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Round 2 マレーシアGP,クアラルンプール |
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Grand Prix of Malaysia, Kuala Lumpur |
2006/03/17 (Fri) - 2006/03/19 (Sun) |
*開催日程* (日本との時差) -1h |
| 現地時間 |
日本時間 | プログラム |
03/17 (Fri) | 11.00-12.00 |
12.00-13.00 | Free Parctice 1 |
14.00-15.00 |
15.00-16.00 | Free Parctice 2 |
03/18 (Sat) | 11.00-12.00 |
12.00-13.00 | Free Parctice 3 |
14.00- |
15.00- | Qualifying |
03/19 (Sun) | 15.00- |
16.00- | Race |
*コース概要+GP説明* |
コース |
Sepang International Circuit |
距離 |
5.543 km × 56 Lap = 310.408 km |
説明 & 特徴 |
国家事業として99年に初開催を迎えたマレーシアGPも8回目の開催を迎える。高温,高湿度の環境下で行われるレースはドライバーの体力を極限まで消耗させ,ドライバーに対しても,エンジンに対してもシーズン中で最も過酷なグランプリの1つとなる。ハイビスカスとバナナの群生をイメージした白い屋根のスタンドからは,広大なコースを見渡すことができる。
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*コースレイアウト* |
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[マレーシアGP・プレビュー]
1. 5強の争い
開幕戦でよいパフォーマンスを発揮したルノー,フェラーリ,マクラーレン,ホンダ,ウィリアムズ。このマレーシアGPでもこの5チームが表彰台を争うことになると考えられる。バーレーンで見たように,各チームのパフォーマンスが拮抗しているので,作戦がものをいう戦いになるのではないだろうか。
マレーシアGPは高速〜中速〜低速のすべてのコーナーを持ち合わせた複合サーキットであるため,車のポテンシャルを測るためには格好の場所となっている。シーズン序盤のフライアウェイ(fly away)で,信頼性およびポテンシャルを試す場として最適であるといえる。
このGPは,フェラーリのミハエル・シューマッハがかなり得意としているサーキットであるが,BSタイヤはここ数年苦しんでいるGPでもある。2004年は車のポテンシャルがかなり高かったので何とか勝つことができたが,昨年はワースト記録を生み出したGPであったことは思い出すのに難くない。一方,MI勢ではルノーがこのGPを得意としており,ポールポジションもアロンソが2度獲得している。ルノー勢が頭一つ飛び出した格好で,その次にミハエルやライコネンが位置すると思われる。
ただし,BSタイヤもバーレーンで見せた速さを維持できれば,ウィリアムズも表彰台争いに絡んでくると思う。また,ホンダはスタートトラブルの問題(これはB・A・R時代からも続いている)さえ解決できれば,表彰台も十分に狙えるだろう。
2. エンジン全開率は70%越え
開幕のバーレーンでもエンジン全開率は70%を超えていたようだが,このマレーシアでもエンジン全開率は70%を超える見通しのようである。そうすると,暑いGPの2度目でエンジンにも相当の負荷がかかると思われる。エンジンが壊れるチームも多数出ても何ら不思議はない。この開幕2GPを耐えたエンジンは信頼性が確立されているといっていいのではないだろうか。
3. ピットストップ作戦は今回も2回が有力か
レース開始時におけるニュータイヤのセット数との兼ね合いでバーレーン同様,2ストップを行ってくるチームが多数見受けられると思う。ただし,今回はタイヤのデクラデーション(磨耗)がバーレーンよりひどければ3回ストップのほうがタイム的には有利であることが考えられる。
新レギュレーションになり,ニュータイヤの恩恵にあずかることで,常にライバルより前に走っていることが大きなポイントとなるので,予選トップ10の中でも3ストップを取ってくるチームもあるかもしれない。バーレーンではそういったドライバーがいなかったが,ウィリアムズあたりはアグレッシブに行く宣言をしており,3ストップの可能性もある。
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