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<GW旅行:和気・藤まつり> 01/05/04

 ゴールデンウィーク・・・私は3日もゴルフ、妻とは日帰り旅行1日だけ。大人しく妻の言う通りに同行。
 行き先は、山陽自動車道の和気インター傍の「藤公園」。偶然「藤まつり」だったので、インター出口から駐車場まで大渋滞、観光バスまで来ているではありませんか!有名なんですね_(^^;)ゞ
 余りの停滞に痺れを切らして、駐車場に着く前に倒産した?パチンコ屋さんの駐車場に入れて田んぼ道を二人で歩いて行きました。小川も流れており中々風情があって良い感じ。
藤公園にて私と妻 公園の傍の駐車場は広いが大混雑、しかし駐車料金が無料なのはとても良心的ではありませんか・・・普段は無料でも祭りの時はぼったくるところが多いですもの。しかし、公園への入場料は大人一人300円・・・町おこし予算にすれば良いのに。多くの屋台が所狭しと軒を並べており、たこ焼き、イカ焼き、だんご、この地方ならではの「備前焼」等・・・。大好きな「草もち・5個300円也」を買ったが、期待外れ・・・何がって? 餅の腰の強さとヨモギ香りです。
 日本一の藤棚とのことですが期待はしていませんでした。予想通りそれ程広くはありません。しかし、「藤の種類が1本1本違う」のにビックリ!日本各地の公園、中国等から集めたようで、説明書きがぶら下がっていました。その中でも、印象的だったのが、「枯れている」と思って見ていた「白色の藤」=中国産の「シロフジ」とのこと、紫色以外の藤の花を見たのは初めてでした。皆さん見たことがありますか?
 写真が出来上がり,妻に「太って見えるね」と言ったらムッ!とされてしまった。口は災いのもと(^^;;

 帰路は裏道を抜けて(私も妻もカーナビが無くても山勘で裏道を見つけるのが得意なのです)、藤公園から近くの平成5年に出来た「鵜飼谷温泉」にひと風呂浴びに行きました。妻は温泉大好きで、家の風呂でも1時間、銭湯・温泉に到っては軽く3時間、一日入っていても飽きない性格。今日は「チョットだけよ」と念を押して入場。入浴料は1人600円、パンフレットより100円高くなっていると妻はおかんむり。藤まつりの影響か大勢の人。男湯はそうでもなかったが、女湯は大混雑だったらしく、蛇口一口毎に数人待ちとか、内湯は異臭がして入る気がせず、露天風呂には行ったとか。早々に出て来て愚痴るは愚痴るは・・・何時もは待ちぼうけを食わされる私としてはラッキーだったが(^^;;

 帰路の山陽自動車道も一部混んでおり家に着いたのは午後8時頃。夕飯を作るのも面倒だと言うので、居酒屋で食事。楽しい一日でした。
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障害者の書いた本を読んで(長文)> 01/05/04

時間を紡いで この4月、岡山県津山市在住の義姉・三村文恵の本「時間(とき)を紡いで〜輝いた15年」が文芸社から出版されました。義姉が、心臓病(単心室・肺動脈閉鎖症)を抱えて生まれてきた長女・千尋(ちひろ)の短かった15歳の生涯を、7回忌も過ぎ心の整理が出来たいま出版したものです。千尋は、成長に合わせて入退院を6回、バイパス手術を2回もしながら、母子共々精一杯生き抜き、地域で一番難しい高校に入学した年の初夏、元気だったのですが最後の手術と希望を抱いて挑戦、手術そのものは上手くいったのですが、術後の病院のケアが悪く、希望の灯が消えてしまったのです。その15年間の悲喜こもごもについて書き綴った本です。皆さん購入してやってください。一部の地域では書店に並んでいないとのこと、注文しないと駄目みたいです。

<多くの障害者に関する著作と感想>
 義姉の本を読んだ後、障害者に関する本が気になり図書館で借りて読んでいます。この種の本は、乙武さんの「五体不満足」以降多く出版されるようになった気がするのは私だけでしょうか?最近読んだ本です。左の写真は偶然手元にあった本で他意はありません。
 ●乙武洋匡著「五体不満足」
 ●井上美由紀著「生きています15歳」(全国弁論大会・全盲少女)
 ●家西知加子著「希望の子」(HIVの主人との間で子供誕生)
 ●辻井いつ子著「今日の風は何色」(天才ピアニスト・全盲少年)
 ●高木大輔著「神様がくれた私の右足」(美術広告作家)
 ●田島隆宏著「僕はここにいるよ」(車椅子のカメラマン)
 ●大平光代著「だからあなたたちも生き抜いて」(いじめへの叛旗)
 ●京谷和幸・陽子「車椅子のJリーガー」(半身不随でパラオリンピック・バスケットへ)
 なお、書籍とかTV等で紹介されている人々のほかに、目立つことなく地道に精一杯生活をしている多くの方々がいることを忘れてはならないと思います

 何れの本も共通しているのは、母親(妻)が障害児の我が子(夫)を、何とかして普通の人として、別の言い方をすれば障害をその子の個性として育て上げたいと言う強い信念と行動力で対処しているということ。加えて、その母親に支えられながらも、子供自身も普通の子以上に自立しようとする熱意、執念とも思える生き様だと思います。その内容に感動し、男泣きしながら、鼻水をかみつつ読み続けました。

 本によっては、母子とも比較的陽気に過ごしてきたかのように書かれていますね。しかし「学校に合わせて引越しをする乙武さんの両親」「まるで無法松の一生の気風の良さを彷彿させる福岡の全盲少女のお母さん」等など、今だからそう言えるのであって、その当時はそんなものじゃなかったと思います。きっと、子供と一緒に死んでしまいたいと幾度も思った、辛く切ない多くの日々があったのだと容易に想像出来ます。子供は子供で周囲からの嫌がらせ(いじめ)もあったに違いありません。それらの困難を乗り越え、世間に胸を張って活きている自分達を紹介している作者の皆さんに最大の賛辞を送りたいと思います

