data)
Pitロスタイム  21 sec. (2008 data)
Dry tyre  Super Soft & Medium
説明&特徴
回り込むコーナーが2つありタイヤには比較的厳しい。バックストレートが長くKERSを使用すればオーバーテイクのチャンスが大きくなるかもしれない。
 *コースレイアウト*

[中国GP・プレビュー]

1. スーパーソフトの使い方がレースの鍵

 オーストラリアGPではSSは10周と持たず,各チーム作戦に大きく苦しんだ。特にフェラーリは1stスティントでSSを使用したが10週目以降うまく機能せず順位を下げる形となった。ソフト側のタイヤがロングランでどれだけ使えるによって,ピットストップ作戦が分かれると思われる。
 ソフト側のタイヤで連続10周回以上安定走行ができれば,残りのレース距離をハード側のタイヤ2セットでつなぐ2ストップ作戦がオーソドックスな戦略であるが,グリッド前列をキープするために軽めで1stスティントはソフト側を使い,残り3スティントをソフト側を中心につなぐ選択肢もある。パーマネントサーキットだけに路面コンディションの改善の程度次第だが,SSがレースでどの程度使えるかがフリー走行の結果から分かるのではないだろうか。

2. KERSの恩恵

 すでにフェラーリは中国GPにはKERSを使用しないことを明言している。マレーシアでトラブルが発生してしまったことが原因と見られる。予選(1発の速さ)ではどのサーキットでも恩恵がある。レースでもスタートダッシュ,オーバーテイク,防御,タイム差を詰めるといったように使い方はさまざまありメリットもある一方,重量配分が最適バランスから崩れる,それに伴ってタイヤへのダメージが大きい,ブレーキバランスが崩れるなど中長期的なラップタイムではデメリットもある。
 バックストレート前が低速コーナーであり,コーナー立ち上がりで使用すればタイムアップ・オーバーテイクに対する恩恵は大きい。

3. チーム序列

 ブラウンが頭ひとつ飛び出しており,レッドブル・トヨタ・ウィリアムズあたりが第2集団を形成する。第3集団にはフェラーリ,ルノー,BMW,マクラーレン,トロロッソといったチームが並びこの集団内でも激しい争いが繰り広げられている。最後方にはフォースインディア。1週間のブランクで各チーム,何をアップデートできているかが注目される。

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