トイレで「恥かいた」はなし
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トイレってとても小さな空間なのですが、
リフォームではあなどれない場所なのです。(笑)

これも、私がまだリフォームプランナーとして
デビューしたてのころのはなしです。
 
あるマンションに住む年輩の女性宅からトイレのリフォームを頼まれました。

壁のクロスとか床はそのままでいいから、
便器だけを取り替えて欲しい。

便器は種類もたくさんあり、下見の時にきちんと見ておかないと、
次に入れる商品が特定できないものです。
(品番のシールが残っているのこともありますが、
まれにどこのメーカーかわからず、写真をとったり、
あちこち測ってみることも)

その時は、幸い入れ替え用の品番もすぐわかり、
内装も替えないので、安心して現場に向かいました。

ところが…
新しい便器が取り付けられたところを見てみると、
なんと床のクッションフロアが元の便器の形通りに
切り抜かれた跡がはっきりと見えてしまっているのです。

「!!!」
つまり、元の便器の時に、クッションフロアを貼り替えたので、
便器のまわりだけクッションフロアが貼ってあったのですが
元の便器と、新しい便器の床に接する部分の形がちがったので、
(というか、元のより一回り小さくなっていた)
さらに古いクッションフロアが見えてしまったのでした。

現場では、切り損じやなんらかのミスで、
仕上げ部分が寸足らずになったり、隙間ができることを
「恥かく」と表現することがあります。
文字通り、私は「恥かく」ことでお客様に「恥をかいてしまった」のです。

幸い、お客様の娘さんが、
「クッションフロアは貼り替えないっていってたんだから、
周りにマットでも敷いて隠せばいいわ」
と言ってくださったのですが、
「プロなんだから予想できたのではないの」と思われる方も
中にはいらっしゃると思います。

リフォームでは本当に細やかな心遣いが必要なのです。



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