池のこと

　池の広さは、１０坪くらい。底はコンクリート、周囲は大小の石で固めてあります。水は雨水が溜まったもので、流れはありません。水深は、最も水量が増したときでも４０センチぐらいですが、ところどころ、噴水や排水ポンプを沈めるための穴が空いていて、そこはさらに３０センチほど、深くなっています。土管を、垂直に埋めたようなものを想像してください。

　陸場は、池の中程に島状に配置された石が数カ所、さらに、岸側に、比較的平らで大きな岩が配置されており、甲羅干しの他、植物の陰に隠れることもできるようです。
　池の底には、落ち葉や泥が薄く堆積し、先の土管の中では半分くらいまでそれらで埋まっているようです。亀がいる他は、他の生物は飼ってはいませんが、アマガエルやその他の水生生物はいると思われます。また最近、近所の水路からタニシをたくさん捕ってきてばらまいてみましたが、数日経った今も、その活動は確認できていません。その他、周囲にはシダをはじめとした植物が植えられているので、岩場にあがってはそれらを食べる姿も、何度か見かけたことがあります。