12AT712AU7FM12P8k使用ヘッドホンアンプ製作。

                                                                                                                                                                            

 

内部アルミシャシの加工です

◎シャシの大きさを決める。

  使用する球の大きさ、部品の大きさ、回路などから、使用するシャシの大きさを決めます。

 今回使用したのは、富士シャーシ製のアルミシャシNo.106

W300H60D200t1.0mm)の、いわゆる弁当箱です。

1.0mmのアルミで、少し剛性が心配ですが、安さには勝てません。(¥1750)。それに、最終的にこれを木製のシャシの中に収納する予定なので、これでよしとしよう。

 

・・・う〜ん保護フィルムが貼ってないのが残念・・・

◎シャシに保護テープを貼ります。

  保護フィルムが貼ってないので、ケガキを入れるためと、キズ付き防止のために保護テープを貼ります。

 保護テープに使ったのは塗装用のマスキングテープです。

◎主要部品の位置を決めます。

シャシの上に並べてみたりしながら、主要部品(シャシの上に出す部品)の位置を決めます。

◎各部品の位置を決めます。

 回路図をみながらシャシ下の各部品の位置を決めます。私は、方眼紙に原寸大の図(絵)を書きながら決めています。

 部品どうしが干渉しないよう、慎重に決めていきます。

 (方眼紙は2枚繋げています)

◎シャシにケガキを入れます。

 部品の位置が決まったら、シャシにケガキを入れていきます。

◎シャシ加工です。

 いよいよシャシの加工に入ります。

 

 穴あけは基本ボール盤を使い、真空管ソケットなど大きな穴あけは、シャシパンチ、または空けたい大きさのシャシパンチが無い場合はホールソー(鉄工用)、それでも空けたい大きさが無い場合は、自由錐という工具を使います。

 また、電源トランスの角穴は、角穴周りの内側に沿って適当な大きさの穴を空けておき、ジグソーで穴を繋げていきながらくりぬいていきます。角穴がくりぬけたらヤスリで形を整えます。

 ↑シャシパンチセット

  φ1618202530mmの穴を空けることができる。

↑シャシパンチで穴を空けているところ

 

 

 

 

 

 

 

角穴あけ@

 周りに穴を多数あけていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

角穴あけA

 ジグソーで穴を繋げていき、くりぬく。

 最後にヤスリで仕上げて完了。

 

◎塗装をします。

 

 

 

 

 シャシの加工が終われば、塗装をして仕上げます。

 缶スプレーで塗装しました。

 色はつやのある黒にしました。

 

使ったスプレーは左から非鉄金属用下塗りプライマー(塗料をしっかり付け、剥がれにくくするためのもので、透明色です。)、真ん中はつや消し黒のスプレー、右はつやあり透明色のスプレーです。左から順に塗り重ねます。

(黒スプレーをつや消しにしたのは、手持ちのスプレーを処分したかったのが理由で、深い意味はありません。上につやあり透明を塗り重ね、つやのある黒にしています。)

 

 

アルミシャシ完成です。