<雑記帳4へ>
< マイカー スズキ・Kei '04/10/11 >
![]() 私のホームページで唯一掲載していなかったのが自動車の話。 何故って、私にとって車は、単なる足代わりだから語る必要も感じなかったのです。13kmを1時間弱かけての通勤には単車の方が便利なのですが、暑さ寒さ、特に雨、また大好きなゴルフクラブを載せるためには四輪車が必要なのです。 軽自動車を選ぶ理由は、家の駐車スペースと経済性ですが、最大のポイントは、車にステータスを感じていないと言うことだと思います。 私が最初に乗った車は、独身時代にニッサン・ローレル、長男ができたころ白い2ドアのクラウン、ともに中古車。2人めの子供ができてから経費節減のために一気に軽自動車に転向。富士重工・スバル、三菱・ミニカ、ダイハツ・ミラを使用。途中、海外では会社からの支給だが、ドイツではベンツ190Eとアウディ、オーストラリアではフォード・フェアモント(4000CC)。オーストラリアでは妻用に自費でダイハツ・シャレード。 今年の4月までは、私と妻と娘用に3台のミラ・ターボがあり、5月に娘用をミラ・AVYターボと入れ替えたばかり。別居している息子はグロリアとダイハツ・ワゴンR。デーラーの兼ね合いもありダイハツ中心。 私の車は、マニュアルのターボ車で12年目、15万キロ走っていたがエンジンは調子良く、次ぎの車検で乗り換える積りでクラッチを交換したが、16万キロ手前でエンジンオイルが急激に漏れ出しギブアップ。 次ぎも軽のターボ車と思っていたのですが、代車で借りたノンターボ車が意外と良く走ること、通勤渋滞でのクラッチ操作が面倒なこと、安いこと、からオートマチックのノンターボ車を選定。今回もダイハツの積りだったのですが、一度も乗ったことが無いスズキはどうかなとHPを見ていたら非常にコストパフォーマンスの良い軽自動車、その名もずばり”Kei”を発見。また何時もお世話になっている息子の友達の自動車屋で扱ってくれると言うことなので、スズキ・Keiに決定! 車の色、最近流行りのレイクブルー(水色系)は、歳に似合わないと思っていませんか?実は、キャンセル車で、即納可能、値引きすると言うことから注文、自分の好みじゃないのです、、、が気に入っています。 初めてのメーカー、スズキのKeiはノンターボなどのため、ミラ・AVYターボより35万円も安かったのですが、最近の軽自動車は良くなっていますね。街中なら十分ですね。 【チョット驚いたこと】 ●ノンターボエンジンでも、DOHC+VVT(可変バルブタイミング)で昔のノンターボエンジンより力があるため、日常的には問題なし。しかし、急加速や高速登坂ではチョット苦しい。高速登坂時はOD-OFFでグッド。 ●オートマ車は燃費が悪いが、この車は予想外に良く、高速時20km/Lを達成。 ●安全装置は、助手席にもエアバックが、またABSも付き。保険料が安くなった。 ●軽でも4速オートマ。エンジンの回転数制御とトルコン性能が良いのでしょう、停車時Dのままでもマニュアルのニュートラルと同じ回転数(800rpm)。また、自動変速制御で、特に下りでは4速が自動的に3速にシフトダウンしエンジンブレーキがかかる、上りでの3速保持はイマイチ効きが悪いが、優れもの! ●ノンターボ、オートマにも関らず、タコメーターが付いているのにはビックリ。 ●タイヤが155−80サイズ、タイヤの扁平が少なく、乗り心地が良い。 |
< お気に入りの歌姫 MISIA '04/9/18, '04/08/01 >
![]() リズメディア編 2002/3/12 |
年甲斐も無く?若い歌姫の音楽にはまり、最近では子守唄代わりになっている。何時も同じような曲ばかり聞く私に「またぁ〜」と・・・聞き飽きたようだ。MISIAだけではなく柴咲コウ(かたちあるもの)他も一緒に聞いているのだが・・・。 はまると深みに入る私、MISIAの正体を知りたくて生い立ちの本を買ってしまった。”対馬”生まれなんですね。”MISIA”の意味もやっと判明、救世主=メシア(Messiah)+アジア(Asia)とのこと。アジアの救世主!?成る程、もっと飛翔け。 それにしても、小さい頃から才能があったと言うのは当り前だと思うが、中学生の頃から歌手を目指して一直線の生活、ライブなどの音楽活動に妥協を許さない姿勢に驚かされました。所属のリズメディアの編集なので、ヨイショしている気もするけど、プロ意識とはそう言うもんだと思います。尚、この本には、彼女の写真が掲載されているけど3cm角と小さ過ぎてハッキリしないのが残念。 明日はライブのCDを借りてみることにしよう。彼女の好きな言葉・・「どんな道を選ぶのではなく、選んだ道をどういうふうに進んでいくかが大切」 |
![]() オフィシャルサイトへ |
冬のソナタ以来、韓国のテレビ主題歌にはまった感じだったが、聞き飽きた感じもあり、韓国語ではイマイチ意味不明だし、日本のバラード調の曲を模索していた・・・高橋真利子、ドリカム、ZARD、今井美樹、柴咲コウ、MISIA・・・中身も分らずに、とりあえずレンタルCDを借りて聞いてみた。 何と、素晴らしい歌手に出会いました。娘より一つ年上、ふたまわりも違う世代ながら、MISIAの曲の素晴らしさにビックリ。特に、音域の広さと、声の美しさ。最初に借りた時は、MISIAの読み方が分らなかったのです(^^;; 娘が私の借りてきたCDを見てこれまたビックリ。私がこんなCDを借りてくるとは思いもよらなかったのでしょう。娘に読み方を聞いたら「ミーシャ」と言うんだそうですね。 好きな曲は、聞き覚えのあった Everything他沢山。NHK連続テレビ「天花」の主題歌”名前のない空を見上げて”も。若い世代の歌声も良いですよ!必聴! インターネットで情報を調べてみたが、本人のまともな写真が無い・・・娘に聞くと「ブスだから」と言うことだそうだが・・・天は二物を与えず?妙に納得しているが。 |
< 大腸ポリープ検査→ポリープ切除 '04/8/10, 8/21>
会社の定期健康診断でオプションの便潜血反応検査で陽性=出血が判明した。
たぶん、提出期限直前の便秘気味のときの硬いウンコを採取しので肛門から出血した可能性があった。
そこで、精密検査をすることに。方法は、最初にバリウム検査を行い、悪ければ大腸ファイバーという手順があるが、バリウム検査は辛いし、2度手間になるので、即、大腸ファイバーを8月10日にすることにした。
検査の準備は、前日の食事制限から始まる。でも、検査前は、飲み物を摂取できるので胃カメラのときより随分楽だった。
![]() 検査食の箱 |
前日の朝食:何も付けないパン、飲み物 前日の昼食から、検査食(左写真:エニマクリンCS) 昼食:ゼリーミールとビスケット 間食:キャンディー(1個)、下剤3錠 夕食:ささみがゆとコンソメスープ・・・意外と良い味。 19時:下剤(マグコロールP)1.8リットルを1時間かけて飲む。 →下痢で便所通い、固形物の無い水便になる。 就寝前:ハーブティー 当日の朝食:なし、飲み物だけ |
