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Round 13 ハンガリーGP,ブタペスト |
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Grand Prix of Hungary, Budapest |
2006/08/04 (Fri) - 2006/08/06 (Sun) |
*開催日程* (日本との時差) -8h(サマータイム中は-7h) |
| 現地時間 |
日本時間 | プログラム |
08/04 (Fri) | 11.00-12.00 |
18.00-19.00 | Free Parctice 1 |
14.00-15.00 |
21.00-22.00 | Free Parctice 2 |
08/05 (Sat) | 11.00-12.00 |
18.00-19.00 | Free Parctice 3 |
14.00- |
21.00- | Qualifying |
08/06 (Sun) | 14.00- |
21.00- | Race |
*コース概要+GP説明* |
コース |
Hungaroring |
距離 |
4.381 km × 70 Lap - 0.007 km = 306.663 km |
説明 & 特徴 |
ドナウの真珠とうたわれる東欧の古都ブダペスト近郊で開催されるハンガリーGP。その舞台となるハンガロリンクはF1開催サーキットとしてはモナコGPに続く低速サーキット。ここでの課題はアンダーステアで,それをプラクティス中にどこまで改善できるかが重要になってくる。さらにダスティーな路面がオーバーテイクの機会を減少させるため,予選での戦いがカギとなる。
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*コースレイアウト* |
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[ハンガリーGP・プレビュー]
1. ダウンフォースとリアウイング
ハンガリーGPはモナコに次ぐ低速サーキットであるため,各車ダウンフォースを最大限につけての走行となる。ダウンフォースを稼いでいるか否かの区別としては,リアウィングを立てているかどうかをチェックするのが一般的ではっきりと分かりやすい。リアウイングを立てると空気抵抗が大きくなり,最高速は伸び悩むので,最高速とのバランスが必要となるが,モナコもハンガリーもストレートが長くないため,リアウイングを立てて走行すればよい。リアウイングの立ち具合で各車どの程度,ダウンフォースを得たいかが分かる。他の部分でもダウンフォースを稼いでいる車はリアウイングは少し寝かせることができる。
2. 勢いに乗るフェラーリ,復活をかけたルノー
前戦ドイツGPではタイヤの使いこなし方に決定的に差が出たフェラーリとルノー。フェラーリはここ数戦,極端にやわらかいタイヤをうまく使いこなしており,このグランプリでも前戦と近いコンパウンド,構造を用いることからタイヤパフォーマンスは問題ない。一方のルノーはドイツGP前に決めていたハンガリー用のタイヤスペックを再考しなおして新たなスペックで復活をかける。ルノーとしては優勝は厳しいまでも表彰台に手を伸ばさないと残りのレースで厳しくなる。そのためにもブリスターを生じないようなタイヤを用いるほうが賢明なのかもしれない。ただし,このGPではマスダンパーは使用可なので,MI勢最速という元の位置まで戻ってくる可能性もある。
マクラーレンはもともとマスダンパーを使用していなかったので,自分たちのレースペースに影響はないが,相対的には競争力は低下する可能性はあるだろう。また,気になるのはトヨタ勢。タイヤ選択およびピットストップ作戦で他チームと異なる選択をする可能性がある。ハードタイヤ2ストップで表彰台は狙える位置なので,どのような作戦を取るのか注目である。
3. ピットストップ作戦は3ストップと2ストップ
ハンガロリンクはモナコ同様,抜けないサーキットとして知られており,予選の結果がレース結果に直結するサーキットである。したがって,前戦のドイツと異なり予選での速さを追求するチームが増えるだろう。そうするとQ3まで残った上位チームは確実に3ストップを選択。Q2,Q1で終わったドライバーは2ストップの可能性が高い。Q3でのラップは最大で11周なので,70周のレースで1回目のピットストップは,Q1, Q2勢の2ストップなら25周目前後,Q3勢の2ストップなら20〜25周目前後,Q3勢の3ストップなら15周目前後が予想される。
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