<神様はいる?>
 ところで、このような本を読むと「神様がいるような気がする」のは私だけでしょうか。と言いますのは、人に何らかの障害を与えた代わりに、何らかの才能を与えているような気がするのです。古くは、馬鹿呼ばわりされた貼り絵の「裸の大将・山下清さん」でしょうか。五体不満足の爽やかな弁論技術、全盲少女の論文表現、全盲少年の音楽的才能、全身不随男性の写真。。。多くのことが出来ない代わりに一芸に秀でている。皆さん、何処まで大成出来るか分かりませんが、惜しみない応援をしてあげようでは有りませんか。

<想像出来ない暗闇の世界>
 障害の中で全く想像が出来ないのが生まれつきの全盲、目が見えない世界です。健常者が停電などで暗闇の中にいる時、病気や事故で失明した場合は、それまで見えていたので、両親の顔立ち、色彩、動物とか品物の形とかイメージできると思います。
 しかし、生まれつき全盲の人には「見えるということがどういうことなのか分からない」、「暗闇が当たり前の世界」なのですから。他の人に言われるまで自分が障害者だということすら認識できないと思います。ですから、その事実を知ったときの衝撃は如何ばかりなのでしょうか、想像すら出来ません。
 全盲の人に、小さいものなら物を手に触れさせて形を覚えさせることは出来ても、大きな物や色彩は教えられるのでしょうか?余りにも悲しいことです。

<障害者への日本人の対応の悪さ>
 どの本にも共通して述べられているのが「日本での障害者への対応の悪さ」です。私もその一人だったと思いますが、ボランティアとか言う大げさなことではなく、単に道を譲ってあげるとか、車椅子を押してあげるとか、小さな何気ない親切すら出来ず、逆に疎ましく思う人が多く残念なことです
 私の家族が、オーストラリアに2年間滞在している間に、義姉が心臓病の千尋も連れてパースに2週間ほど来た時のこと、「障害者にとってオーストラリア(≒外国)は住み易い」と言っていました。車椅子を使って街の中の道路、エレベーター、お店の中と動き回るのですが、黙っていても目の前に道が開けるのです。気が付かずにいた人は逆に Sorry と自分の方が悪かったと道をあけてくれます。
 一方、日本の場合は障害者(車椅子)の方が「済みません、済みません」と遠慮がちに道を譲って貰わなくてはなりません。相手の方は「邪魔なやつ、うっとうしいな」という表情をあからさまにすることも多いようです。最近でこそバリアフリーとか言って設備面も充実はしてきましたがまだまだ十分とは言えないのでしょうね。

<最後に>
 外国で生活を経験すると、日本では時間の進み方がとても速いように思います。一部の発展途上国のように「ケセラセラ」では困りますが、もっとゆとりを持って生活を、仕事をすべきだと思います
 確かに、日本人のセカセカした勤勉さは有名で、GNPは高いですが、福祉を含めた生活レベルは決して豊かだと思いません。駐在していた当時の西ドイツでは、労働時間は短く、多くの雇用を生み出し、税金も高い(宗教税も10%!)のに、経済力も強く、とても豊かに生活しています。オーストラリアでは、所得は少なめ、税金は高め、可処分所得は少ないものの生活必需品、特に食と住は安く、結構良い生活をし、老後も安心して楽しんでいます。出来ることなら、私も老後はオーストラリアで生活したいと思っています。そう言えば、交通標語にありましたね「狭い日本、そんなに急いでどこに行く!」

 ものすごく長い文章になってしまいました。ここまで読んでくれた人には感謝します。ご苦労様でした。
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<講演会・平尾誠二 神戸製鋼所・ラグビー部GM> 01/04/16

 日本のラグビー会で名を馳せた、神戸製鋼所・ラグビー部ジェネラルマネージャの「平尾誠二」氏の講演を聞くことが出来た。63年生まれだから38歳か。京都生まれ→伏見高→同志社大→英国留学1年→神鋼で社会人7連覇の立役者。 演題は、「スポーツと社会」、本人いわく何でも良かったとのことだが、気に付いたことをメモっておきます。
スポーツは遊び、楽しく出来ることが大切。勝つこと結果である。軍事訓練から出発した体育のように忍耐を強いるものではない。
練習とは良いゲームをするための方法であって、良い練習をすることではない。手段を目的と勘違いしていることが多い。練習でミスを多く出し、学習し、乗り越えていくことが大切。
●日本人の多くは「型」から練習に入る。本質が先にないといけない。野球で上手く打つための練習として素振りをするのだが、その内毎日素振りを100回することが目的になり素振りしながら残り回数を考えているようでは本末転倒である。投手と球筋をイメージして1回1回素振りをするのなら効果はある。イマジネーションの無い練習は価値が無い
日本人は、ラグビーとかサッカーとか「ゴール型」のスポーツは苦手。野球のように監督が指示し選手はその指示を守る形の、予め決まっていることを実施する方が得意のようだ。ゴール型のスポーツは、ボールを持った人がその時々に応じた判断をしなければならないが、個人の素早い判断力が不足。スポーツに限らず、教育も職場も同じだと思う。・・・指示待ち人間?
 例えば、ラグビーでボールを持った人が右手から左手に持ち替えた瞬間、周りの人はどのように反応するか?ボールを持つ手が変わればパス、キックする方向が反対になるのだからサポートする人も反対に付かなければならない・・・スポーツ音痴の私は成る程と感心したところ。
日本のコーチは怒りすぎ。ミスが起きたときに怒りすぎるので、プレーヤが萎縮し、2度目には怒られないようにしてしまう。それは、決して上手くなるように努力するのではないので伸びる芽を摘んでしまうことになる。特に子供時代。
●チームプレイは個々人が完璧仕事をすることが前提。もたれかかった人がいるとチームは駄目になる。ミスを前提にしてサポートを考えるとロスが多く勝てない。それぞれが完璧だということで組立て、1試合20位出るミスには近い人がサポートすることで意思統一を図っておく。・・・仕事も一緒!