検査は約30分程。検査用のパンツ(肛門の方にスリットが入っている紙パンツ)に穿き替えて検査台に横向きに寝る。パンツのお蔭で、粗チンを人前にさらさなくても良く、ホッとした。肛門にファイバーのガイドピースをセット、一瞬、冷っとしてビックリ。ファイバーを、器用に入れていく。ファイバーは、胃カメラのときより太い感じだが、全く痛みも無く楽勝だった。
検査結果;大腸入り口部に8mm程(写真)、途中に3mm程のポリープが見つかったが、悪性ではなさそうだが、ポリープからガンが発生する確率が高いので切除した方が良いと勧められた。検査が楽だったこともあり、早い方が良いと思い、盆明けの8月20日に申込んだ。その時は、22日のゴルフには行けると考えていた。
手術は1泊2日。検査同様の前日の朝から食事制限が始まる。朝9時半に入院、心電図、X線検査後、下剤1.8リットルを飲み、1時間前から点滴開始。手術は、内視鏡的ポリープ切除術(ポリペクトミー)といい、スネアと言うワイヤーを引っ掛けて電気で焼き取る方法で、14時から約40分。検査のときと同じファイバーだが、時間も長くかかり、お腹を抑えられた、少しお腹に痛みもあり、チョット辛かった。
術後:点滴液は止血材入りの黄色に変わり、夕方まで絶食(水も飲めない)、夕方から飲み物はOKになるが、朝まで食べ物は不可・・・術後すぐに飲食可能なんだろうと勝手に思っていたのだが、計算が外れた。翌朝まで点滴、医師の止血確認(問診)後、やっと食事=朝食(全かゆ、副食、バナナ、牛乳)が頂けた。久し振りに食べたらとても美味しく感じた。その後、医師の退院許可があって退院。費用3万円強。
退院後のスケジュールが最大の誤算だった・・・1週間は養生期間とのこと
1週間スポーツ禁止、2日後のゴルフ(月例会)をキャンセルする羽目に。27日のゴルフがギリギリセーフ。
食事制限2日間は(うどん、そばなど柔らかいもの)、4日間は刺激物を避ける。
術後の傷口は、電気の熱で凝固し止血しているが、正常な粘膜に覆われ完治するのは約3週間かかる。その間に、傷口に過度の刺激を受けると再出血する可能性があるので特に1週間は養生が必要とのこと。
< 韓国テレビドラマのサントラCD '04/07/11>
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3枚のCDの共通点は「冬ソナ」 ★左の「夏の香り」と、中央の「秋の童話」は、「冬のソナタ」と同じユン・ソクホ監督のドラマの四季シリーズ。春が無い? ★右の「愛の群像」は、冬ソナ同様、ぺ・ヨンジュン主演のドラマ。 |
何れのサントラも、韓国語は分らなくとも、愛を切々と訴えるバラード調の曲が、美しく、心を揺さぶる。冬のソナタには及ばないかもしれないが、秋の童話のサントラもとても良い出来である。 儒教の国柄だろうか? ”清く・正しく・美しく” 日本も昔はそうだったような気がする。 |
< ウィンブルドン・テニス マリア シャラポワ(Maria Sharapova)優勝 '04/07/03>
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最近、テニスは時々しか見ていないが、今はまっている、「冬のソナタ」の放送直前の中継のため、延長にでもなると上手くビデオ録画が出来ないと言う事情もあり、ウインブルドンの決勝戦を見ることにした。 モデルみたいな17歳の”シャラポワ”が出ているではありませんか。対戦相手の、常連の筋肉もりもり、黒人のセレナ・ウィリアムズと比べると、とても華奢に見えるのに、どこにそんなパワーが秘められているのか、力強いストロークにはビックリしました。ついつい、応援しながら見ました。 私にとって、シュテフィ・グラフ以来の応援したいテニスプレーヤーの出現です。理由は単純、可愛くて、強い!これからのテニス番組が楽しみです。 【メモ】1987年4月19日、ロシア・シベリア地区のニアガン生まれ、 現住所:米国フロリダ州ブラーデントン、身長:183cm、体重:59kg |
<韓国テレビドラマ主題歌集 日 常 (CD4枚組み) '04/05/28>
![]() CD4枚組み |
冬のソナタ以来、韓国のドラマ主題歌に惹かれ、コンピレーションCD集を発売前予約、今日に入手できた。内容は、「秋の童話」「冬のソナタ」
は勿論のこと、「ラヴィング・ユー」「初恋」「純粋」「ウェディングドレス」「プロポーズ」「カラー」等から53曲を収録した音楽CD3枚と、ミュージックビデオ13曲を収めたVCD1枚の計4枚組。尚、韓国で流行っているVCDは、パソコンによっては再生できないものがあるとのこと、試しに、またダメでも音楽CD3枚で2600円は安いと思い購入したのですが、予想通りとは言えVCDは再生できず、チョット残念でした。 韓国版なので説明は意味不明、題名だけはインターネットで日本語を入手。3枚の音楽CDは、Morning, Afternoon, Night と名付けられている。曲調は、50曲以上も入っているので種々あるが、多くは冬ソナ同様シットリした感じのバラード調が多く、私はNight-CDが良かった。何れも聴き易く、歌詞は分らないもののBGMに最適である。 |
追記;VCDと書かれていたCDは、VCDプレーヤーでは認識されませんでした。よく見ると単なるWMFファイルなのでメディアプレーヤーで再生可能なものでした。しかし、ファイル名がハングル文字なのでWindows98 では判読できず、会社のXPなら読めるし再生も可能でした。そこで、会社のパソコンXPでファイル名を日本語に直し、CD-Rに焼き付けることで家のパソコンWindows98でも読める複製版が完成。('04/07/15) |
<初めての進水式 '04/05/26>
![]() 自動車運搬船(6,400台) 船長=200m 総トン数=61,000 船名;PARADISE ACE |
県人会の春の旅行として、三菱重工・神戸造船所での進水式の見学が企画された。何時もはゴルフしか参加していない私だが、進水式は今まで見たことが無かったので参加した。満潮時に合わせるため、平日の朝9時の挙行となり、集合は朝7時と会社に行くより早くチョット寝不足だった。 船の外見は、絵葉書のように、ズングリムックリ、喫水より上部が高く大波で転覆しないかと心配してしまった。進水式には、三菱の招待者のほかに、従業員の家族や友達、小学生など多くの人が集まっていた。 進水式は、神戸消防音楽隊の日本と船主の国歌(多分南ア)が演奏され、船の命名、シャンパン割りの後に船台からの切り離し、その瞬間に、クス球が割れ紙ふぶきやテープが舞うと同時に、風船と鳩が離され、ゴーとウナリ音を残しながらドックから離れた。海洋に出るやいなや、船底を支えていたブロックが切り離されて進水式完了。時間にして10分弱と、待ち時間1時間と比べアッ!という間の出来事でした。 その後、構内にある和田岬砲台と展示館を見学後、ハーバーランドからミュージック・グルメ船「コンチェルト」に乗船、明石大橋の手前までクルージングしながら、中華食べ放題の昼食で1時間45分。とても良い一日でした。 |
< 冬のソナタ関連 Ryu ”Moment” '04/05/21>
