池の様子をもっとみる。

 池の広さは10坪くらい、と言った舌の根も渇かぬうちに恐縮なのだけど、実際に水を張ってアルさんが暮らしているのはその半分くらい。
 と、言うのは、我が家の池は二つの高低差のある池がつながっている感じで、十分に水位が高ければすべてに水が行き渡るのだけれども、それではアルさんには深すぎるような気がするし、その高い方の池は、私の住んでいる棟を超えて茶室の庭まで流れ込んでおり、そちらは私の管理が全く及ばないので、アルさんには悪いのだけど、現在のようにさせていただいています。
 もっとも、全面に水を張っていた頃も、アルさんを茶室の方で見かけることはなかったし、仮に半分にしたところでアルさんひとりで暮らすには十分広くて悪い環境では無いだろう、と、思うのだが・・・。

 ちなみに、よく聞かれることなのだけど、いわゆる脱走対策はなにもしていません。いなくなったところで、そもそも脱走という言い方もどうかと思うのだが、ともかく、柵の類は皆無。アルさんがなぜ出ていかないのか、本人に聞いた訳じゃないけれど、自分から住み始めた池なのだから、それなりに気に入っているのではないかと思う。

 実はアルさんに先立つこと数週間前、アルさんと同じようにある日クサガメが池にいたのだけど、そのクサガメは庭にあがったり池に入ったりを繰り返していたから、脱走が不可能な構造ではないらしい。そのクサガメは、最近では近所の田んぼや用水池で見かけるから、うちの池は一時的に利用したのだろう。季節的なものもあるのかもしれない。 


俯瞰
↑俯瞰でみたところ。この写真の上の方が私の住んでいる棟であり、右には渡り廊下が池を横切っている。
ちなみに私はこの写真のために屋根に登った。私は極度の高所恐怖症で、たとえば、2階のベランダの端にも近付けないのである。
二度とやりたくない。



→で、その渡り廊下から見る。トップの写真もここから撮った。中央に穴が空いているのは、悪趣味な噴水付き灯籠を沈めるもの。
余談だが、トップページの写真には、実はアルさんが写っているのだけど、気づいてました?


↓真ん中の穴。直径は30センチ強で、アルさんが入れる程度。中は落ち葉や泥が堆積している。これを斜めにしたものが渡り廊下の下にもあって、冬眠にはうってつけか。
北から
あな
→正面に見える建物が渡り廊下で、池はその下をくぐって茶室の前まで流れ込む。
実際水の張ってあるのは、渡り廊下を超えて1メートルほどである。
さらに余談だが、このページの写真の中で、この写真にだけアルさんが写っています。わかります?
南から
水位が低い←こうしてみると水位が低いのがわかりますね。最も深いときだと、たとえば写真左側のシダの葉先は、水に浸かる。
手前に見えるのは間違いなく噴水なのだけど、どう使うのか、私には見当も付かない。


アルさんはここにいました。

池のこと。

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