 自分のことに置き換えて考えると、いろいろと感じることもあります。
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前橋汀子 バイオリンリサイタル> 01/03/10

リサイタル・ポスター 今日はゴルフコンペが終わってから町のホールに行き、かの有名な国際的バイオリニスト「前橋汀子さん」の演奏を聴いた。ゴルフ疲れで眠たくなるかと思ったが、演奏の良さで目が覚めました。何時ものことですが満員御礼!なんと言っても2500円と安いのですから当然ですね。
 演目は、有名な曲ばかり、前半は新ビバルディ合奏団(13名)との競演による四季、後半はピアノ(東誠三氏)をバックにクライスラーの小曲3曲、ベートーベン・ソナタ「春」、最後にサラサーテの「チゴイネルワイゼン」、更にアンコールは気前良く3曲も、一番最後はブラームスの「ハンガリー舞曲」。
 四季が始まって出だしの部分では、バイオリンが鈴虫がころころ鳴いているようなとても軽妙な響きでバイオリンの音色のすばらしさを再認識し感動しました。前橋さんはポスターより老けて見えましたが(失礼)力強い演奏に年齢を感じさせませんでした。ただ、気持ちが入っているのでしょう、かなり身体が動きます。でも音が外れないのはやっぱりプロ!
 合奏団は、バイオリン7+ビオラ2+チェロ2+コントラバス1+チェンバロ1の構成でしたが、私の好きなチェンバロ(クラビーア)の音色がチョット弱々しく感じたのが残念でした。
 後半の伴奏役・ピアニストの東氏はとても若く見えましたが華麗な指さばきで有名な前橋さんと堂々と渡り合っていてとても良かった。堂々すぎて前に出すぎとも思える場面も幾度かあったが、ピアノの音量が豊か過ぎるせいであろう。こんな小さな町のホールなのだが、ピアノは有名な「スタンウエイ&サン」なのだ。チゴイネルワイゼンとハンガリー舞曲は、ハンガリアン・ジプシーの哀愁が日本人好みなのでしょうか、涙が出そうなくらい感動しました。
 私の車にはバイオリンのCDが入っており、帰り道チゴイネルワイゼンをかけてみたが、やっぱり生演奏の方がグッド。妻と二人、遅めの夕食を食べに行って帰宅、気持ちよく就寝、充実した一日でした。
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オペラ「カルメン」を鑑賞して> 01/02/10

カルメン・ポスター 町のホールで公演されたオペラ「カルメン」に行ってきた。
 ドイツに駐在していたとき、ミュンヘンの元宮殿・レジデンツに付属する2000人以上収容の大オペラ劇場「バイエルン国立劇場」にて、本格的なオペラを鑑賞したことがあるが、とても大きな舞台で、勿論フルオーケストラでの生演奏、公演時間も長く、料金も3万円と高価。入場者の伊達たちもよく、長めの休憩時間は軽く飲食をしながら、さながら紳士淑女の社交場であった。
 そんなイメージを持っていたので、町のホールと言っても学校の体育館のステージと同じような舞台でどのようにするのだろう?演奏はカラオケ?料金が何と2500円と安いし、余り期待していなかったのですが、とても良かったです!
 90年にオペラを広めようとして設立された「オペラ・カンパニー」による公演で、小規模だが、それなりに迫力もあり、日本語で分かりやすく、オペラの楽しさを、低料金で親しんで貰おうと言う意図が実によく伝わってきた。私も含めて「オペラは難しい」と言うイメージが強いが、この公演はオペラ入門には最適で、きっとオペラ好きになれると思う。各地の学校でも公演しているとの由、私も若い頃に出会いたかった。主なレパートリー5作品の中には「マイ・フェア・レディ」もあるとか、機会があれば是非拝聴したいものだ。
 構成は、指揮者が山田純彦氏、演奏がピアノ1台(山田洋子さん)とパーカッション2組の計3名、キャストは役どころ(ソリスト)8名と脇役(合唱)8名の総勢20名で、全4幕の日本語公演である。そう言えば、指揮とピアノの山田さん二人とも兵庫県出身、もしかして夫婦?息がピッタリでしたもの。
 内容は余りにも有名なものなので紹介するまでも無いでしょう。他愛もない恋物語である。全4幕とは言え休憩10分を含め2時間弱と短めの公演、入門編としてはこの程度で十分かもしれないが、個人的にはチョット物足りなかった・・・物足りないと感じるほど良かったと言うことである。
 演奏は、ピアノとパーカッションだけであるが、予想外に迫力があった。欲を言えば、エレクトーン又はシンセサイザーを1台入れて弦などより多くの音色が加われば更に厚みが出るように思えた。
 しかし、オペラは楽器以上に人間の声が最高の楽器だと思う。カルメンを演じた伴真純さんも良かったが、それ以上にドン・ホセ役の大野光彦氏の声量にはビックリ、さすがオペラ歌手である。
 オペラと言えば、ドイツ語とイタリア語が多いが、予めストーリーが分かっていても、何を言っているか理解するのは難しい。ドイツのネイティブでも「古語なので全部は理解できない」と言っていたのに我々が分かるはずも無い。日本語での公演は何か格が低いように思えるが、内容が理解できる方が楽しいと改めて感じさせられた。ただ、言葉と音楽とのハーモニーがずれてしまうのは如何とも仕方がないが。どうも日本人は昔から外国語かぶれで、意味も分からない「お経」でもありがたく受け止める人種である。
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<NHKテレビドラマ菜の花の沖を見て> 01/01/15

菜の花の沖 今年から始まった幕末に活躍した船頭「高田屋嘉兵衛」を主人公にしたドラマですが、主人公役の竹中直人氏、妻役の鶴田真由さんとも、とても良いキャスティングで楽しく見ています。何年か前の大河ドラマ「太閤記・豊臣秀吉」を思い出しました。

 いずれ場合も、貧しい百姓出身の主人公が、良く出来た身分の違う網元(武家)の嫁と一緒になり、大きな夢に向かって邁進し、成し遂げてしまう物語だ。見逃してはいけない点は、本人の努力もさることながら、主人公の身分に拘らず、その才能を見出し十二分に発揮させた、内助の巧と親方(堺屋/信長)がいたことです。両家とも1代限りで消滅するところまで同じなのが気の毒ですが。

 嘉兵衛は、地元兵庫県の淡路島出身で、まだ見ぬ遠い海を夢見て、千石船で稼ぎ、函館を基地に、商売抜きで蝦夷開拓とロシアとの友好に人力した人です。人生のあやが蝦夷に向かわせましたが、状況次第では唐(中国)が対象になったのかもしれませんね。

