6月20日  琢磨の表彰台を目撃! それにしてもなんか痒い(^^; 今日の一枚を見る

 朝7時頃目が覚める。カワニシさんがヴェリコ・タルノヴォという観光地へ出発する日で、既にパッキングをすすめていた。せっかく色々と教えてもらったので見送りせねばなるまい。
 これからの旅の無事を祈ってお別れ。カギがかけれないが、まあ朝だから良いだろうと思って再びベッドへ入るが、そうそう寝れるわけでもない。
 ちょっと無理言ってオーナーに朝食を出してもらう。紅茶の追加をお願いしようと思ったが、追加料金0.5E取られるというのでやめ。シャワーを浴びて観光の用意。一応今日もソフィアの観光だけど、ほとんど昨日で回ってしまったような気がする。
 カワニシさんも昨日時間を持て余していたようだし、首都にしてはこじんまりしていい感じだなと思った。観光で動きまわる人には1日2日で十分だと思う。

共同温泉  個人でやらないように言われていたので洗濯をお願いして(お手伝いにきているおばちゃんに渡す)観光出発。
 トラム沿いに中央駅の方向に歩いていくと写真(左)の共同水汲み場がある。実は温泉なんだそうで、近隣の住民はこのように毎朝取水しにくるのが日課になっている。

 相性の良かった今回のニューバランス(靴)とちょっとしたいさかいが(笑)・・・最近の歩き詰めが祟って小さな水ぶくれができてきた。これはもっと歩く事になるだろうトルコに入るとかなりやばいかなと一応心配したが、実際問題心配しても仕方が無い。できたものはある程度になってから潰して早く皮を剥いたほうが良いので、今日はとにかく歩くことにした。

日本語  ということであてもなくとりあえず歩いてみる。観光で行くようなところは、昨日カワニシさんに「歩き方」を見せてもらったのでほとんどないと認識。写真(右)のような「お!」とくるビラとか写真(下)の露天の花屋を撮ったりした。

花  日本語のビラは結構高い位置に貼ってあり、普通の人間にはジャンプしないと届かないような場所にあったのだが、それはそれでどうなのかなと感じた。しかし何枚か連絡先を記した部分が切り取られており、要らぬ心配のようだった。

 また花屋の写真は個人的にかなり気に入っているのだが、その花は、花屋というよりおばあちゃん自身が摘んできた花を束ねて鉢植えに入れて置いてあるだけのものだったけど、写真のようにかなりきれいな花で得意のボケはほとんど無くて上手く撮れたかなと思っている。

 午前中一杯大いに歩き、宿周辺部の地理的な感覚もかなりつかめてきた。
 宿に戻って情報ノートからネット屋の情報を探してそこに行き、ひさしぶりにネット。数通のメールに返信してBBSにも書き込み。便利な時代でございますな。
 その足で中央市場へ向かって昼飯。やはり昨日教えてもらった店でまたチキンとサラダ。旨いとわかってるモノがあるとあえて冒険しないんだなあ、もったいない気がしないでもないけど。
 それにしても今日は一人も日本人を見ない。昨日はこの中央市場にもそれらしい人がいたが・・・

 ??んーなんだろう・・・腕とか足とかがかなり痒い。噛まれた痕のような点々がいくつも、特に左腕にみられる。ありゃ生涯初の南京虫か? しかし一体どこで?
 考えられるのは、サラエボのヤスナの部屋のベッドか、サラエボ−ベオグラード間のバス或いはベオグラード−ソフィア間の夜行列車の寝台か、はたまた今の宿のベッドか。
 今の宿は何かいい訳つけて替えてもらえるとしても、思うにヤスナのベッドがかなりやばそうだ。彼女の密着攻撃を避けるためにギリギリまで端に寄って左手はマットとベッドの隙間の上にあったのだ。これは今の左腕の状態をみて、その集中度からして信憑性は高いと思う。ますます要注意宿になりぞヤスナ(イヴァナ)の家。

 宿に戻って、一休みしていた客引きの若い白人男にベッドを替えてもらうようにお願いする。ヤスナの宿で着ていた服(もちろんいつでも逃げ出せるように動ける服装だった)は幸い今朝洗濯に出したし、もう一度シャワーを浴びて潜んでいるかもしれない南京虫を流しておこう。
 最低限のことをやって部屋で休憩。アメリカ人男と中国系の女のカップルが新しく入ってきたが、いきなり抱き合ってキスしている。おいおい、ドミトリーですよ(^^;;;(虫残しておけば良かった(爆))

