6月25日 にっぽんじんがいかにかんたんかをかたられる | 今日の一枚を見る |
なかなか挑戦的なタイトルですが、トルコを旅する日本人である以上これは避けられない問題なので、日記の中盤は若干ソレ系の話に流れます。ご了承ください。 写真(左)はパクリ物っぽいが、案外そうでもないブランド商品まがいの靴です。店員の態度からすると撮影されるのは好ましくないらしい。 取り立ててすることが無いのでグランドバザールへウィンドウショッピングへ出かけた際に撮ったものです。 今日は夜にイスタンブルを発つ日。イスタンブルからパムッカレで1泊して、旅行会社が薦めるエイルディルでのんびり3泊、さらにリゾート地アンタルヤで5泊という夢のようなツアー。ツアーといっても、アンタルヤまでの移動手段とパムッカレとエイルディルの宿の予約をしただけ。 昼過ぎに旅行会社へ行き、上記の内容で契約する。227US$、自力で行けばもっと安くなると思える値段だったが、エイルディルという土地の紹介料と裏を含めたイスタンブル事情を色々聞けた情報料ということにしておこう。 230US$から3US$下げるのに2時間かかった(^^;; ほんとかウソか、担当曰くもうけは2US$だけ。余計にウソっぽいが、そういうのは信じておいたほうがこちらのキズも少なく済むというもんです。 時間を持て余していたので無料で開放されているギュルハネ公園へ行き、写真(右)のチャイをお金払って飲む。優雅な午後のティータイム、海峡を行きかう船を眺めながらゆっくり過ごす。 時間かけてチャイを頂いたあとに公園を歩いているとなにやら放送があって、同じように公園で散歩していた現地の人々が帰り支度を始めた。ぼくもとりあえず出口のほうへ歩いていくと、既に警察がやってきていてこの公園はクローズだと言っている。 仕方ないので公園から出ると、同じく追い出されたトルコ人学生の集団に飲み込まれてしまった。 周りを囲まれて自己紹介と握手&質問攻めに合い、何枚かの写真を撮ってあげる。素直にポーズをとる連中が妙にいとおしく感じられて、ここがイスタンブルでないような錯覚まで覚える。でもこれがトルコやなあ。 宿に戻ってパッキングしてチェックアウト。最後の最後で宿のおかみに会ったが、とても感じのよさそうな人だった。残念、ちょっと遅すぎた・・・ 旅行会社に荷物を置いてどこか見物にでも行こうかなと思っていたが、ほとんどは臨時休業になっているという情報を聞く。現地旅行会社の人間もうんざり状態だという。そうならそうでもうどうしようもないので、ぼくの担当とサッカーから政治、トルコと日本、色々と話す。 その会話の中で大部分を占めた<にほんのおんながいかにかんたんか>、それを非常にシンプルに説明してくれたので記述しておきます。 ニホン、ニホン、ニホン、コリア、ニホン、ニホン、ニホン、メキシコ、ニホン、ニホン、ニホン、スペイン、ニホン、ニホン、ニホン、ルーマニア、ニホン、ニホン、ニホン、ニホン、ニホン・・・ こんな感じのローテーションで、トルコの旅行会社の男は夜は別の行動もしている(ときがある)。とてもやさしくて非常に親切で良いヤツが多いが、こういうこともあったりするので、該当するみなさんなにとぞよろしお願いします。ホンマに。 聞いていると、なんだかぼくを含めて日本人全体がバカにされているような錯覚に陥り強く抗議したが、やはり現実なのでいかんともしがたかった。実際にそんな感じのカップルを嫌と言うほど見てきているのが痛い。 軽くさわりだけだが裏話はこのへんにしておいて、普通の旅行記に戻る。 旅行会社の前からピックアップのバスに乗り込みオトガル(バスターミナル)へ移動。バスに荷物を積み込んで出発を待っていると、同じバスを待っている現地人から声をかけられた。 最初はチン(中国人)かコリ(韓国人)かと間違えて聞いてきたが、ぼくが日本人だとわかると表情が豹変、とても日本に好感を抱いており、何度も「じゃぽん、ぐうー、じゃぽん、ぐうー」と言ってくれる。さっきまで旅行会社でしていた気持ちの悪い話とはえらい違いで大変気持ちよくなってくる。あまりに誉めてくれる(いやぼくを誉めてるんじゃないってことくらいはわかりますよ、わかりますけど、なんか嬉しいのだ)でこちらも「てしぇっきゅるえでりむ」とつたないトルコ語でありがとうと伝える。 写真(左)はイスタンブル−セルチュク経由パムッカレ行きで乗ったバスに備え付けであったクッションです。微妙なミッキーがトルコっぽい。 さきほどの彼がぼくのチケットを見て席を探してくれる(いやそれくらいはわかりますよ)。さらに売店に行って水とパンを買ってきてくれた。 睡眠薬強盗の話もあるしさすがに物をもらうのはちょっと危険だし、水は車酔い大王のぼくには必需品なので既にあることを示して、その厚意だけ受け取る。ちなみにトルコのバスではパックに入った水が沢山装備してあって、基本的に自由に飲んでよいことになっている。 バスが出発しても彼は何度も振向いて(ぼくが5席分ほど後ろだった)様子を確認してくれた。ぼくと目があうとニコニコとして頷く。休憩になると先にバスを降りてぼくを待っていてくれて、トイレはあっちだとか、ここはどこだとか色々とおしえてくれる。そしてことある毎に「じゃぽん、ぐうー」と言う。毎回新しい水を差し出して「いる?」と聞いてくれるし、なんだかこちらが悪い気がしてくる。ありがたすぎて困る状態。 8割がた席が埋まったバスだが、さすがにトルコの長距離バス。快適ですぐに眠くなってそのまま眠ってしまう。 |
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