 そう言えば、函館に行った時「嘉兵衛」の銅像とか、初めて入航した場所の碑を見ましたが、嘉兵衛は旧「箱舘」の開祖と言うべき人だったのですね。しかし、生まれ故郷である淡路島は近いので何回も行っているのですが嘉兵衛の足跡を見た記憶が無く、これから調べてみようと思います。

 原作は、司馬遼太郎の「菜の花の沖」で、全6巻の大作。図書館にあった「三巻〜六巻」を借りてザッと目を通してみると、テレビでは省かれている時代背景等、詳細に記述されていました。ゆっくり読んでみよう。一巻、二巻はテレビ放映済みの部分なので後回し←買うとは言わないところが・・・(~_~;)
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長崎紀行−吉野ケ里遺跡と長崎「茶碗蒸と蒸し寿司> 00/12/19

 久しぶりの出張で「長崎」に行くことになった。前泊するので、途中どこか見るところが無いかと探してみた。長崎は2年前、妻と2泊して見飽きているし、博多も何度か行ったし・・・と言うことで、佐賀県の吉野ケ里遺跡に立ち寄ってみることにした。縄文遺跡では無いので捏造問題は無いはずだ(失笑)。特急電車と遺跡

<JRの話>
 早めに家を出て、新幹線で博多に。一人なら自由席でも座れるだろうと安易に考えていたら、幸か不幸か今までに乗ったことの無い「レールスター」で8両編成中自由席3両のため満員で岡山から座ることが出来た。広告でよく見かけるが車高が低く外見上はスマート、しかし内部は別にどうってこともなく、編成車両数が少ない分不都合なだけ。自由席3両中、禁煙車は1両なので混み方が少ない喫煙車に乗ったが煙がすさまじく体中煙草が染み付きそうで参った。時代の流れに沿って禁煙車を増やすべきであると思うのは私だけでしょうか・・・とは言え、昔は自分もヘビースモーカーだったのだが・・・。

 博多駅からは、快速で鳥栖駅へ、鳥栖駅から普通に乗り換え吉野ヶ里公園駅に到着。その間の列車は「JR九州」管轄であるが、内装が赤と黒の豹模様のシートなどとても和やかな感じで気に入った。その後に乗った長崎行き特急「かもめ」は、黒のレザータッチのシートと木目のフローリングなど応接間でくつろぐ感じで新幹線より良い。何時も乗っている京阪神間の「JR西日本」電車は機能一辺倒のような気がして、「JR九州」のセンスの良さを見習って欲しいと思った。

<吉野ケ里遺跡>
 いよいよ、吉野ヶ里公園駅に到着。駅舎は、遺跡発見後に作られたのだろうか?コミュニティセンターが併設しているモダンな建物。案内所のおじさんも親切で、帰りには遺跡発掘のビデオも見せていただいた。
 遺跡までは約1.5km、タクシーもあったが、周辺の雰囲気を味合うため徒歩で行くことにした。遺跡への道路は、拡張工事中で、遠めに新しい復元物が見え、容易に遺跡の到着した。しかし、遺跡の周辺も至る所工事中で、仮設駐車場への案内板は多いものの、入口の案内が無くウロウロ。近くの家の人に尋ねたら、「工事前はここが入口だったのですが?・・・」と、ロープで立ち入り禁止になっているところを示すだけで、現在の入口は分からないようだ。(灯台もと暗し)

 周りを見渡すと工事車両が数台あるが誰もいないので、これ幸いにロープを乗り越え、無事?遺跡の中に侵入。しかし、見学者は誰もいないし、遠くにガードマンの姿がチラホラ見えるし「やっぱり立ち入り禁止?」と少し不安な気持ちで、こそこそ歩き回っていると仮設駐車場近くが臨時の入口でそこから仮設歩道があり見学可能な状況と言うことが推測でき、大きな顔をして見学開始。

 昨夜雨が降ったのだろう、工事中の場所はぬかるんでいたが、太陽も出て気温も高めで最高の天気。出張なのでスリーピースに今冬はじめて着用した冬用オーバーコートと一見紳士風の出で立ちなので、歩き回ると暑く、オーバーを脱ぐ始末。

 住居跡、物見やぐら、高床式倉庫を一通り見てから、ベンチに座って、博多駅で買った「地鶏弁当」と「すらっと茶」を開けて昼食。この辺は地鶏が有名なのか?そう言えば、博多銘菓「ひよこ」とか「卵麺」があるのもそのためか? コミュニティセンターには「赤米」「黒米」が売っていたが、弥生人はそれらを「かゆ」にして食べていたのかな?・・・等等、自分勝手に思いを巡らす。

 弥生式復元住居は、近くでは加古郡・播磨町にある「大中遺跡」、妻の実家・津山の「弥生住居跡」で見たことがあるがどこも似たようなものだ。しかし、吉野ケ里遺跡は、物見やぐら、倉庫、壕、城柵と「一大環濠集落」であることと、「魏志倭人伝の邪馬台国」を彷彿させるところがすばらしい・・・とのこと。工事のため展示室に入れず、出土品を見ればより弥生時代に思い馳せれたのではと心残りであった。

 現在、大々的に行われている工事は、「国営公園」としてオープンするためのもので、大駐車場をはじめ、公園内に新しい住居、やぐら、壕、城柵などを大幅に復元しているもの。「国営公園」というものが他にもあるのでしょうか?

