私の趣味

音 楽
 私の趣味はと問われると、先ず音楽と答えます。それは青春時代の貴重な時間の多くを音楽のクラブ活動に捧げ、今でもそれを思い出すと心が和むからです。

 高校時代トランペットの音色に魅せられ、吹きたくてたまらないという気持ちが押さえられず吹奏楽部に入りました。吹奏楽部で演奏する音楽はマーチや軽いクラシック音楽が主でしたが、その頃 はやったミュージカルのサウンド・オヴ・ミュージックやウエスト・サイド物語の劇中歌などポピュラーな曲も文化祭で演奏した思い出があります。またその頃はマンボなどのラテン音楽も盛んでよく演奏したものです。

 大学ではコンボ(小編成のジャズバンド)の同好会に入りました。その頃、姫路工大ではラッパを吹けるようなクラブは無く、高校時代に覚えた特技を生かせるところはこのコンボ同好会しか無かったからです。その頃の音楽関係のクラブといえばマンドリンクラブ、グリークラブ、それにウェスタン音楽の同好会、邦楽同好会などが有りました。

 モダンジャズに傾倒する仲間の中で感化され、次第にモダンジャズにはまり込むようになっていきました。
モダンジャズといえば即興演奏(improvisation、ad-libとも言う)が命で、これができないと話になりません。
 即興演奏というのは、バックが伴奏するコード進行を聞きながらこれに調和させて即興的に演奏しなければならない為、このコード進行を覚えるためにピアノでよくコードの練習をしたものです。どこからかマイルス・デイビスのアドリブのコピー譜面を手に入れてきて、これを完全に覚えたこともあります。確か曲名は“Doxy”だったと思います。

 大学4年の時、姫路のあるキャバレーのバンドでトランペット奏者の欠員が出たため、そこのバンドマスターが知り合いの工大の学生に誰かいないかと声をかけたところ、その学生が私を紹介し、そのバンドでアルバイトするようになりました。バンドは9人編成のスウィングバンドでした。少々刺激?のあるアルバイトでした

 卒業後、勤めている事業所内に軽音楽をやる同好会が有ったのでそこに入り、エレクトーンやトランペットを担当しましたが、ジャズをやるようなメンバーはいませんでした。2年ほどしてから解散し、それから現在に至るまでトランペットを吹く機会は全くなくなりました。このあいだ、古い楽器を取り出して吹いてみましたがまともな音が出ませんでした。

 大学時代にジャズをやったことで今でもジャズ音楽が好きですが、今ではあまり聞く時間もなく、だんだんジャズの情報にうとくなっています。聴いていて一番心地よく感じるのは50年代のジャズです。

 最近は家に電子ピアノを置き、時々練習しています。学生時代にコードを覚えたので、コードを頼りに適当に弾いています。思うように指が動きませんが、気分転換にはもってこいです。


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