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またまた、”冬のソナタ”関連です。 冬のソナタの挿入歌「初めから今まで」や「My Memory」の作詞・作曲、ボーカルを担当した”Ryu”こと”ミン・カンホン”の日本デビューアルバムです。1974年生まれと若く、ガイドブックの写真では結構”イケメン”です。 冬のソナタのサウトラ盤では未収録の「Moment」が収録されていると知り、冬ソナファンの私としては買わずにいられませんでした。Moment は、愛しながらの切ない別れの曲で、冬ソナの他の曲と曲調が一致しておりとても素晴らしい曲です。 また、冬ソナを担当するきっかけとなった「恋人」や「忘れないで」と、他の曲と合わせ計12曲、何れも愛の歌が収録されています。 冬ソナ同様のバラード調の曲は、大人の男が泣き出しそうになるのを懸命に抑えているような、切ない雰囲気を醸し出しており、素晴らしい。他に、その落差に驚くほど軽快なPOP調な曲も収まっているが、私はバラードの方が好きだ。歳か(^^;; もう一つのドラマ「美しい日々」のボーカル”ZERO゛も良いですね。 |
< 冬のソナタ CD-ROM '04/05/19 >
![]() 韓国KBS 正式認証品 <収録内容> 予告編10 名場面20 NG場面3 静止画多数 |
イヤハヤ、年甲斐も無く「冬のソナタ」にはまっちゃいました。NHK地上波放送も7回を終了、毎回心に残るシーンがある素晴らしいドラマですね。眠たい目を擦りながらビデオを撮りながら生放送を見て、良い場面をビデオで繰り返し見ています。私の好きな場面は、会話の場面より、音楽を背景に美しく流れゆく映像シーンです。オリジナルサウンドトラックのCDを子守唄代わりに聞くほどです。 この度は、テレビが無くても、パソコンで見れるように、CD−ROMを買ってしまいました。動画はメディアプレーヤーで再生できる .wmf ファイルですが、静止画は .swf なので私はビューアが無く、CD−ROMのメニューから表示しないとだめです。.jpeg などであれば壁紙にしようかと思っていたのですが出来そうもありません(残念)→swfファイルはMicromediaのFlashファイルで、画像と音を取出すフリーソフトがあり問題は解決しました(7/15) 自動起動画面のメニューは英語ですが、それ以外、動画の音声などは韓国語のみで、英語/日本語の字幕はなく、まだ見ていない場面では何を言っているのか、私には分りません・・・映像の雰囲気と音楽だけは分るけど・・・(^^;; 自動起動の動画ではオリジナルサイズより少し拡大しているようで少し粗くみえますが、メディアプレーヤーでオリジナルサイズで表示させた方が綺麗に見れます。動画ですからBGMもあり、冬ソナファンにとっては絶対お買い得です。 |
< 映画 パッション( THE PASSION OF THE CHRIST ) '04/04/30 映画説明へ>
監督・製作・共同脚本;メル・ギブソン、イエス・キリスト;ジム・カヴィーゼル、配給:;日本ヘラルド映画
パッションとは、キリストの受難の意味です。音楽の世界でもバッハのヨハネ受難曲やマタイ受難曲が有名です。私のレクイエムの頁にも紹介しています。
幾度となく主題になった映画ですが、メル・ギブソン監督が私財を投じて、ラテン語とアラム語の脚本で製作した、聖書に最も忠実な映画だと言うことで見に行きました。
テレビCMの効果か、夕方開場前のチケットは売り切れで、夜9時のチケットを購入。ラッキーなことに、毎月1日はサービスディなので1000円だったこと。
まずビックリしたことは、字幕に英語と日本語が併記されていること。また、監督の指示により日本語字幕は英語字幕が表示されている部分のみに限定されたと言うことである。しかし、翻訳されていない、せりふや雑言・罵倒などの中に、言葉がわからない私たちには隠された思いが入っているのではないかとも感じた。
映画の始まりは、”最後の晩餐”直後の「ゲツセマネの祈り」の場面から始まり、「ゴルゴタ(されこうべ)の丘での処刑」までが中心で、埋葬は省略、復活の場面が最後に短く現れる。聖書では、ヨハネによる福音書26章36節以降の出来事で、従来の映画同様に、ヨハネ、マタイ、ルカ、マルコの4つの福音書をまとめ一連のストーリーを構築している。これらの場面の参考にしたであろう絵画の多くは、同じ日に購入した書籍「アートバイブル」に掲載されており、映画の場面と合わせながら興味深く鑑賞することができる。また、映像のイメージになったと言われる”カラヴァッジョ(1571-1610/ミラノ生れ)”の絵も7枚掲載されている。しかし、カラバァッジョによる受難の絵は、この本のみならず存在しないと思うけど。
この映画の凄さは、誰もが知っているストーリーを、”これでもかと言うくらい、迫力満点(暴力的)に表現していることだと思います”。中でも、むち打ちの場面と十字架に手足を釘で打ち付ける場面は、あまりにもの凄惨さに目を覆いたくなるほどでした。これを徹底的なリアリズムと言うのだろうが、聖書にはそこまで具体的に描写しているようには思わないのだが?聖書がベースとすれば表現が少し暴力的過ぎないか?それとも別の資料があるのか?と言った疑問が残りました。
とは言え、映写時間2時間強の間、まばたき一つできないくらい映画に引き込まれてしまいましたが、キリスト教徒でない私にとって、監督の意図が受け取れたかどうか、はなはだ疑問ではありますが。
【監督の言葉】
「最も語られるべきものが今だ語られていない。凄惨なシーンを描くのも、ある一つの目的のため」。「私の望みは、ユダヤ人を非難することではなく、キリストが我々の罪を償うために味わった恐ろしい苦難を目にし、理解することで、人の心の深いところに影響をあたえ、希望、愛、赦しのメッセージが届けられることだ」。
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映画・パッションについてインターネット検索中に偶然見つけた本で、聖書の言葉とキリスト教美術を融合させた珍しい本である。 聖書に関連した世界の名画を関連個所の随所に掲載しており、聖書本文を読むだけでなく、絵画を見ながら美術鑑賞もできる。掲載名画は300点以上だが、彫刻、工芸、建築などが除外され、聖書文は作品に合わせて抜粋、全文を網羅してはいないものの、聖書文を絵画で表現しようとした重要な場面の集大成なので充分満足できる。 常々、もう一度聖書を読み返したいと思っていたが、これなら楽しみながら読めそうだ。 本は、A5変形サイズで、旧約聖書259頁+新約聖書259頁、上質紙で分厚く重い、日本聖書協会出版、2003年3月15日初版、本体2,800円也。少し高価に思うかもしれませんが、実物をご覧になれば決して高いとは思わないと思いますよ。 |
【TV放映を見て&テレビガイド】'04/4/18![]() そうです、「冬のソナタ」です。サントラCDを先に買って音楽の良さを感じ、テレビ放映を楽しみにしていたのですが、第1話・2話とも、なんともはや、見ていて照れくさい感じもしますが、”初恋はレモンの味”と言う昔のコマーシャルを思い出しました。 しかし、30歳のペ・ヨンジュンと27歳のチェ・ジウが演じる高校2年生は時々高校生にしては老け顔になりますが、第3話以降の10年の世界に免じて許しましょう。とは言え、第2話の初雪のシーン、特にキスシーンは、初キスのトキメキを見事に美しく演じており感動、ビデオを繰り返し見てしまいました。 |
