6月26日  元気いっぱいの子供たちとプレイフットボール! 今日の一枚を見る

 途中セルチュク(エフェソス観光の基点となる町)で休憩したときは、なんとなくなつかしい気がしてオトガル周辺を散歩してみた。
 2002年の5月に訪れてから二度目のセルチュクだが、少し建物が今っぽくなった感じがする。大観光地を近くに持つ経済波及だろうか、少しだが発展のあとが見られる。2年前のように良い出会いはないかなと、少し歩いてみたが日本人には出会わなかった。シーズンではないのだろう。
 ちなみに親切なトルコ人はどうもセルチュクの前に停まったと推測(寝てたからね)されるイズミルで下車したようだ。ありがとうです。やっぱりトルコはいつまでもトルコです。

 セルチュクを出発して途中ずっと寝ていたが、大きな声で「ぱむっかれぇー!」と起こされて寝ぼけながら降りる。オトガルでは無いが数人の男が[RESERVE]と書いた紙を持っているので、旅行会社からもらっているバウチャーを見せて名前を言おうとするが相手サンはそんなのお構いなし。さあさあと待機しているバンにぼくを含めて5人の旅行者を乗せる。ぼく以外の4人はカナダ人の家族連れ。
 そのバンの車窓から見覚えのあるオトガルが見えた。ここも2年前に訪問しているが、この大きく混みあっているオトガルは印象深いので良く覚えている。
 どうやらオトガルの手前で降ろされたようで、今乗っているのは結託している宿のバンのようだ。しきりにそこを薦めてくるが途中で降ろされるのも面倒なので、とりあえずパムッカレまで行こうと「えいごわかりましぇーん」を装っていた。カナダ人はぼくをバカにしている感じに見て取れた。

 結局予想通りぼくが言う予約済みの宿とは違う宿に連れてこられたが、ぼくは強硬に主張してバウチャーを見せてそこ書いてある宿まで連れて行けと声を荒げた。ぼくがこれだけ怒るのは珍しいけど、やり方がちょっと汚いのでガツンとやっておかねばならないと思った。カナダ人家族もいたし、他の客も現地の人もいる前だから安全は確認済みでのこと。
 ぼくが日本人らしくない怒り方をするので、その違う宿の人間も諦めて実はすぐそばだったぼくの予約宿に連れてきてくれた。
 なんと歩いて5分もかからない(トルコ人が言うには30秒の距離だが)ほど近い。連れてきたトルコ人は最後は握手までして帰って行った。やっぱり言うべきことは言わねばならぬ

現地家族  ようやく宿にチェックイン。宿の女将は日本人だがこちらは稀な成功例でしょう。部屋もまずまずで掛け布団になるタオルケットをかわいらしくセッティングしてあるのがまたいい(宿情報参照)。ただ水が出ないのにお湯(自然に温まったのか温泉なのか)が豊富に出るという変則エラーがある。

 写真(左)は道を聞いた子供達とその家族です。PTT(郵便局)へ行こうと思っていたが閉まっているということなのでこの子供達とサッカーに興じた後に撮ったもの。実際はぼくを入れてみんなで13人いたのだが、写真を撮るとなるとこの家族だけを残して家へ帰って行った。この家族の経営するキャンピング場でサッカーをやっていたので、持ち主(「力(チカラ)」があるのかも)に対する遠慮かもしれないがよくわからない。

 フットボール(サッカー)は男の子6人のチームと女の子7人+ぼくという編成。かなりハンデあり(笑)。
 案の定ぼくが上がった隙に何点か取られて負けたが、女の子もこういうことをやるんだなあと感心したもんです。イスタで知り合ったトルコ人の女の子はサッカーを見に行くこともしないというので理由を聞いたら「Because, I'm Girl.」と答えたことが非常に印象的で、そのイメージが強かっただけに余計に印象深いのかもしれない。大人の女性はそんなはしたない事はしない、ということか(そう言えば、日本にもそんな風習があったような気がするが、今は昔・・・)。

