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回転を落とす。(ファンを静かにする)
回転を落とす2
1.抵抗を直列に入れる。
文字通りFANに抵抗を直列にいれます。
いちばん簡単ですが、あまり回転を落とす事が出来ません。
FANの起動電流は定格電流の数倍から数十倍必要です。
したがって直列に抵抗を挿入した場合回り始めの電流が不足し回転できない場合があります。
最悪の場合モーターを焼損したり抵抗から煙が出たりします。
12V 0.1A(一般的なCPUFAN)程度のFANで100Ω以下でとめておいた方が良いでしょう。
抵抗は1W程度の容量でOKです。
7割程度まで回転は落とせます。
2.Trを使う
簡単な電流制限器を作って直列に挿入します。(擬似大電流可変抵抗器)
この回路の場合、抵抗と同じ特製ですが起動時には十分な電流を流します。回転を始めればかなり電流を絞れます。(回転を落とせます。)
Trには一般的な中、大電流用の物を使用します。周波数特製などは関係ないので壊れたTVやラジオなど家電製品などのジャンクから取り外した物で十分です。
大体外形で判断できますが、中には高電圧用で電流があまり流せないTrもありますが大抵大丈夫です。(5Aも流せればOK)
Cが起動電流ブースト用です。起動時にコンデンサー経由の分も加算されて流れますがCがチャージされてしまえば抵抗からの分しか電流は流れません。
Trのベース・コレクタ間にサーミスタを入れると温度センサー式FANになります。
部品は
Tr --------- 1 (2SC2333,2SD2061 など)
(電流が5A程度流せる。20〜30W程度のコレクタ損失のもの、2〜3Wでも十分ですが大きめの物なら放熱などを考えなくて良いので楽です。)
抵抗 --------- 1 (33KΩ)
(10KΩから100KΩ位の半固定抵抗などが良いでしょう)
コンデンサー ---- 1 (470μF)
(100μF〜1000μF程度)
上の数値はTrのhfe100程度、FANは12V、0.1A程度として設定した物です。
Trの増幅率が大きければ抵抗は大きめにコンデンサーは小さめでいけます。
3.Trを使う2
4.レギュレータICを使う
一般に3端子レギュレータとか電源ICとか呼ばれています。
TA7809などXX78VVと番号がうってあります。
VVの部分が電圧です。(7805は5Vです。7812なども良く使われます。)
これも抵抗を使って可変できるように出来ます。
モーターなどの場合、高周波レスポンスやノイズが問題にならないので簡単な回路で十分ですし、可電流保護回路や熱保護回路が内蔵されているので安心です。
(逆の意味で無理使い出来ないのでじゃまでもありますが)
ICのin・ground間にサーミスタを入れると温度センサー式FANになります。
部品
TA7805 (1A 5V)
10KΩ位の半固定抵抗
1KΩ位抵抗
コンデンサー(470μF)
回路図は5〜(電源電圧-2V) 可変電圧電源(ブート回路付き)