![]() 昨日の第3話では、チュンサンとの別れと10年後のミニョンとの再会が一気に進展。あれほどまでに初恋のチュンサンに思い焦がれていたのかと思うほど心を乱されるユジンが印象的でした。それにしても、ユジンを演じるチェ・ジウさんは素敵ですね。 俳優の演技もさることながら、リュウさんの音楽をバックに、ユン監督が紡ぎだす映像の美しさに感激しています。今後の進展が楽しみですね。 |
【サウンドトラックCD】'04/3/31 ![]() 初恋ものという程度しかしらなかったが、サントラを聞いてみたくてCDを物色。本場の韓国版、日本語版、クラシック版とあったが、言葉は分らなくても雰囲気が伝わってくると思い韓国版を選んで購入、正解でした。 その直後、3月27日夜、NHK総合でヒロイン役のチェ・ジウさんを招いた「冬のソナタ」の紹介番組があり、多くのサントラも演奏されていた。音楽はかなり編曲されているように感じたが、とても素晴らしくCDの到着を心待ちにしていた。チェ・ジウさんはとても素敵な東洋美人でホッとする顔立ち。また、日本語への吹き替え役は、顔の骨格の似ている人が良いと聞くが、チェ・ジウさんの吹き替えをする田中美里さんもとても良く似た美人でビックリ。4月3日からNHK総合で放映するとのこと、是非とも見よう。 CDの冒頭の曲、リュウが韓国語で歌う「はじめから今まで」や「MY MEMORY」は、言葉の意味が分らなくとも、初恋の切なさが切々と伝わってくる。日本語訳を読めば尚一層その思いは深まる。このCDを聞いての第一印象は、私達団塊の世代の若かりし頃の映画、シェルブールの雨傘、ある愛の詩などの映画音楽を彷彿させるということです。この映画がヒットした理由はこの辺に秘密があるのではないでしょうか。若い人は若い人なりに、年老いた人は昔を忍んで。初恋!時代は変わっても、人の心は変わらないものなのですね。 それにしても、韓国の音楽がこんなに素晴らしいとは・・・。焼肉とキムチだけじゃなかった。 |
< サントラCD 美しい日々 '04/4/13 紹介HPへ>
冬のソナタのサウンドトラックCDがとても良かった。本屋さんで、「冬のソナタ」の隣りに「美しい日々」の本が並んでいた。美しい日々は、冬のソナタ同様、韓国のTVドラマでNHK衛星放送で放映していたものだ。韓国では、美しい日々の方が2001年、冬のソナタが2002年放映で、平均視聴率も前者が25.9%、後者が23.1%と、美しい日々の方が人気だったようだ。しかし、日本では冬のソナタの放映が早く、ツアーが組まれるほどの大ブレーク。私自身、冬のソナタは2回しか見ていないが、音楽と映像が上手くマッチして素晴らしいと感じている。美しい日々は、地上波放送があるのかどうか不明だが、冬のソナタと同じ、ヒロイン「チェ・ジウさん」がでているので、衛星放送を受信できない人(私)のために是非放映してほしいものだ。
前置きが長くなったが、サウンドトラックCDは、日本盤で歌詞の訳が付いているのが便利(^^;;、でも音楽は全て韓国語。冬のソナタのCDは歌詞入りの曲が少なく、多くが主題の変奏曲であったが、美しい日々の音楽の殆どは歌詞入りの曲で、その全てが愛の詩である。一方、曲調は、冬のソナタと比べると現代風の感じがするものがあるが、中年の私の許容範囲内である。
歌手は、ZERO、イ・ジョンヒョン、リュ・シウォンの3人。”その日までさよなら”と”約束”は、ZEROとイ・ジョンヒョンの2人が歌っている。私は、シットリ歌うZEROの方が好きだ。このCDで印象深かった曲は、共にZEROの”願い”、次いでスキャットの”あなたの後ろで”である。
本音で比較すれば、冬のソナタに軍配が上がるが、美しい日々も決して悪く無い。日本のTVドラマも砂の器のような良いサントラを登場させて欲しいものだ。
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'04/3/3, 3/13, 3/31> 発売元のCD紹介へ |
2月16日に注文していた、現在放映中の、砂の器のサントラCDが、発売日の今日3月3日に到着。
全13曲。出だしの2曲が、主題の”ピアノ協奏曲「宿命」第一楽章と第二楽章”で作曲:千住明、ピアノ:羽田健太郎/指揮:小松長生/演奏:日本フィルハーモニー交響楽団。演奏時間は、前回23'30゛+17'11"=40'41"に対して、今回は11'59"+9'23"=21'22"、約半分と短い。追記)先着1000名・「宿命」スコアプレゼントに応募していたが、3月13日にスコア(楽譜)がA4サイズで1枚送られてきた。
次いで、BGMと言う位置付けの変奏曲が10曲。最後に、エンディング曲・ドリカムの”やさしいキスをして”のピアノバージョン、随分雰囲気が異なる。ドリカムのCDと同じ発売元なのだから、放映分だけでも歌声を入れて欲しかった。CD全体の収録時間は、45'22"と前回より少し長い。
今回のドラマを見て、30年前の映画を思い出し、サントラCD「宿命」を購入した。今回の「宿命」は、作者のコメントにもあるが、前回のイメージを崩さないようにしたとのこと、従って曲調は良く似ている。ピアノ協奏曲は、スケールが大きいものの、少し派手な感じがし、胸を締め付けるような切なさに欠ける。しかし、主題の変奏曲の内、特に「幻の影」、「運命と絆」は、切なさが良く表現されており、心に迫ってくる。
全体的には、とても良い出来栄えと思いますが、サントラ版ならではのストーリー性があっても良いと思うのですが。なお、楽しみに見ている放送だが、今月一杯で終了とのこと、もっと放浪時代の映像があっても良いのに、中途半端な状態で終わるのは残念な気がするが、最後の追い込みに期待しています。定価が2500円と少し安いためケチったのかもしれないが、作者紹介など解説書が3ページと極めて少なく、曲自体の説明、曲と映像との関りなど、解説が不十分なのだ。購入者プレゼントの費用を解説書にまわして欲しかったと思う。前作は1500円だが解説は映画の写真を含めて16ページ分もあるのに。
追記)放送を終えて '04/03/31
最終回の3月28日は、日曜日だったが仕事で見れず、ビデオで昨夕見た。前回に引き続き、ピアノ協奏曲「宿命」を演奏しながらの回想映像は改めて胸を打たれ、良い所を何回も見直した。
ついつい前回の映画と比べ、もう少し迫力があればとは思うが、今回は今回なりに良い出来だったと思う。
<悩みに悩んだ腰痛/坐骨神経痛について '04/02/28>
昨年11月22日に家具を整理した翌日左臀部から左足ふくらはぎにかけて痛みがでた。ぎっくり腰にならないように気を付けて運んだのだが、35kgのテレビが悪かったようだ。それからというものの、ゴルフでのバックスイングからトップにかけて左臀部が張るので痛みが走る。また、車や列車で、更には椅子に座った後に立ち上がるとすぐに歩けないくらい痛い。歩いている方が痛くないのです。
