7月2日  日本語完璧の韓国人姉妹とラフティング 今日の一枚を見る

アンタルヤのドア  写真(左)は宿の近くにあった家の入り口。世界のドアを集めた写真集があるくらいなので、こういったのも人にインスピレーションを与えるのだろう、ぼくも何枚か建物をドアを撮影している。まあ散歩の途中でたまたま見つけたものを撮るだけだが、もちろん実物は写真なんかより十分何かを持ってるような気がする。

 朝9時から9時半の間に出発だとエルさんに言われていたので、8時40分に部屋を出て朝飯を買いに行く。近くの雑貨屋でパンを2つと1Lのマンダリン味シュウェップス計3MTL。このマンダリン味のシュウェップスかなりお気に入りで暑いアンタルヤでずいぶんお世話になった。
 庭で今買ってきた朝飯を食べている間、別のテーブルでは今日一緒にラフティングに行こうかどうか朝になっても悩んでいる韓国人グループとエルさんが何やら相談をしている。交渉がうまくいっていないよう見えるが、一体何の条件がそれほどまでに交渉を長引かせていたのだろうか。

 1Lのマンダリンシュウェップスを飲み干すあいだ、韓国人グループとエルさんはずっと相談していたが最終的に行かないことになったようだ。で結局ぼくともう一つのテーブルに座っていた女性二人組とエルさんの4人で行くことになった。韓国人姉妹とエルさんから聞いていたが一人は日本語でエルさんと会話している。ん?違和感無い日本語だけど・・・

 エルさんの愛車プジョーでかっとばす。ぼくとエルさんと日本語を話す一人はもちろん日本語で会話するが、もう一人はまったく理解できないよう。日本語を話す女性がもう一人に韓国語で通訳して遅れて話題にのっかるというかたち。
 この姉妹は姉が大学で日本語を勉強しているので実に流暢に日本語を話し、関西弁のぼくと外国人上級レベルの日本語を話すエルさんの会話をすべて理解できるのだという。それにしても大学で勉強したからといってこれほどうまくできるものだろうか、とぼくの知っている日本の大学生を思い浮かべて首をかしげてしまった。

 2時間ほどでラフティングスタート地点に到着。乗っている間はまったく撮影できないのでカメラを含む荷物は車内に置いていくことになった−−−ということでまったく写真が無い。唯一ラフティング中の写真があるのだが、それは商業的に買わされたモノなのでちょっと公開は(^^;; ちなみに値段は5MTL(最初は10MTLだった)。
 イスタンブルから来たトルコ人の家族連れ観光客と一緒で7人+インストラクター2名の計9人の結構大型のボートでラフティング。夏なので水量は多くないらしいが、それでも落差のある急流で水浸しになったり、川幅の大きく流れのゆったりした地点から雪の残る山脈を眺めて仮想ロッキーを体験したり、インストラクターに川に落とされたり(最初はエルさんにやられた)、あっというまの4時間。めちゃめちゃ楽しい時間を過ごした。
 ラフティング終了後、河原で用意されていた焼き魚を食べて帰途につく。エルさんはトルコ人らしくかなり飛ばし屋で、途中車のディーラー(プジョー)に寄ったりしながらでも長く感じることなくアンタルヤに戻ってきた。

 まっすぐ宿に戻るものと思っていたが、エルさんの知り合いが社長をする会社に寄っていくことになった。何か話しがあったらしいが、川遊び帰りのアジア人で、Tシャツ単パンのもちろんビジネスの雰囲気など全く感じさせない連中の訪問を秘書がコーヒーまで淹れてくれて歓迎してくれた。
 その会社は印刷関係で、地下と1階は印刷機械が並ぶ工場になっていた。
 で、その社長がまたぼくに親切で、この機械は日本製だ、あの機械も日本製だ、そこでデザインを担当している技術者は日本で勉強してきたエリートだと次々に手招きしてぼくに説明してくれたり紹介してくれたりした。ご多分に漏れずかなりの親日家で、女性であるにも関わらずほとんど無視状態だった姉妹にはとても悪いことをしたとぼくが勝手に思っていたが、それは(女好きの)エルさんがしっかりフォローしていた。

繁華街側を眺める  エルさんに安いピデ屋さん(トルコ風ピザ)を教えてもらい、一緒にラフティングに行った姉妹と食べに行く。ピデ3枚とペプシコーラ2本で7.5MTLという安さ。ピデも大人の男1人1枚で十分な量だった。

 写真(右)はトルコ屈指のリゾートであるアンタルヤの夜の一風景。観光地である旧市街はほとんど遺跡なので、夜になると新市街とそれに伴って発展してきた海岸の開発地区に喧騒は移る。
 この写真を撮った旧市街側からでも生バンドの演奏が聞こえてきてめくるめく長い夜のイメージをかきたてる。シーズン中は相当な盛り上がりだそうだ。
 時期的にそのリゾートシーズンにはちょっと早いが、それでも現地の若者や家族連れが夜になって涼しくなるので沢山街に出てきている。

 思ったより晩飯が安くついたのでちょっとかっこつけて奢りにしてしまった。(^^;;
 そのままいくつか近くのネット屋に入ってデジカメのメモリからCDに焼く値段を調査。これは思ったより値段が高い。
 しかしあれほど日本語の上手な姉がなんと英語がそんなに得意ではないという事実を知ってびっくりした。トルコは日本語ができる人が多くて良かったが、ぼくに英語の会話を任せるレベルではちょっと問題だぞ(笑)。
 ウィンドウショッピングをしながら3人で海辺を散歩しつつ宿に戻る。ピデのお返しにドンドルマ(トルコ風アイス)を奢ってもらったりしてまったり過ごす。

 宿に戻ってシャワーを浴びて近くの店でビールを買い、庭でちびちび飲む。夜になるといつも庭でビールを飲んでいる英国人(この老人、訛りがひどくてとても英語には聞こえないので苦労した)と住み込みのモロッコ&日本のカップルと旅話で夜更かし。
 明日はケコワ島へのボートツアーで朝早いのに、結局また1.5Lもビールを飲んでしまった。。。

 トルコ トルコ/アンタルヤ ラゼルペンション 2004年6月30日,7月1,2,3,4,日泊
ラゼルペンション ラゼルペンション
宿泊料5泊で50ドル、ファン・バス・トイレ付
アンタルヤに来る日本人バックパッカーのほとんどがチェックする有名日本人宿。ここも日本人妻がいる宿だが、旦那のエルさんは日本語ペラペラでなんと皇族の方とも会ったことがあるという色々な意味での実力者(宿にそのときの写真あり)。
ドミは4ドルだがぼくは10ドルのファン付シングルに宿泊。ユーロ2004の決勝を見るために5泊もしてしまったが、リピーターが多いのも頷ける居心地の良さ。たまたま俗に言う「盛り上がり系日本人」が少なかったということもあるかもしれないが、アスペンドスへの音楽祭ツアー(季節モノ:個人で行った)やラフティング、船を借り切って行くケコワ島ツアーなど良心的な値段でリゾートを満喫できる。
ちなみにエルさんは市長になってアンタルヤを世界一の観光都市にしたいそうです。
ADD:KALEICI KILINGARSLAN MAH TABAKHANE SOK NO30  TEL:(0242)242 7194

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