 見ていられないので再び外出。明日のイスタンブル行きの夜行列車の予約をするために、トラムで中央駅へ向かう。
 国際線の売り場がよくわからなく駅構内をさまよい歩く。最初知らずに国内線の売り場に並び、指で指された方向に歩いてみるが何もない(実はそのさらに奥のほうにこっそりあった)。
 見つけられないのでもう一度別の国内線の売り場に並んで聞いてみるが、「インターナショナル!」と言って同じ方向を指差すだけ。親切心というものが無いのか、もう一度行ってみるが見つけられない。そんなところに国際線の切符売り場があるとは思えないほど、かなり暗いので非常に困った。
 ようやく辿り付いたがカードは使えず現金のみということなので明日、直接買うことにして値段だけ確認(寝台55LEV、席のみ38LEV)。

 ということで明後日にはイスタンブルに入ることがほぼ確定。一応狙っていた宿の予約をしようと再びネット屋へ行く。
 イスタンブルでは有名な日本人宿[tree of life]に、急な予定で返信いただくメールに目を通すことができないけど確実に覗います、と予約メールを送る。きちんと届いていると良いが・・・

中央市場 定番の飯
 帰りは中央駅から歩いて戻り、途中にある写真(左上)の中央市場で写真(右上)の夕食。これはポークだが、このトマトケチャップソースがかなり旨くてわずかの滞在の間にでも何回も通ったわけです。値段が安いというのもあるがやはり基本は味。この店はそれをクリアしていた。

 まだ明るいのでさらにぶらぶら、スポーツバーでF1やってるのに目が行き、一番安いエスプレッソを注文して店の中の誰もいないシートに座り一人で見る。外のオープンカフェは大繁盛しているが店内はほとんど客がいない。
 期待の佐藤琢磨は現在5位、ネットでみていたら予選は3位だったのでスタートで何かアクシデントでもあったのだろうか。上から吊り下げられた小さなモニターを下から目を凝らして見る。
 琢磨の前を走っていたモントーヤが黒旗でそのままリタイア、3位のトゥルーリと4位の琢磨のバトルになるかと思いきやCM。そのCM明けにはいきなり3位になっている琢磨が映し出される。これこれそのバトルを流さんかい。
 琢磨3位のまま残り2週になった。欧州的にはメインイベントのスペインvsポルトガルを見にぞくぞくと人が集まってくる。ほとんどはオープンの方に行くが、良い席が無いので店内にも入ってくる。もちろん店内にもいくつかモニターがあってそれぞれサッカーチャンネルに照準を合わせるが、ぼくのモニターだけF1。
 日本人二人目の表彰台を見届けるのだ。誰にも邪魔させないぞ、と思っていたらいきなりチャンネルが変る。

 驚いて振り向いたら、逆にぼくの表情に驚いた白人青年が両手を胸の辺りに上げて「へ?」という顔でぼくを見ている。
 ぼくは日本語と英単語を織り交ぜて、日本人にとって歴史的な日だ、あと2周だからチャンネルを戻しやがれコノヤロウと言った。
 白人は肩をすくめてチャンネルを元に戻したが既に最終ラップで画面は優勝確実のシューマッハばかり。

 結果が表示され琢磨の表彰台は確保されたが、その瞬間を見る事はできなかった。そして店はサッカー見たさで集まった人数でかなり混雑してきたので、表彰台のシャンパンファイト映像も見ずに退席、ビールを買って宿に戻りサッカーを見る。宿でもこの試合で盛り上がっている。
 結果はポルトガルの1-0。確かに今日はポルトガルのほうが優っていたねと一緒に観戦した数人と合意し眠りにつく。明日はブルガリアの目玉であるリラの僧院に行き、イスタンブルへ向かう。

 ブルガリア ブルガリア/ソフィア インターネットホステル 2004年6月19,20日泊
インターネットホステル インターネットホステル
宿泊料2泊で40レヴァ:20ユーロ、バス・トイレ共同、朝食付
ソフィアのユースと言えば、どこにでもカードが置いてあるHOSTEL MOSTELが有名ですが、できて間も無いここも悪くないと思う。しかもオーナーが若い女性で結構小柄で美人(基本的に白人のブロンドは太ってなければ美人に見える)。
列車でベオグラードからソフィアに着いて、降りた瞬間に声をかけてきたのでそのまま入る。両替も両替屋でやらずATMでキャッシングしたほうが無難と教えてくれたり、リラの僧院のアクセスを教えてくれたり、ユースホステルだけにあたりまえだが情報には困らない(この国のボリ率は結構高いので注意)。ぼくの入った部屋はドミで5ベットだが、結構広々としていて清潔だった。
キーデポジットに10レヴァ、登録料に1.5レヴァ必要。
Sofia, 50A Alabin Str. 2nd floor, 6th App.  TEL:+3592 9899429

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