ドイツの思い出  (その3)
1990年3月

 販売代理店の一つであるY社のS社長をドイツの本社に招待するということになり、S社長を本社まで案内する役目を引き受けました。

 ちょうどS社長がヨーロッパ視察の団体旅行に参加されることになり、このついでにドイツの旅程の部分でアンベルグに来て頂くという形で招待をすることになりました。

 S社長の参加した団体旅行ではドイツでケルンの展示会を見てから、ゾーリンゲンなどを回る旅程になっていましたが、このケルンの展示会を一緒に見てからアンベルグの本社に案内するという計画をたてました。


  ライン川沿いにはこのような城が多く点在しています
  Airport Expressのパンフレットに載っていた写真)
 S社長の宿舎がボンのノボテルというホテルだったので、同じホテルに泊まろうと思いましたが、満室で予約できなかったため、ボン郊外のケーニッヒヴィンターにあるライン川沿いのホテルに予約を取りました。

 フランクフルトからボンまでは、ルフト・ハンザが運行している Airport Express という列車で行きました。
 フランクフルト−ボン、ケルン間は、飛行機を飛ばすには、距離が短すぎるため、飛行機の代わりに列車を運行しているもので、飛行機のチケットで乗ることになります。

 ボンの中心部の町並み
 到着した日は嵐の後だったようで、ライン川は満水状態で、今にも水に浸かりそうな所が数多く見られました。

このライン川沿いには城や砦がずっと点在しており、鉄道の対岸に次々と現れては去っていく風景は見事でした。

 ボンに着いて、意外だったのは非常にのどかで、どこか田舎の町に降り立ったような感じがしたことです。ここが西ドイツ(当時は東西ドイツ統一の前)の首都かと思う程小さな町に見えました。

 満水状態のライン川沿いを走る路面電車
しかし何となく、ほっとするような、懐かしいようなたたずまいでした。

 ホテルに到着後、翌日からの仕事に備えて休もうと思いましたが、じっとしていられず、町に出ることにしました。

ホテルの前がちょうど路面電車の駅であったため、これを利用して、ボンの中心部に出ることにしました。

 翌日はお客を案内する立場になるためよく町を知っておこうと思っていろいろな所を歩き回りました。

 ボン大学付近
 ベートーベンの銅像の前での記念写真  よく思い出せないが多分ボン大学の建物  歴史を感じさせる建物の前を行き交う人々

 翌日、S社長の宿泊しているホテルに寄り、社長をピックアップしてケルンに向かいました。

 最初ボンの駅から列車に乗る予定でしたが、ホテルから駅まで行くつもりで乗ったタクシーの運転手が、このままタクシーで行く方が速く、値段もそんなに高く無いと言ったのでそのままタクシーでケルンの展示会場までとばしました。

 無事ケルンの展示会場に到着し、展示会場を見て回りました。午前中一杯と、昼食後1時間ほど見て回ると、主なものを大体見終わりましたので、展示会場を出ることにしました。

 ケルンの展示会場
 ケルンの展示会場は、ケルンの駅からライン川をはさんだ対岸に有りました。展示会場の近くには路面電車の駅があり、これに乗ってケルンの駅まで行くことができました。

 ケルンの駅に着くと、ちょうど駅の前が有名なケルンの大聖堂でしたので、中に入って見学しようということなりました。 さすがに大聖堂の内部は荘厳で、見応えが有りました。

 ライン川を渡る路面電車の車窓からケルン大聖堂の方
 を望む
 

 ケルンの駅の風景
 ケルンの大聖堂の前での記念写真
 ケルンでしばらく、見物した後、列車に乗ってボンまで戻りました。ボンでは私が昨日歩き回った所を案内し、その後レストランで食事をした後それぞれのホテルに戻りました。翌日からは、いよいよアンベルグに向かうことになります。

この続きはまたの機会にしたいと思います。


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