ガット(ストリング)の基礎知識 ボールとの接点はガットです。自分にあったガットを見つけ定期的に張り替えることをお勧めします。 ラケット以上に打球感が変わるかも??? また、手とラケット(グリップ)の接点は、グリップテープです。こちらも定期的に新しいものに交換されることをお勧めします。 |
1.ゲージ の選び方(ゲージとはガットの太さのこと ) |
細いガットを使用した場合
反発力が強く一般プレーヤー向き。反発力によりボールの伸びが良くなる。ガットにくいついた感覚で、スピンをかけやすいのも特長の一つ。
太いガットを使用した場合
安定感は良いが、反発力は弱まる。切れにくいため耐久性はアップする。ボールのホールド感と打球感が安定する。
2.素材による違い |
ナイロン
ガットとして一般的な素材で、良く使われている。雨に濡れても強い。硬い、柔らかい等多くの種類があるので組み合わせでいろいろな特徴を
出すことが出来る。
ポリエステル
単一繊維であるので硬く、切れにくい素材ではあるがテンションを維持する力は弱い。素材の長所を活かせるのはある程度力のあるプレーヤー。
ハイブリッド
素材や種類の異なったストリングでメイン(縦糸)とクロス(横糸)のストリングを張り上げる方法のことをいいます。ストリングはメイン(縦糸)とクロス
(横糸)で役割が違います。メイン(縦糸)は耐久性やスピンのかかり具合に影響します。クロス(横糸)は打球感などのフィーリングや衝撃吸収
に影響します。縦と横で違うストリングを使うことにより、両方のストリングの特性を活かしてより高いパフォーマンスを引き出すことが出来ます。
3.ラケットタイプとガットの関係 ![]() |
軽量タイプ・厚ラケ(ワイドボディ)のラケットを使う場合
硬めのガットを選ぶと衝撃が強く手首や肘を痛めてしまう事がある。柔らかいホールド感のあるガットや振動吸収性のあるガットがおすすめ。フェイス面積の大きいラケットを使う場合
スウィートスポットが広く良く飛ぶため、テンションを上げて飛びを抑えると良い。逆にフェイスの小さいラケットはボールの飛びが悪くなるため、テンションを
下げたり、細めのガットを選ぶなどの工夫が必要。
4.テンションの違いによる打球感(テンションとはガットの張り上げ時の強さ) |
おおよその目安として、52〜55ポンドが高テンション、50ポンドが標準的なテンション、45〜47ポンドが低テンションとして分類されている。
高テンション(硬め)
スイングスピードの速い上級プレーヤー向け。飛びすぎを防ぐ。スイングスピードが速いプレーヤーは、スイングスピードの速さに対してガットの戻りが追い
つかないため、高テンションの方がプレーが安定する。
低テンション(柔らかめ)
抵抗感なくボールを飛ばしたいプレーヤー向け。ガットをたわませることで、ボールを飛ばすことが出来る。ボールを包み込むのでホールド感があり、ボール
とガットの接触時間が長くなることにより、回転がかかりやすくなる。