 かなり疲れたので宿に戻ることにする。激しいプレーで足の裏の皮がむけてしまっている。
 宿で隣の旅行会社の若者と話しをしていると、ここに4日間も宿泊しているという日本人女性が登場。一体ここに4日間も滞在して何をしているのと聞いてみたが、答えは「別に何も。ただぼーっとしてます。」だった。

ティータイム  日本人女性と当り障りの無い会話してから、観光の目玉であるパムッカレへ行ってみる。
 パムッカレの入場料は5MTLなのだが、オープンからクローズまで(あくまでゲートがですよ)の有効期間なので明日にそのチケットを買って今日は(ゲートが)クローズした後にちょっと覗いて見ようと思っていた。それを隣の旅行会社の若者に話すと、明日だけで十分だと笑われた。・・・まあそんな規模だということです。

 写真は2年前にも撮影したラクダの親子。今ではすっかり子供のほうが仕事をこなしているようでちょっと嬉しくなった。DNA検査はできないが、確かにあの親子だと確信している。
 2年前の画像はココ(戻りはブラウザの「戻る」でお願いしますね。飛んで行っちゃいますから)にあります。

備え付け  とりあえずパムッカレの入り口が2年前と変っていないことを確認した。
 近くの売店で水を買おうと思っていたら現地の青年の声を掛けられて少し話する。写真(左)はその青年が撮ったトルコ美人。デジカメを珍しがっているので触らせてやったら女性の写真ばかり撮る。こっちまで怪しまれると困るのですぐに返してもらったが、実際ぼくが旅の途中で撮る枚数が減ってきていて、使える画像が少ないのでこのようにここに登場してしまいました。
 アイスクリームを欲しがるかわいい子供と、トルコのアイスの看板でも見てください(^^;;

 再び宿に戻り、お願いしていた夕食(女将にお願いして7MTLで個別対応してくれる)を食べる。なんとなく日本風にアレンジした料理やパスタ、サラダなど旨くてとても満足。英語で会話する旦那さんと一緒にがんばってくださいね。
 続いて次々と迫り来る蚊をひねり潰しながらオランダvsスウェーデンを見る。ビールを飲んでちょっと熱を発しているからかかなり対蚊アクションが大きくなり、女将に虫除けスプレーを貸してもらう。すいませんです。
 途中さきほどの日本人女性がやってきて、ぼくと同じくサッカーを見ていた隣の旅行会社の男の横に座る。いきなり普通の関係ではない距離に座っているので、そういう関係かと合点がいった。
 余計なことを何でも話してくれる同じ旅行会社の別のトルコ人が言うには、2、3日前から女が猛烈アタックをしているらしい。もちろんけしかけたのはトルコ人のほうだが、女がのぼせ上がってしまってこの宿に延泊延泊という状況なのだという。「ぼーっとしてる」じゃなくて「ぽーっとしてる」でしょうが。

 楽しいサッカー観戦が、目の前で展開される激しいスキンシップと昨日の「かんたん」ストーリーを思い出させてくれたお陰で台無しになった。試合が終了する頃には密着度はさらにアップ・・・

どうぞすてきな夜を

 ということでぼくはビールを1.5L飲み干して寝る。

 トルコ トルコ/パムッカレ カレホテル 2004年6月26日泊
カレホテル カレホテル
宿泊料不明、バス・トイレ・朝食付
ここも日本人妻のいる宿で、その奥さんは少し高いコライホテルを併せてホテルを3軒も経営している旦那と英語で会話していた。ぼくはイスタで組んだツアーの指定宿ということで宿泊。ピックアップバスは必ずしも目当ての宿に向かわず、予約云々関係なく別のホテルへと誘うことが多いので注意。オトガルにきちんと入らないと怪しいと思っていい。
夕食は別料金だが奥さんの手料理が食べれる(好みを聞いてくれて多少日本風にアレンジ可、ぼくの場合は7ミリヨントルコリラ)。
旦那は近くの旅行会社も経営しており、エフェスやアフロディシアスのツアーなど様々な要望に対応しているらしいがぼくは未使用。その旅行会社で働いているトルコ男にいかれた日本女が同ホテルに滞在していて、わざわざ人前でくっつくので不快でありそれだけが残念でならない。
そして時期だからだろうか、水が出ないのにお湯が出るという変則システム(爆)アリ。

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