 |
Round 18 ブラジルGP,サンパウロ |
|
Grand Prix of Brazil, Säo Paulo |
2006/10/20 (Fri) - 2006/10/22 (Sun) |
*開催日程* (日本との時差) -14h |
| 現地時間 |
日本時間 | プログラム |
10/20 (Fri) | 11.00-12.00 |
23.00-24.00 | Free Parctice 1 |
14.00-15.00 |
26.00-27.00 | Free Parctice 2 |
10/21 (Sat) | 11.00-12.00 |
23.00-24.00 | Free Parctice 3 |
14.00- |
26.00- | Qualifying |
10/22 (Sun) | 14.00- |
26.00- | Race |
*コース概要+GP説明* |
コース |
Autodromo Jose Carlos Pace |
距離 |
4.309 km × 71 Lap - 0.030 km = 305.909 km |
説明 & 特徴 |
1977年に飛行機事故で他界したブラジル人F1ドライバーの名前からつけられたこのサーキットは,60年以上前に建設された珍しい反時計回りのサーキット。ブラインドコーナーをはじめとする難しいコーナーとタイトなインフィールドセクションが特徴である。さらに路面はかなりバンピーなため,セットアップが非常に難しい。ホームグランプリを戦うR.Barrichello, F.Massaにとっては是非とも地元で勝利したいところ。
|
|
|
*コースレイアウト* |
 |
|
[ブラジルGP・プレビュー]
1. いよいよ今年もミハエルも最終戦
ミハエル・シューマッハの日本GPでのエンジンブローにより,フェラーリはドライバーズチャンピオンシップもコンストラクターズチャンピオンシップも厳しい状況に立たされている。ミハエルのエンジンはブラジルGP1戦のみを戦えばよいので,20馬力upのエンジンで優勝を狙っている。またマッサは母国GPであり,フェラーリとしては1-2を飾りたいところ。
一方のルノー陣営としては,ドライバーズチャンピオンシップで10ポイント,コンストラクターズチャンピオンシップで9ポイント上回っており,非常にコンサバティブな戦いをすることをパット・シモンズはじめいろいろな人が語っている。また,フィジケラにとってはジョーダン時代に混乱した状況の中で初優勝を飾った地でもある。アロンソのエンジンはDスペックで確実に,フィジケラのエンジンはEスペックで速さを追求している。
2. サーキットの特徴
インテルラゴスサーキットは高低差のある中速のサーキットであり,回り込むコーナーが多いレイアウトとなっている。S1, S3は直線が多いため,エンジンパワー+レスダウンフォースのセッティングでタイムを稼ぎたいが,S2ではRの小さいコーナーが多く,トルク+旋回性の良さ+タイヤのグリップでタイムを稼ぎたい。
過去の様子・今年の状況から,フェラーリはS1, S3で,ルノーはS2で有利と考えられる。またどちらもブラジルGPを得意としており,どちらが勝ってもおかしくない。
サーキットが海抜からかなり高い位置にあるため,気温・天候も変わりやすい。雨も降りやすく,コース上にハイドロプレーニング現象を引き起こす「川」が出来上がってしまうこともある。
3. オーバーテイクとピットストップ
12〜13コーナーの立ち上がりで真後ろを走れていれば,短くてもホームストレートでオーバーテイクが可能となる。バックストレートでは抜くのは厳しいと思われる。また,1コーナーで事故が起こりやすいので,セーフティーカーの出動が多いサーキットでもある。
タイヤにはそれほど厳しくなく,ピットストップ時間も比較的短いため,ピットストップは1回〜3回すべてが考えられる。ただし,燃料がラップタイムに与える影響は1周当たり0.07〜0.08秒なので,セオリーどおりなら予選で極端に軽くするチームはほとんど出てこず,ほぼ全車2回ストップだろう。Q3の15分の走行ラップ数では12周の燃料を消費できるので,上位陣は15〜20周で,下位に沈みそうなチームは20〜25周積むだろう。その他のドライバーも25周前後の燃料を積むだろう。
|
[back]
|