 考古学に全く素人なので、知っている人がいたら教えて欲しいのですが、
1)遺跡の穴を見て、空中の姿をどのようにして想像するのでしょうか?
物見やぐらも高倉式倉庫も柱跡は似たようなものだと思うのに、建物全体を想像できてしまうのは何故?
2)縄文、弥生時代の遺跡が発見されることの本当の意義って何?
勿論史実上と言う狭い領域では重大なことなのだろうが、現在を生きる我々にとっての意義は?単に趣味とかロマンだけ。

<長崎の食べ物「茶碗蒸と蒸し寿司」>
 いよいよ長崎に到着。長崎駅って外国では良く見かける終着駅なのですね。先ず最初に、妻に頼まれていた「明太子」を2年前に買ったお店で購入。ホテルまで10分チョットなので、町並みを見ながら歩く・・・歩くのはあまり苦にならない。2年前は車で走っていたので気が付かなかった部分が見える。カステラで有名な「文明堂本店」はその一つで、黒い昔からの建物が長い歴史を感じさせる。

 ホテルにチェックイン後、ホテルの目の前の出島の復元通り、中華街を抜けて、目当ての食堂「吉宗」に直行。長崎の中華街は、横浜より小規模だが、神戸よりかなり大きく、中華料理のお店が所狭しと軒を連ねている。

 長崎の食べ物と言えば、「ちゃんぽん」と「カステラ」が有名だが、どちらも2年前に堪能しているので、他の名物?として探したのが、吉宗(よっそう)の「茶碗蒸と蒸し寿司」。慶応2年からの由緒あるお店なので敷居が高いのでは思ったがそんなことはない。メニューも見ずに「茶碗蒸と蒸し寿司」を注文したが、アッと言う間に出てきたのでビックリ。電子レンジで「チーン!」の感じ。
 確かに茶碗蒸は、注文してから作っていては時間がかかるので、事前に作っておくのはやむを得ないでしょうが、あまりに早く出すのも如何なものか?お客がお茶をすすって一息ついた頃を見計らって出すのが親切だと思います。余談ですが、この辺が日本と外国との食事の考え方の違いですね。「サッサ、サッサと出す日本」と「食事は会話を楽しんでもらうと言う考えの外国」、どちらが良い?

 本題の「茶碗蒸と蒸し寿司」は、両方とも同じ大きさの、小ぶりな丼鉢に入っています。小ぶりとは言え直径15cm、深さ10cm程の大きさですから、茶碗蒸の容器にしては十分大きい
 「茶碗蒸」はかまぼこ、銀杏、しいたけ、魚切り身、キクラゲ、鶏肉、驚いたのは高野豆腐!妻に得意そうに話したら良くあることと驚いた風でもなく少しガッカリ。そうそう定番だと思っていた海老が無かった。長い伝統があるので、確かに美味しいのだが、食べるにつれて味が濃く感じた
 「蒸し寿司」は、妻が良く作る3色丼の雰囲気で、桜色の鱈のそぼろ(でんぶ)黄色の錦糸玉子茶色の刻み穴子(妻は挽き肉)が扇形に3等分されてご飯の上にのっている。ご飯は細く小さく切ったごぼうが混ぜられて、若干味付けされている。寿司というからには酢飯なのだろうが、甘味は感じられるものの酢の感じはしない。蒸すことにより酸味が飛んだのか、全体に甘めだがしつこさはなく美味しい
 値段は、95年出版のガイドブックの値段と同じく、茶碗蒸700円+蒸し寿司500円=1200円也。値上げしていないのは立派と誉めてあげたいが、量の割には少し高い気もする。

 翌日は、真面目に仕事をして、飛行機で大阪へ。でも、長崎駅から空港までバスで1時間程、大阪空港〜神戸までバスで約1時間、神戸から家まで電車で約1時間、待ち時間も含めると飛行時間以外が約4時間で、飛行時間が1時間。飛行機は確かに速いが、空港までのアクセスを考えるとペイしない気がするのは私だけでしょうか?

 最近は、ゴルフばっかりで旅行は殆どしていない。国内は何処に行っても画一的な風景で感激しなくなっているのだ。その土地土地の、駅弁とか楽しみはあるのだが、ゴルフの方が面白い!?と言うか、そこまで金が回らないというか。
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ゴルフは歳をとるほど上達する 金井清一&田中誠一共著 ゴルフダイジェスト社(97/11)>

 私は52歳、ゴルフを始めたのは43歳ですから、満10年ということになります。この半年間90前後で停滞中、80台前半を狙って練習しているのですが・・・限界なのかな〜?と思ったり。そんな時に図書館で見つけた本です。もっと頑張れそうです。

 一般に、「ゴルフのハンディキャップは、ゴルフを始めた年齢の半分」といわれるが、パープレイで回るぐらいだったら40歳で始めようが、50歳だろうが問題ない

 成績が伴わないのはスランプのせいばかりではない!
人間の学習能力は”右上がり”一直線には伸びません。向上するにしても必ず横ばいの時期があって、それから伸びるという経過をたどる。この横ばいの時期を”プラトー”plateau(高原、台地、停滞期)といいます。これは次のステップをするために、いろいろなメカニズムが組み合わされつつある時期です。その期間も長い短いがあるので、スランプと思って意欲を失わないこと

 変化する身体だから、スイングも変わって当然
筋肉が疲れた状態のまま練習しても、脳に正しい情報を送ることが出来ない。
筋肉の性質は常に変わる。筋肉の性質に合わせて練習しないと意味がない。技の習得に終わりはない。日々の練習が必要になる
脳はスイングの良い癖も悪い癖も記憶してしまう。1打1打、質の高い練習が必要である。

「こむら返り」・・・筋肉が限度以上に縮んで、伸びなくなった状態。
決定的誘因は不明であるが、考えられる原因は、水分量の不足、エネルギー源としての糖質や脂質の枯渇カルシウムの不足
体質的には、筋肉が太い人より細い人の方がなりやすい。運動している人は筋繊維の1本1本が太い。運動不足で筋肉が細い人の方が攣りやすい。
筋温が低い方が、即ち冬場の方が起こりやすい。夏場は脱水症状が引き金。筋温を上げるような準備運動を欠かさないこと。
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<NHK−FM 公開録音 ベスト・オブ・クラシック> 00/09/24

 今日、日曜日はオリンピック・女子マラソン”高橋尚子の優勝”を見て、ゴルフの練習に行き、一休みして「音楽会」と充実した一日でした。

 この音楽会は、町制x周年記念事業としての一環で、NHK−FMとBS2放送用に開催されたものです。勿論無料ですが、事前に往復はがきで申し込み、招待券を貰っていたものです。町のホールは満員盛況、しかし曲目が事前に公表されていなかったので、来場してプログラムを貰ってから「知らん曲ばっかり」と言うことになった人も多かったのでは?・・・私もその一人なのだが(^^;;

