5月27日 さすがEU。思ったより近代化されていた | 今日の一枚を見る |
朝食を食べに最上階のレストランに行ったらびっくり! すばらしい展望だった。 高層の建物がほとんどないイスタンブルの旧市街が正に一望。たくさんのモスクの塔が見えてイスタンブルにトルコにいるということを実感した。 バイキング形式の朝食中に話し掛けてきたスーツ姿の男性、昨日のボヤ事件のことで話しかけてきたのだが、ぼくにはこの男性が誰だかわからなかった。会話の途中で気付いたので助かったが、昨日寝る前に廊下で話した現地の宿泊客だった。昨夜はラフな格好で今朝はパリッとスーツでばっちりビジネスマン、あまりに違う格好だったのでわかるまで時間がかかった。気付かないもんですわ実際。 ビジネスマンたちが仕事に出かけたあと、こんどはホテルでマネージャーをやっているという女性が話し掛けてきた。宿泊で何か不都合があったかなかったか英語でいくつか質問があったが、昨日のボヤ事件のことはそれほど問題視していないようだった。 確かにホテル側には何の落ち度もないことは無いのだが、煙が充満したことはちょっと換気システム上問題あるんじゃないのだろうかと英語ではとても言えないのでつい「のーぷろぶれむ」と答えておいた。彼女はいくつかの日本語を知っていてうれしそうに話してくれたのだが、それだけでも単純に日本人にとってはうれしいことです。 ![]() 駅から少しぶらぶら歩いてみると早速絨毯屋や旅行会社の客引きが声をかけてくる。久しぶりのトルコ人の洗礼(笑)。ちょっとうれしくなって話しを返してしまい、ぐいぐいとリードされるはめに・・・いつまでたっても成長しないなあ、ぼくは。 ということでいつものようにはい絨毯屋さん。舞台は初トルコのときに長時間粘って、テレビで放送中だったサッカーの話題をきっかけに脱出することができた店があるのと同じ建物内。ひょっとすると同じ店かもしれない。すぐ目の前にツーリストポリスがあり、今回、まるでデジャブーのように初トルコの時と同じような出来事が起こる。 とりあえず欲しい情報を、と思いシリアヴィザを取るための領事館はどこにあるのか聞いてみる。もちろんトルコ人なので親切に教えてくれるのは当然、何人かの知人に電話してまで教えてくれた。でもどうやら昔あった場所から引越ししてしまったようで、はっきりわからないそうだ。で日本大使館の場所を教えてくれた。がしかし、日本大使館はつい最近引越ししたということをネットで調査済みだったのでそれも結果的に間違いになってしまった。残念! 情報収集も期待できないとなるとさっさと退散するのが得策だけど、チャイのご馳走が始まり、さらにいつの間にか絨毯の見物会も始まってしまう。このパターンは何度も何度もはまるのだが、お人よしの日本人なのでうまく脱出するタイミングをどうしても失してしまう。 やはり見た目良いものがかなりあるのだが、何度「いらん」と言ってみた所でこれまたいつのまにか値段交渉に進んでしまっていたりする。ほんとなんででしょうかね。向こうさんは商売だし事実上カモになってることが多い日本人の扱いはかなり巧いのだが、お人よしで話にのるぼくの方にもちょっと問題があると思う。 でなんやかんや8万5千円のキリムを5万まで下げたところでタイムアップ! 急いで帰らないとホテルから空港まで送ってもらえる無料送迎を無駄にしてしまう。 そして大急ぎでトラムに飛び乗ってホテルに戻る。ちょうど迎えのバンも来ていたのでギリギリセーフってところか。 空港に着き、そこそこ厳重なセキュリティ・チェックを抜け、ついに初東欧の最初のポイントとして選んだハンガリーの首都であるブダペストに到着。流れに乗って順調に入国を済ます。 様子見で2000円ほど両替して現地通貨であるフォリントを入手(以下"Ft"とします)。196Ftをコミッションとして取られて残3327Ft、そのうちの2100Ftを一気に市内へ行くエアポートバス代にて支払う。とりあえず旅行者が集まる大きな駅が良いだろうと、国際線発着の多い東駅(ケレティ)へ行くバスを指定。バスの運転手が行き先を呼ぶまで近くで待っているように指示される。エアポートバスの値段が想像していた東欧の物価から判断すると非常に高いので少々驚き、さらに空港の結構な小奇麗さにもイメージを覆される思いをする。 20分ほど待ってバスのドライバーが呼びに来たのでこれまた小奇麗なミニバスで市内へ向かう。車窓からの眺めは東欧をイメージしていたものに近く、濃灰色のコンクリートと黒っぽいレンガが無期質な印象を強くする。唯一自然の緑がさわやかな感じを残すが、動いていない工場跡などを続けざまに見るとやはり厳しい経済状態も現実問題としてあることを思い出す。 東駅(ケレティ)は大きなドーム型アーチを持った駅。構内に入ると宿の客引きがやってくると思っていたが、どうしてか全身黄色のジャージ姿のおばさん一人しかこない。何人か聞いてから決めようと思っていたのに拍子抜け。 黄色のおばさんは一度断ったのでこちらから声をかけにくく、仕方なしにホテル紹介のインフォメーションに足を向けるがそこにも人がいない。閉まってはいない様子だが人が見えない。・・・とりあえずと近づいて行くとブロンドの美人が二人横から出てきて営業中なんだということがわかり、シングルで20ユーロ(以下"E"とします)という条件で宿を探してもらう。 |
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結局シングル1泊30Eで決着。ガイドブックにある市内中心部地図の範囲外であるが、30E出してもそのレベルでしか空きが無いようだった。ここでも予想外の高値で東欧計画の予定再考も薄っすら頭をよぎったが、とりあえず宿までのタクシー(無料)に乗り込み宿で再交渉。紹介所では3泊と希望していたが実際空いているのは2泊だけ、どうやら学生の休み中で沢山市内に遊びに来るんだそうで安宿はほとんど空きが無いらしい。 写真(上)はブダペスト市内を撮影したものです。とりあえず2泊しか取れないので宿で現地通貨を両替してもらい、急いで中心地へ観光に繰り出す。急いでといっても距離感をつかむために徒歩で始めるところがぼくの旅のやり方。 宿でもらった地図とコピーしてきた「歩き方」のブダペスト市内中心部地図をみながらとりあえずくさり橋まで歩く。寄り道しながらで約1時間半、じっくりと今回も歩く旅になりそうだ。 そろそろ暗くなってきたので来るとき使った道を変えて宿に戻る。途中ワインとスナックを買ってなんとか無事に宿まで到着。少し迷ってしまったので帰りは2時間かかってしまった。更に宿周辺はかなり暗く、近くを通るトラムも既に運行を終わらせているために人通りも少なく、ちょっと危険を感じてしまい所々走ったりして不測の事態を回避した。 かなり疲れていたが、ワインを飲む前(コルクは店で開けてもらっている)に洗濯を敢行、腕も足も今日はよく働いた。ハンガリー名産のトカイワイン、なぜか選んだのはドライだがおいしいワインを1本、さらにトルコ航空機内で出されるハーフのトルコワイン1本飲みながら東欧初日は終わった。(←いきなり飲みすぎやんけ) |
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