整形外科では、脊椎のレントゲンに特に異常は無いと言うことで、痛み止めと湿布薬を頂き、リハビリに腰の牽引、途中から低周波治療もやったが改善の気配が見られず気落ちしていた。その間、根が好きなものだから痛み止めを飲んでラウンドには出たが、さすがに練習はできなかった。
約2ヵ月後の今年1月15日、職場の同僚に風邪をうつされ、38度の高熱でダウン、4日間寝たきりが良かったのだろう、痛みが緩和しだした。しばらくの間、様子を見ながらボチボチ練習を再開、先々週の2月中旬からやっと本格的な練習が出来るようになりました。新しいクラブも入手、さあ、練習して復活するぞ!
当初、腰痛だと思っていたのですが、よく調べてみると、坐骨神経痛だったようです。坐骨神経痛は症状名で、その原因は、大腰筋や梨状筋が痙攣して坐骨神経を圧迫している場合が多く、それ以外では椎間板ヘルニアが多いとのこと。私の場合は、整形外科で脊椎に異常は認められなかったのに関らず、医者は痛み止めと湿布を出し、腰の牽引をするように言っただけ。何の治療にもなっていませんでした。レントゲンに映らない筋肉が原因と言うことを知らないのか、教えてくれませんでした。整形外科での治療は無理?
マッサージ師、インターネットや知人の情報を整理した結果、私の場合は、筋肉の痙攣=硬化が原因だったようです。治療方法としては、以前紹介した健康回復マッサージのほかに、腰を温めるためのホッカイロが効果的だったと思います。鍼灸、それも長針が良さそうですが、ちょっと恐い(^^;;でのパス。
坐骨神経とは、身体の中で最も長く大きな神経で、腰椎から出て、お尻、太ももの後ろ、膝、ふくらはぎ、足の先まで云っている末梢神経です。腰椎4,5、仙椎1,2から出て、骨盤の内側を通って、骨盤の孔から腿の裏側に出てきます。その間にいくつかの筋肉、大腰筋と梨状筋などを通ります。これらの筋肉が痙攣して硬くなると、筋肉内の血管や神経は圧迫されて、血流がわるくなったり痛みが出たりするのです。筋肉は、深い部位にあるので、温めたり、揉んだりしても治るまで時間がかかります。
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'04/2/17> |
日頃、連続ドラマなんぞ見ない私ですが、1月18日からTBSで毎週日曜日・午後9時から放映されている松本清張原作の「砂の器」を欠かさず見ています。
実は30年前(1975年)、映画の「砂の器」を見て感激し、その時の感動は今でも鮮やかに蘇ります。特に、荒海を背景に流浪の旅をする父親(本浦千代吉)役の”加藤嘉”の演技とバックに流れる音楽に胸を打たれました。昔の映画紹介
そんな背景があり、今回のは「どんなんかな?」と思って見始めたのですが、予想外に素晴らしく毎週心待ちにしています。
主役(和賀英良)を演じるSMAPの中居さんらも好演していますが、それ以上に主題となっているピアノ協奏曲を始めとする音楽の素晴らしさが、映像を際立たせて、胸を打つ仕上がりになっています。映画音楽ではなく、音楽映画だと思います。残念なのは、民間放送のため止むを得ないことではありますが、頻繁にコマーシャルが入るため盛り上がってきた気持ちが寸断されてしまうことです。最終回の後で、極力コマーシャルを入れない総集編を放映してもらえると良いのですが。今回の放送内容
今回の音楽担当は千住明さん。早速CDを探したのですが、来月(3月)発売とのことなので予約。その際に、昔の映画のサンドトラックCDを発見、即注文、幸いにも在庫が1枚あり翌日入手でき、早速聴いています。そのCD「ピアノと管弦楽のための組曲・宿命」の表紙が上の写真です。音楽監督:芥川也寸志、作曲・ピアノ:菅野光亮、指揮:熊谷弘、演奏:東京交響楽団。内容はPART1(23'30")とPART2(17'11")の合計40分と少し短めです。いま聴いても胸が締め付けられる素晴らしい曲です。
尚、来る3月3日に発売が予定されている新しい砂の器「宿命」のCDが入手出来ましたら、違い、感想などについてアップしたいと思います。今から楽しみです。作曲:千住明、ピアノ:羽田健太郎、指揮:小松長生、演奏:日本フィルハーモニー交響楽団。
<マーラー「交響曲第10番」 1910年作曲 '03/09/20>
宗教音楽にはまった後、作曲家のジンクス、死の交響曲第9番を聞き漁った。その中でマーラーの実質的な第9番「大地の歌」と第9番と未完の第10番第1楽章が入ったバースタイン指揮の3CDを手に入れた。
その中で、ともにアダージョの第9第4楽章と第10番第1楽章にとても感銘を受け、マーラーの全ての交響曲を蒐集すると同時に、未完の第10番を補筆した全曲版の存在を知り集めてみた。
フィーラー版、クック版、マゼッティ版は手に入ったが、残るカーペンター版は入手が難しそうだ。しかし、マゼッティ版のCDには、指揮者スラットキンが語るおまけのCDが付いており、カーペンター版を含む各補筆版について音楽付きで説明している。
定番は、クック版とされているが、フィーラー版→クック版→マゼッティ版→カーペンター版と年代順に比例するように、オーケストラに厚みがある演奏になっており、補筆者の好みがより前に出ているような気がする。そのため、全曲版はマーラーではないと言う人もいるが、私は好きだ。フィーラー版は厚みに欠けイマイチだがクック版、マゼッティ版はグッドです。
左上:フィーラー版(1952-) ロバート・オルソン指揮、ポーランド国立放送交響楽団
左下:クック版(1972) クルト・サンデルリンク指揮、ベルリン交響楽団
右上:マゼッティ版(1989) レナード・スラットキン指揮、セントルイス交響楽団
右下(予定):カーペンター版(198?) アンドルー・リットン指揮、ダラス交響楽団
< ルールド(ルルド)の奇跡 '03/8/10、8/14追記>
先週記載した、整体(健康回復)術士のおばあさんは、神さん好きで、種々の奇跡を紹介する「アンビリバボー」ファン。私は、神仏好きで、各教祖が起こした奇跡の数々を多少の誇張はあれ本当だろうと思っているが、無信仰で霊の存在を信じない普通の人間である。
昨日治療に行ったら、おばあさんから「ルルドの奇跡」の話がでた。私は、聞き覚えがある程度と言ったら、本「久保田八郎著・ルールドの奇跡(学研)」とビデオを貸してくれた。ビデオはテープが切れており見れず。本は、新書本150頁と薄めで歴史を簡単に紹介している。
【ルルドの奇跡の超簡単な紹介】詳細はここがよさよう
1858年2月、フランス・ピレネー山脈のふもとのルルドで、14歳の少女「ベルナデット」に奇跡が起きた。聖母マリアと思しき美女が彼女の前に現れ、言われるように掘った地面から水が湧き出た。ルルドの泉と言われ、その水で多くの難病が奇跡的に治癒し、一躍有名になり現在も巡礼地となっている。
お借りした本は、簡単な内容だったのでもっと詳しく知りたいと思い本(中古)を探して購入。
【ルルド、一ジャーナリストがみた現代の聖地】パトリック・マーンハム著・日本教文社
1978年頃、英国からの巡礼団に同行した記者が紀行文を中心に、特に奇跡事例について詳しく記述しており、付録では奇跡として認定された64件のリストも掲載されている。
【ルルドへの旅・祈り】アレクシー・カレル著・春秋社(絶版)・・・この本を読みたかったのです!