 音楽会の主役は、私にとってはマイナーな楽器「オーボエ」で、他にピアノ、クラリネット、ホルン、ファゴットと言う構成。副題が「宮本文昭と仲間たち」とあるように、オーボエ奏者の宮本氏を中心とした演奏で、馴染みのない曲ばかりでしたが、意外と(失礼)とオーボエの音色が綺麗なのを再認識しました。しかし、日本を代表する奏者達ですから演奏は言うこと無し。中でもピアノの中道育代さんの笑顔がとても美しかった。・・・オイオイ、演奏じゃないのか・・・演奏もよかったです、ハイ。
 そうそう、宮本氏は、NHK「あすか」のテーマ音楽を担当したということで、アンコールにピアノをバックに演奏してくれました・・・もっともNHK側の要請で両人は初耳でリハーサル無し、ぶっつけ本番の演奏ということで聞く側も貴重な体験とのこと・・・さすがプロ、難なく演奏。

<音楽を聴いていて思ったこと>
 クラシックの将来:クラシックは、バッハ、ヘンデル以降約300年前からの曲ですよね。その当時は現代曲だったと思いますが、現在の曲で将来100年後200年後にクラシック曲として残る曲ってあるのでしょうか?現代曲のことは良く知らないので好い加減なことを言いますが、私にとって新しいクラシックと言えば「ガーシュイン」位しか知らないのですが・・・。
 また楽器はどうなのかな?遠い先、エレキギター、エレクトーン、シンセサイザーなどもクラシックの楽器として残るのかな?
 など考えると、クラシック音楽は今私達が接している楽器、演奏形態、曲目で今後とも変わらず一つの音楽ジャンルとしてとらえる方が妥当なのかもしれませんね。

 クラシックの音楽会の演目:学校の音楽の時間で習ったり、映画のバックグラウンド等として、知った誰もが知っている、聴いたことがある有名な曲が演奏される機会は少ないような気がします。プロの演奏家は難しい曲を演奏することがステータスなのかもしれませんが、クラシックファンを広げるために誰もが知っている曲も組み入れた方が良いと思います。知っている曲をクラシックの楽器で美しく奏でられると感動を覚え、今度は別の曲を聞いてみようかと言う気持ちになると思うのです。難しい曲ばかりでは、よく言われている「クラシックは難しい」と言う印象を増長させるだけのような気がします。そう思うのは、難しい曲が理解できない私だけかな?でも音楽は好きなのです。
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<こころで勝つ!インナーゲーム ティモシー・ガルウェイ著・後藤新弥 訳> 00/08/27
 原題:The Inner Game of Tennis ●W. Timothy Gallwey 日刊スポーツ出版社 76年7月初版

私の「ゴルフ精神論」のところで本書での「呼吸法:バウンズ・ヒット法」として紹介していましたが、図書館で翻訳本を見つけたので読んでみました。呼吸法の記述はほんの少し、大半はスポーツに関するメンタル論で、最後は人生論の域にまで達している。

本表紙 本書はテニスのレッスン書ではなくテニスを通して「スポーツの内側の世界」に初めてメスを入れものである。訳者はゴルファーにこそ薦めたいとしており、訳題も「インナーゲーム」とし「テニス」と言う言葉が省いている。

 大抵のプレーヤーは、自分に向かって何かを常にしゃべっているものだ。一体誰が誰に向かって喋っているのか?
 私=セルフ1(言う人、自我)+セルフ2(やる人、自分自身)。この2つの相互関係がインナーゲームの鍵、上手く融合させることセルフ1の働きすぎ、即ち「一生懸命やろうとし過ぎる」ことが、最大の敵である。セルフ2を全面的に信頼し任せることが大切。セルフ1の仕事は、セルフ2に”目標”を与えること。

 ”狙う”ことに精力を注ぐ。もはやフォームの問題ではない。「打とうとする」のでもない。”狙い”に集中したら、後はあなたの筋肉と無意識部分の結合体−即ちセルフ2に、全てを任せることだ。ここでは精神集中度が鍵。

 精神集中を保つ鍵は”呼吸”、自分で吸ったり吐いたりする息の流れに注目せよ。呼吸は各人特有の基本的なリズムでもある。具体的には、ストロークの際は、吸う時にバックスイング、吐く時にフォロースルー。サーブの時は、トスで吸い、スイング開始時に吐くか止めるかする。

 セルフ1が執拗に「私は下手だ」と繰り返すと、セルフ2もそれを信じてしまい「下手」を目指すことになる。不必要な命令さえなければ、セルフ2は自身の修正機能で正しい方に改善していくのだ。悲観的、否定的な判断が結果をより悪くするのは勿論であるが、楽観的、肯定的な判断もその有害さには変わりない。無我の境地が最良

 「勝利」という目標以前に、その過程にある障害に挑み、障害に打ち勝つことこそ、本当に意義あることなのだ。賞を目的にする外側のゲームと、自分の内にあるメンタルな障害に打ち勝とうとする内側の(インナー)ゲーム。両者を同時に闘わなければならないが、そのウエイトの置き方は個人が選ぶもの。

 現代人に要求される最も重要な能力は、「静かな心を保てる能力 Unfreakability」、即ち「いま」と「ここ」に意識を集中すること「過去への後悔」「将来への不安」「現状への嫌悪」がフリークアウトを引き起こす
 「過去への後悔」・・・悪い思い出を求めてしまう。以前失敗したことなど。過去のことは現在ではどうすることも出来ない、後悔すればするほど現状は悪化する。
 「将来への不安」・・・プレッシャー。負けるかもしれない。
 「現状への嫌悪」・・・不愉快さ。ナイスショットでのディポット、同伴者の雑音など。

 インナーゲームの究極のゴールは私の内部にある。自分の本質は、自分でもわからない。自分の可能性も自分では分からない。奥深く潜む真実の「自分」こそ、インナーゲームのゴール「セルフ3」に違いない。私はテニスで勝つ方法を書いたのではなく、人生で喜びを見つける方法を述べて来たつもりだ。
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賢者のゴルフ 青木功著 光文社・カッパブックス  97/05版> 00/08/15

