6月16日  おまけの滞在を宿でビールを飲みながら読書で過す 今日の一枚を見る

マーケット  飲みながらの話では異常にもりあがるヌーディストビーチが目の前にありながら、結局行かないことにした。かつてバンコクで白人のデブ男に声をかけられたことがあって、気味悪さでゾっとしたことを思い出し、とてもそのような可能性のあるところへ一人で行く気にはなれなかった。
 かといって旧市街の観光ももう十分という感じだったので、宿の近くをぶらぶらと歩いてみる。もちろん旧市街方向へ向かうのだが、写真(左)のようなマーケットをみつけた。
 ローカルな市場を見つけると中を回って何枚か撮ることを自分に課しているので、とりあえずということで色鮮やかな花が入るようにアングルを設定(すいません、これでもちょっとは考えてます)。パチパチと写真を撮って、トマトをおやつ用として1個買い、かじりながらまた歩く。

プレッシング  バスターミナル周辺が一番開発されているので、いくつかあるカフェで一休み。日本人か韓国人か中国人かよくわからない旅行者を何組か見かけた。

 写真(右)は郵便局や警察署など官公庁の集まる区画にあった粋なスポーツバー「プレッシング」。なんとも地味なネーミングで思わず撮影。
 今回のユーロ2004を見ていると、旧ユーゴの遺産を使い果たして大して面白くないサッカーをするようになったなあクロアチアと思っていて、ふと見つけたお店の名前にもこの堅実なスタイルを標榜した名前を見つけ、勝手に納得したものです。
 独立したことだし、正に基本から独自のサッカーを構築するという心意気も覗える。セルビアと良い意味でライバルであり続けて欲しい。この地方の政治を考えると身勝手なことだとは思うが・・・・・・。

 バスターミナルでサラエヴォ行きバスのチェック。本当はボスニア紛争の激戦地であったモスタルへ行くつもりだったが、宿の姉妹がかなり危険だと言うので取りやめることにした。
 そしてサラエヴォまで157Kという値段を確認、予約しようと思ったが予想通り明日直接来いという返事。きちんとした予約システムを構築するということは、本当にあらゆる所にパワーが必要なんだなと思った。もし満員だったらもう一泊ということも考えておかなければ。

 ぶらぶらと歩きながら旧市街まで歩いてしまった。
 ちょっと中を覗いて申し訳程度にイズミサノさんを探してみる。まあ当然いない、というよりまだスロベニアを旅行中でクロアチアに入ってもいないはず。
 ネット屋を覗いてメールチェックでもしようかなと店に入って値段を聞く。アルバイトだろうか、サービスの「サ」の字も知らないような対応を受け、ここでチェックすることは取りやめる。値段は覚えないが思ったより高いと感じた。

ヨットと夕焼け  昼前にバスで一旦宿に戻り、買い置きしておいたビールを飲みながら本を読む。目前に迫っているトルコ入りを考えて「コンスタンティノープルの陥落」をスタート。何度も読んだ本だけどどっぷりはまってしまう。
 共同のテラスで読んでいると、姉おばあちゃんに部屋の移動をお願いされる。今日入る客が団体で、大きめの部屋を用意したいというのが理由。無下に断れないので移動先の部屋を見せてもらったが、それほど悪くなくちょっと狭くなるだけだったので承諾。善いやつだなあぼくって(^^)。。。

 写真(左)は欧米各国の国旗を掲げたお金持ちヨットの並ぶ港から撮った夕焼けです。なんというか、もうちょっと・・・ねえ。どうにかならんかな。きれいだと思うんだけどね。
 この港近くのレストランでクロアチア最後の食事、井川遥似のウェイトレスがいるレストランは込み合っていたので雑居ビルの3階にある港が上から見渡せる店。どうしてか客がほとんどいないので一番見晴らしが良い席に座ってると、左右のテーブルは現地のカップルがいつのまにか話に花を咲かせていた。うーんなんとなく首を左右に振れないような雰囲気になっている。
 近くにツアーでよく使われる高級ホテルがあるようで、2、3組の日本人が港を散歩している声が聞こえた。

 この店のウェイターは日本人と話をするのが初めてだというのでちょっと興奮していたが、お互いに微妙な英語で意思疎通ができたかどうかかなり疑問。一応サッカーの話題で盛り上がることはできるので勉強しておいてよかった。ただここでもセルビア人選手の名前を出さないように気を使うのでかなり疲れた。政治というのは難しいものだ。
 パスタとベジタリアンプレートというセットを食べて宿に戻る。
 そして残っていた最後のビールを飲んで今日を締めくくる。それにしてもドゥブロブニクではかなりビールを飲んだ。チェコでも美味いビールにかなり酔わされたがこの国のビールも結構美味い。

 クロアチア クロアチア/ドゥブロブニク *失念*(プライベートルーム) 2004年6月14,15,16日泊
*失念* *失念*
宿泊料3泊で450クーナ、バス・トイレ共同
バスターミナルにいる客引きのおばちゃん姉妹+ネコ1匹の宿。ターミナルから観光地である旧市街方向とは逆にバスで5分程行かねばならず、徒歩で旧市街はかなり厳しい距離にあるためか客引きは少々強引(バス停はすぐ目の前にあります)。最初の宿までのバス代(8クーナ)は出してくれるが、そこまでは至れり尽せりだったためか、宿泊を決めた後の対応がイマイチに感じた。
しかし部屋もバスルームも清潔で、宿で晩酌する人間にとってはうれしい事に自由に使える冷蔵庫もある。
ぱっと見は妹のほうがきつそうだが実は姉のほうがかなりきつい性格している。ユーゴスラビアをめぐる紛争の中で親戚を11人も亡くしたそうで、その話を聞いたときだけはとても気の利いた言葉なんぞは言えず、平和ボケの日本人が入り込める余地はないと感じた。
洗濯は1回50クーナだがぼくは15クーナと勘違いして少々もめた(^^;

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