1912年、ノーベル生理・医学賞を受賞したアレキシス・カレル博士が、若い時(1902年30歳)、ルルド巡礼団の付添い医師として同行し、末期の結核性腹膜炎で危篤状態のマリー・フェラン(19歳)が一日で治癒する正に奇跡を目の当りにして葛藤する様を綴ったもの。彼の死後に発見・発刊されたもの。医師である彼は、科学・理性の方が宗教・直感より優れていると信じていたが、この奇跡に直面することで奇跡の原因は解明できないものの精神的要素の重要さを認識し、勿論、聖母を信じる人になった。
やはり、奇跡は事実なのですね。でも、最近は、巡礼者が旅行者に代わったためか奇跡が減ったらしい。ドイツに住んでいた時、フランスに行ったけど、知っていればルルドにも行ってみたかったです。
<新しい整体? 2003/8/3>
以前紹介したが、1年程前にカイロプラクティックにしばらく通っていた時期があったが、施術士が変わり効果が無くなった気がしたの契機に遠のいていたが、また身体が張りだしたので新しい整体を探した。
タウンページで整体の項をめくると、以前私の行っていた店も含め、多くのカイロプラクティックが大きな広告を掲載していたが、何かピンとこなくて隅から隅まで探した。「とにかく元気になりたい方へ」と言う小さい広告で、奇妙な名前の療術院を発見。施術法は何も書いておらず何をするのか興味もあって電話予約した。
7月12日(土)午後4時、古びたアパートの一室。70歳直前の信心深いお婆さんが1日3人だけ施術していると言う。最初に「イトーレーター・ヘルスチェッカー」で両手首両足首の4箇所×5点=20点を測定して悪い部位を特定する。私の場合、特に自覚している所は無かったが、針が振り切れたところがありビックリ。最初に遠赤外ヒーターで身体を温め、足の裏から脚、頭、背中、腰と全身をつぼを中心に気を注ぎながらマッサージをみっちり1時間〜1時間半。電磁波など治療用器具もあるが効果に疑問があるらしい。脊髄を中心にしたバキバキ、ボキボキの整体とは全く違う。身体全体を活性化させるのだそうです。マッサージ後は、よく効くと言うか、身体が弛緩して結構大変です。翌日のゴルフはゴルフになりません!
話好きなお婆さんで、治療前に30分程世間話。1時間以上のマッサージを日に3人するだけでも結構大変だろうと聞いたら、止めないでと言ってくれる人がいるし、神様が力を与えてくれるからそんなことは無いとのこと。また、私がその広告を見つけたのも神のおぼし召しとか。最近、宗教音楽に凝っているからかもね(^^;;
<NHKスペシャル マリナ〜アフガニスタン・少女の悲しみを撮る〜 2003/6/21>
テレビを見ていて久し振りに感動しました。第56回カンヌ国際映画祭で、カメラドール(新人賞)など3賞を受賞したセディク・バルマク監督の映画「アフガン・零年/オサマ」の主人公の話。マリナは生まれた時から戦争しか知らない13歳で物乞いをして家族を支えていたが監督に見出され映画の主人公に。監督は、当初「虹〜自由への旅立ち」を描こうとしていたがマリナとの撮影通してまだ悲劇は終わっていないことを実感し、エンディングシーンを、虹の中を縄跳びで駆け抜けるシーンから、刑務所の中で縄跳びをするシーンに変更するとともに、タイトルも「虹」から「オサマ」に変えた。
監督が主人公を探している時の出来事、何か歌を知っているかと聞かれ、彼女が歌った歌が「兵士の歌」・・・13歳の少女が歌うには余りにも悲し過ぎた。当初のエンディングシーン、虹の中を自由に向かって走り出す場面では、嬉しさ、明るい顔が表現出来ない。戦争で笑顔を失ったと言うか、生まれて以来笑顔を知らないのでは。写真の刑務所のシーンなど、物悲しい場面では、迫真の演技と言うのではなく、自分の過去に思いを馳せると自然に涙が出てしまうのだろう。唯一、結婚シーンで化粧をして貰った時に初めての笑顔が。可愛かったが、場面に相応しくないと監督に怒られて物悲しい表情に逆戻り、涙が溢れ、監督も貰い泣き。
主人公探しから、撮影完了までのドキュメントだが、見事に少女・マリナを撮らえており感動した。是非、この映画を見たいものだ。1ヶ月半の撮影で、初めて物乞い以外の仕事で、家族半年分の生活費を手にした彼女はまた現実の世界に戻った。彼女の言葉、「生まれてから戦争ばかりで、この1年の平和が続いて欲しい」が現実のものになるように願わずにはいられない。
アフガニスタンの戦後、世界中はイラク戦争に目を奪われ、アフガニスタンのことを忘れてしまったのでは?