 青木功プロ独自のリストを使ったスイングは個人的には真似しようとは思わない。
 この本によれば、著者自身、昔のスイングは職人芸で真似するなと言っていたとのこと。しかし、ゴルフクラブの進化に伴い、今では”真似してみなよ”と言える「癖の無い打ち方」に変わったとのこと。「強いリストを使って叩く打ち方」から「肩の回転で素直に振る打ち方」へ、「」から「」へ・・・でも今でもリストが効いているような気がするのは私だけか?
 その原因は、近年の道具の進歩・・・ウッドがパーシモンからチタンへ、アイアンはフラットバックからキャビティへ・・・そのため「テクニックが不要」になったとの由。

 スイング技術等も詳しく書かれていますが、それらは本を読んでもらうにして、心に残ったことを数点。
 ●青木プロでも毎日30分のトレーニングをしているそうな。ヒジの故障をカバーするため周辺の腕や肩の筋肉を強化する必要があり、1〜2kgの鉄アレイで腕の上げ下げ、小さく捻ったりする軽いトレーニングでも10年も続けていると筋肉が大きくなり、腕力もついたとのこと。「継続は力なり」ですね。
・・・私も殆ど毎日少しですが、腕立て、腹筋、背筋、握力などの運動をテレビを見ながら行っています。1年程前までは自作の鉄アレイがあったのですが錆びて捨ててしまっていたので、新しい2kg用を買ってきました。最近飛距離がでるのはこのトレーニングの成果かな?だとすると嬉しいのですが。

 ●ドライバーのナイスショット後の短いセカンドショットをミスすることについて・・・私も良くやるんです。ドライバーショット時の緊張感や不安感から一気に開放され「油断」が出てくる。その油断がルーズなスイングをさせ、ミスショットにつながる。そのミスが焦りを生む。「緊張−油断−焦り」この気持ちの上での大きな起伏がスイングもリズムもバラバラにしてしまう。油断禁物!
・・・私の場合は、油断というより、チャンスと思って力んでしまうのが原因のような気がしますが?

 ●良いゴルフに不可欠な要素は、「状況判断」と「集中力」。それにはある程度の余裕がないとダメ。そのためには「自分の時間でプレーすること」が大切。
特に、パッティング時の「お先に」は「急いでする」ことではなく、「順番を先にする」だけのことであり、あくまでも自分の時間で!
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1分間ゴルファー:ケネス・ブランチャード著 伊佐千尋訳>97/09
 パソコンのファイルの中に古いメモを発見、ゴルフに限らず適用できる内容なので掲載。

●練習がパーフェクトをもたらすのではない、パーフェクトな練習がパーフェクトをもたらすのだ。
・・・漠然と練習したりプレーしたりするな!考えて感じるのだ。

1分間目標設定
 すべての良き成果は、明確な目標から出発する。達成度の高い人は、目標設定の仕方が他の人と違う。
 長期目標:半年後のHDまたはスコア
 短期目標:当日のスコア
 直前目標:次のショット
   すべて現在形で目標をセットし、リラックスして、成功を思い浮かべ、
   そして目前のショットのみを無心に行えばよい。
 大きな象も一口ずつ食べれば平らげることが出来る!

1分間称賛法
 ゴルフを上手にプレーする鍵は、自分自身が上手くやっている瞬間を具体的にとらえること。
1分間叱責法
 悪いショットのすぐ後に、具体的に、後で直すチャンスにする。叱りっぱなしでなく、自分を再び肯定すること=再認識「自分はもっとましなのだ」。自分を虐待しすぎると次のショットの準備が難しくなる。

5つの原則
1.目的=何故ゴルフをするのか?目標は目的ではない。
  目標は、始めと終わりがあり、HD10以下、スコアなど達成可能なもの。
  目的は、意図であり、常に向上を求めて努力しているもの。
  スコアを目的と錯覚しては駄目。目的は楽しみ、真剣なプレー、友好。
2.プライド
  自尊心過剰型=自己中心、自分が常に勝べき。誇りが負けを許さず、負けたときはエゴで苦しむ
  自己猜疑心型=過小評価(自分を卑下、自分は駄目だ)自分を卑下したらおしまい。
3.忍耐
  忍耐こそ安定したゴルフ、上達への鍵。
  うまくいかないとき、やがてうまくいくという自己激励的な信念。
4.粘り強さ
  忍耐と手を取り合う関係。
  粘り強さを欠いては、忍耐だけでは軌道を保つのには不十分。
5.視野
  ある状況下で何が最も重要かを見極める能力のこと。
  ゲーム自体の美しさと環境の壮大さを過小評価している。

●グリーンに届く一番短いクラブを選ぶゴルファーが大部分だ。自分が思うよりもっと大きなクラブを使え!・・・自分でも心がけていますが、今だオーバーよりショートのほうが多い気がします。
●すべてのショットの67%が、ホールから40ヤード以内。練習の67%はショートゲームに割かれるべきだ。
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ピアノ演奏会:森玉美穂さん> 00/08/05

 今日は、夏の夜、夕涼みかたがた一人でピアノ演奏会に行きました。家から近いし、安いし(1000円)。
 同じ町の出身者でドイツ・ヴゥルツブルグの大学院で勉強中とか。それ程大きくはないホールですが、超満員・盛況でした。曲目は、バッハ・フランス組曲、シューマン・謝肉祭、バッハ・シャコンヌ、プロコフィエフ・ソナタ第2番です。チョット粗っぽい感じですが力強い演奏でした。途中、舞台の袖に戻る時スカートを引っ掛けたようで、長い中断になりました。彼女にとって、故郷での初めてのリサイタルのようで、このトラブルはパニックだったでしょうね世界的なピアニスト目指して精一杯勉強して欲しいと思います。
 その間を持たせるために、彼女の先生・中野慶里氏(男性)が赤いサラファン等を演奏して下さいました。とても良い演奏でした・・・彼女より上手い!先生だもんね。
 中野先生は、ピアノ界では著名な人らしく、世界的なバイオリニスト・五嶋みどりの伴奏を務める人とのこと、チョット儲けた気がしました。
 ヴゥルツブルグは、ドイツ在住の時に行ったことがあり懐かしく思い出しました。若い時に好きなことをするために外国生活をしていることを羨ましく感じました。
CD表紙
 そうそう、ピアノは世界的に有名な「スタンウエイ」でした。低音が豊かで良い音色ですね。私は弾けませんがピアノ曲は大好きです。
 98年1月からのNHK教育テレビでの「リチャード・クレーダーマンのピアノレッッスン」(右写真がその時のCD)を聴いて以来、彼の演奏が好きになりました。CDは5枚位持っています。何故か、何時も行くゴルフ練習場のBGMにも流れておりビックリです。純粋なクラシック演奏家ではなく、どちらかというとポピュラー系で、イージーリスニングの感じで聴き易いですよ。クラシックはどうもと言う方でも是非聴いてみてください。
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コレステロールが高い!> 00/06/08以降