<♪ミニコンポを購入♪ AIWA XR-FD55 2003/6/2 詳細仕様へ>
学生時代からオーディオ好きで、30年程昔、社会人の独身時代は、小遣いの殆どをオーディオに投資。アンプは自作、自慢のスピーカーは38cmウーハーと大型ホーンスピーカーで1組38kg、左右で当時16万円。結婚後も使っていたが、祖母の同居に伴い粗大ゴミ扱いされて処分。その後、息子の大型CDラジカセ(W70cm,
10kg, 3way speaker, 当時7万円以上)を借用。
しかし、最近、宗教音楽にはまって、音楽漬けの毎日を過ごしていると、音質に不満が。また、娘がMD録音をしたいと言っていたので、MDミニコンポを購入。全体で W=43cm, 9kg, 2way speakerと超ミニ。だが、60Wの大出力で技術の進歩を実感!発熱対策、小型スピーカーでの低音再生、高感度ラジオ、デジタル回路などにビックリ。液晶表示によるデジタル設定には少し戸惑いましたが。音質は、価格(2万円強)からすれば上出来でしょう。
Up!ミニコンポだけでもそこそこの音が出るが、やはり低音が不足気味なので、アンプ内蔵型のスーパー・ウーハー(SONY
PIXY SUPER WOOFER SA-W55)をオークションで落札。テレビの横のスペースに押込むためスリムで背の高い形状(W16cm/H36.5cm/D31.5cm/10kg/100W)を選んだ。インピーダンスのアンマッチか、ウーハー側のボリュームを最大にしてやっとバランス、もっと大きくても良いのに。とは言え、コンポの音量とは自然なバランスで低音が増幅しているので聴き易くなりました。ミニコンポには必須ですね。(6/24)
<♪天使の歌声♪ シャルロット・チャーチ&ウィーン少年合唱団 2003/4/11>
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レクィエムなど宗教音楽のCDをオークションで漁っていたら「シャルロット・チャーチの天使の歌声」を見つけた。1986年2月21日・英国生まれで、若干12歳の彼女の初めてCDでとか。現在何枚かのCDが発売されているが宗教音楽的な曲が入っているので選んだ。評判通りとても澄んだ優しい声で年齢の割には上手いとは思うのですが声量など少し物足らなかった。期待し過ぎていたのかもしれないし、現在の彼女ならもっと上手くなっているのでしょうが。でも、彼女の一番好きな曲が”ピエ・イエズ”とは、外国では幼い時からミサに行くので自然に宗教音楽に親しむのでしょう。良い事ですね。ピエ・イエズ、アベ・マリア、アメージング・グレースなど17曲入り。 シャルロット・チャーチの歌声と比べてみたくなって、また子守唄に良いのではと思い「ウィーン少年合唱団の子守唄」を入手。とても素晴らしいです。ボーイソプラノのソロは女性のソプラノ以上に艶やかで美しく、個人的にはシャルロット・チャーチより上手いと思いました。ブラームス、シューベルト、モーツアルトの子守唄など17曲入り。 人間の歌声は最高の楽器ですね! |
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<宗教音楽 フォーレのレクィエム 2003/3/9 >
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2月下旬に読んだ「フジ子・ヘミング著 運命の力」で紹介されていた「お気に入りのCD6枚」の中の1枚「フォーレのレクィエム」だけを聴いたことがなかった。 フジ子さんコメント、「祈りながら聴くこともある。とてもリラックスできて、癒してくれる。最後はこれを聞きながら息をひきとりたいと思うくらい。」を読み、是が非でも聴かねばならないと思い、紹介されていたガーディナー指揮のCDを購入した次第。 本当に美しい旋律と歌声で最高の曲です!とても魂を揺さぶられレクィエムにはまってしまいました。レクィエムに始まった宗教音楽ですが、私の中でどんどん拡がり、多くのレクィエムなど宗教音楽のCDを買い漁っています。CDが多くなったので別扱いに「レクィエム特集」へ |
<オーストラリア映画 裸足の1500マイル (RABBIT-PROOF FENCE) >
原作本;裸足の1500マイル、ドリス・ビルキングトン著 メディアファクトリー出版 '03/02/01発行
映 画;監督・製作:フィリップ・ノイス、オーストラリア・アカデミー賞他受賞 '03/02/01から公開
2年間滞在していた西オーストラリアを舞台にした映画と言うことで、懐かしい風景に出会えることを心待ちにし、上映に先立って原作を購入、待つこと1ヶ月余り、やっと見ることが出来た。
尚、写真の左側は本の表紙、右側は映画のポスターです。
【あらすじ】
舞台は1931年のオーストラリア。当時、先住民・アボリジニ(Aborigine)の混血児たちを家族から隔離し、白人社会に適応させようとする”隔離同化政策”がとられていた。その政策の対象となり、強制的に収容所に入れられた少女3人(モリー14歳、デイジー8歳、グレーシー10歳)は、母の待つ故郷へ帰るべく1500マイルを大陸を縦断する1本のうさぎよけのフェンス(RABBIT-PROOF FENCE)だけを頼りに歩き始めた。少女たちの一人で最年長だったモリーの娘、ドリス・ピルキングトンが綴った真実の物語である。
【映画鑑賞】’03/3/18
神戸での上映は3月15日からだったが、やっと今日(3/18)見に行くことが出来た。アメリカがイラク攻撃まで48時間と宣言した日に、映画を見ている私は何と能天気なんでしょうか、日本は平和ですね。
上映時間は94分と短めでアッと言う間に終わった感じ。原作とは異なり、大部分は”逃避行”の描写。
アボロジニのイントロに始まり、広大な赤茶けた土漠が銀幕一杯に、雄大な音楽とともに広がり、昔の記憶と重なり感動しました。原作を読むと、ストーリーは単純、逃避行も割合淡々描かれているので、余り期待していませんでした。しかし映画は、広大な映像と音楽が加わるので、臨場感一杯にとてもドラマチックに再現されており期待以上でした。ただ、実際の逃避行は原作や映画以上に困難だったのではないかと思う。
映画の最後に、主人公のモリーとデイジー本人が登場! 映画では幼く可愛かったデイジーが、モリーよりも大柄になっていたのでビックリ。
保護官の言葉”先住民を野蛮な生活から解放するんだ”は、侵略者の身勝手、思い上がりですよね。
【読書感想文】’03/2/11
滞在中に使っていた西オーストラリアの地図でルートを確認しながら本を読み進めた。アボリジニも、アイヌとかインディアンと同じく褐色の肌をしており、侵略者により排除・同化されると言う似たような数奇な運命を辿ったことに、侵略の歴史の酷さを感じた。滞在当時、アボロジニの保存地域がアイヌ同様観光スポットになっており感動する一方で見世物のような気がして切ない気持ちにさせられた。
原作は文庫本で約250頁。主人公が登場するまでに100頁を費やし、主題の逃避行が始まるのは150頁からなので最初の内は少々退屈するが、オーストラリアの歴史の一端を垣間見させてくれる。幼い少女達が、荒涼とした原野をフェンスだけを頼りに、足跡を消しながら追跡をかわし、冬季8月から9週間も歩くことは想像を絶することだと思うが、原作では意外と淡々と書き綴られているのが残念だ。
私の滞在中、車を走らせ内陸部に近づくとフェンスがあり”これから先は水もガソリンスタンドも無いので自分の責任で行動せよ!”と言う標識が掲げられていたが、それがウサギよけのフェンスだった気がする。本文中にユーカリやバンクシアの花が広がる風景が書かれておりとても懐かしく感じた。
<デジタルレコーダー シャープ MPEG−4 VN−EZ25 03/2/14-05/5/14>
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愛称・インターネットビューカム[PoKeVi]) 自分のゴルフスイングをビデオ撮影する目的でオークションで中古を購入。2000年6月発売だがいまも現役。 仕様;1/3.6CCD、131万画素、2型TFT液晶、回転レンズ、スマートメディア(64MB)、リチウム電池etc. 機能;動画、静止画、テレビの録画(AV入出力)、音声録音と多機能だが、所詮?愛称の通りインターネット用のため解像度、記録時間、ズーム等普通のビデオカメラと比ぶべくもないが何とか使える。以前のデジカメに比べれば記録時間も長く、三脚も使えるので、自分で自分のスイングを録画するという目的は達成!しかし、静止画は解像度がDSC-X100の1.5倍になるので鮮明になると期待していたが、CCDが小さいためか同じようなもの。欠点は、動画がASF形式のため変換・編集ソフトのフリーウエアが皆無で専用ソフトが別売と言うこと。SHARPの詳細仕様へ、とても実際的な購入レポートへ ※’05年5月14日、新しいデジカメ、キャノンIXY600に更新。 |
<映画 戦場のピアニスト 2003/2/28>
監督;ロマン・ポランスキー、主演;エイドリアン・ブロディー、音楽;ヴォイチェフ・キラール、
原作;ウワディスワフ・シュピルマン・The Pianist、ポーランド、フランス合作英語作品(2時間28分)
2002年カンヌ国際映画祭パルムドール受賞
娘にせがまれ、ユダヤ人収容所で生き延びたポーランド人ピアニスト・シュピルマンの実話を基にした映画を見に行った。娘は、アウシュビッツを見学したこともありゲットーに興味があり、私は音楽の方に興味があった。妻は、暗い映画は嫌いと言って友達と食事に。そう言えば少し前に、「何でユダヤ人は迫害されるの?」と聞かれた。私は、「ベニスの商人のように、ローマ時代に一番下賎と言われた金融業に就かされ、一方で流浪の民として強力なネットワークを利用して大金持ちになり過ぎたのが原因で、キリストの裏切り者・ユダは口実だと思うと答えた。
映画の方は、監督が実際にゲットー経験を持つだけに、描写が実に生々しく迫力があった。しかし、実に後味が不思議な映画で、派手な戦争映画やアクション映画のように後味スッキリではないし、恋愛・悲恋映画のようにほのぼのとか辛く切ないものでもなく、何とも表現し難い感覚。決して音楽映画ではない!
主人公が、家族一緒にゲットーに収容され、移送時に家族と離れ残留、最初の内は友人の助けもあるが独りで孤独と飢えに苛まれながら、ロシア軍進攻迄の約5年間、格好悪く朽ちていく様子を淡々と描写。
クライマックスは、隠れているところをドイツ人将校に見つかり、ピアノ演奏(ショパン・バラード第1番)し、将校に感動を与え見逃してもらう場面である。以降、その将校による食料の差入れが命を救った。将校の言葉、「生きるも死ぬも神の思し召し次第」が印象的で、主人公のシュピルマンは2000年7月88歳まで生き、ドイツ人将校は1954年ロシアの収容所で死んだとのこと。確かに苛酷な環境で多くの人が死んでいく中、必死に生き抜いたのではなく奇跡的に生き抜けたのは神の思し召しのような気もする。
主人公一人の映像が長く続くが、決して退屈なことは無く2時間半はあっという間だった。また、最後は、ピアニストに復帰してピアノ協奏曲を演奏する場面で、それを背景に映画製作スタッフのテロップが流されるが、最後の最後まで観客は誰一人も立たず劇場の照明が点くまで観ていたのが、この映画の不思議さ(良さ)をよく表していると思う。
<フジ子・ヘミング 運命の力 TBSブルタニカ '01年6月初版 '03/2/22 追記03/3/16>
Die Macht des Schicksals / Ingrid Fujiko von Georgii-Hemmong / fujiko hemming official site
ふと、フジ子・ヘミングさんのことを思い出しオークションで探して落札した。普通の半生記もの(長い文章)とは異なり、彼女の生きざまを数多くのイラストと写真をバックにエッセイ風に書き下ろしたもの。読んで、見て、2度美味しい本。彼女の本の中で一番だと思う!
主題は、まえがきの「運命は、いつか必ずやってくる。・・・私たちは準備しておかないといけない。チャンスを逃さないように。・・・」
とは言え、ガムシャラに生きてきたのではなく、数奇とも言える半生の中、「人生は上手く行かない方があたりまえ」と常に自分らしく生きてきた人である。彼女はクリスチャンで、支えは聖書!
意外に感じたのは、私も大好きで、彼女の代表曲ともいえる「ラ・カンパネラ」が、最初の頃はあまり好きだった曲ではなく、指の練習用に弾きだした曲だったとのこと。何故、彼女の演奏が人々を惹きつけるのか?その答えは、「彼女のピアノが、テクニックで正確に弾くというものではなく、音のひとつひとつに色をつけ自分らしく弾くこと。」
絵描きが好き、猫好き、じゃがいもが好き、古いもの好き、彼女の永遠の心の恋人は「レナード・バーンスタイン」、好きな曲は「ドビッシーの海」、好きな日本の小説は「芥川龍之介」、オペラは長くて嫌い等々。そうそう、彼女の好きなCD6枚に、私も好きで持っているクレイダーマンの"TITANIC
SYMPHONY"が入っていた。彼女の独り(孤独?)での生き方に一種の感動を覚えるが、・・・うまく表現できない・・・。
彼女の好きな曲をバックグランドにして本を何度もめくっている。ドイツの教会で聞いたチェンバロ演奏などを思い出しながら・・・。彼女も言っているけど、ヨーロッパって良いよね。
追記・フジ子・ヘミングさんの他の著書を読んでみた。('03/3/16)
★「魂のピアニスト」求龍堂 '00年5月出版・・・フジ子さんの自叙伝で、幼少時代から現在に至る半生を順序だてて文章だけで綴ったごく一般的な構成。付録として巻末に絵日記、絵画が付いている・・これが良い!
★「魂のことば」清流出版 '02年4月出版・・・自分の半生の中で感じた生き方を5テーマ、153文にまとめたもの。しかし、この本の内容は構成が異なるものの「運命の力」と類似、買わなくて良かった。
<続 く>