New! 97年のガイドラインで、総コレステロール(TC)220mg/dl以上を高コレステロール血症としたが、降下剤の安易な投与、下げ過ぎによる逆効果の批判がでた。そこで02年9月改訂、「高脂血症の診断基準(右表)」と「患者分類と脂質管理目標値(6分類)」の2本立てに。因みに、動脈硬化は様々な要因が重なって発症するだけに、コレステロールだけを抑えても予防効果は低いとのこと。('02/9/7) 少しだけ安心(^o^) 高脂血症の判断基準 Mine'02/3
TC  220以上 231
LDL−C  140以上 129
HDL−C  40未満 82
TG  150以上 101

コレステロールグラフ 2002年3月7日定期健康診断結果 TC=231
 去年とほぼ同じ。特別なことはしていないが、卵は少し控えめ。
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 2001年6月8日定期健康診断結果 TC=232
 少し低下傾向を示すものの、上限値以上の値。でも、評価が要観察から要注意にトーンダウンした。卵の節制が少し効果があるのだろうか?
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 2001年3月16日人間ドック TC=238
 会社で一部費用負担してくれるのだが、費用削減のためか去年までは1泊コースだったのに今年から日帰りで、健康診断に毛の生えたような内容、高過ぎる。TCは依然高めに推移しているが、TG少なく、HDL多く、血圧正常なので特に気にするは無いとのこと。健康食品は使用中止。
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 2001年01月10日;コレステロール対策の健康補助食品を試してみることにした。主成分は「紅麹(べにこうじ)」で体内でのコレステロール合成阻害薬「スタチン」が天然成分として入っている。売れ行きがよく?現在品切れで10数日待ち。3月中旬に人間ドックに入るので効果を確認してみる。
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 2000年12月5日 再検査結果 TC=249
 8月の検査で下がっていたので「卵断ち」から「卵減量」と規制緩和をしたせいか再上昇!再度、卵断ちを徹底しよう!
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 2000年8月24日 再検査結果 TC=214 (正常値)
 「卵断ち」してから2ヵ月半経ち再検査。結果は激減し、上限ギリギリではあるが正常値になっていた。薬を飲むと一生涯続けることになるので、今後とも食事療法を続けなさいとのこと。でも、朝飯抜きで腹が減っていたのと、結果に気を良くして「カツ丼」を食べた。ささやかなお祝い?
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 2000年5月10日定期健康診断結果 TC=254mg/dl
 健康診断で初めて異常が出た!「TC値が高い」ので病院で精密検査をすること。
 過去5年間の記録を見てみると、確かにTCが上昇。しかし、上限値が240→220mg/dlに下がったので、一挙に異常値になってしまった。自覚症状は全く無し。中性脂肪は少ないのですが。医者曰く、「卵を控えよ」、「詳細は本を買って読め」とのこと。不親切極まりない。確かに鶏卵が一番悪いようです。高コレステロールの人の1日摂取許容量300mgに対して、卵1個で200mg以上!他には肉の脂肪分を摂り過ぎないよう注意する程度で良さそうです。所謂食事療法ですね。
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 コレステロール雑学
 コレステロールは、体の脂質の一種で、重要な構成物質である。しかし、高すぎると「動脈硬化」を促進し、心筋梗塞や脳梗塞と言った病気、また老化の原因になる。
 血中コレステロールの70%は肝臓で合成され、残り30%が食べ物から摂取される。
  ・・・食物から摂取量は意外と少なく、食事療法の効果は?
 総コレステロール(TC)=悪玉LDL+善玉HDL+中性脂肪(TG)÷5 
  ・・・血液検査では、通常TC,HDL,TGが検査され、LDLは逆算する。
 悪いもの・・・鶏卵(卵黄)、肉の脂肪(飽和脂肪酸)、たらこ等の魚卵、腹一杯の食事、喫煙。
 良いもの・・・オリーブオイル、魚の脂肪(不飽和脂肪酸)、食物繊維、腹八分の食事、運動。
 投薬治療・・・食事、運動、禁煙等生活改善を半年実施しても効果が無い場合に投薬。
          HMG−CoA還元酵素阻害剤「商品名;メパロチン、リポバス」がよく用いられる。
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ゴルフへの取組方>「パーゴルフ・6月27日号」を読んで(00/06/14)

 青木功プロの「全米オープン」関連の対談を読んでいて「なぁ〜る程」と思ったこと。一流の人間は良いことを言いますね。また、その言葉は彼の生き様から出ているのでとても説得力があります。最近の学士プロも見習って欲しいと思います。

●1980年の全米オープンでのニクラウとの優勝争いの話から
 無欲の勝利なんて言われたりするけど、自分は信じない。勝ちたいと言う意欲が無ければ絶対に勝てない。でもその欲が強すぎるとまたダメだけどね。
・・・同感です。欲が強すぎて自滅することの方が多いかな?

●タイガーウッヅが強いと言うことから
 人間同士のやることだからね。相手が誰であれ、戦う前から勝てないと思うんだったらプロゴルファーなんて辞めたほうがいい。
・・・厳しい一言ですね。私達アマチュアでも勝てないと思ったら面白くないですよね、ただプロと違うので勝つ相手=目標を何にするかは人それぞれで良いと思います。例えば、コンペで優勝とかAさんには勝つとか、90を切るでも良いですよね。目標の無いゴルフだったら止めてしまえば・・・。

●丸山プロ・TPCでの棄権・・・コースが好きじゃないとの話から
 食べ物でも何でも一緒だよ。自分から殻を破って幅を広げていかないと、決まった物しか食べられないし、決まった試合しかいいプレーが出来なくなってしまう。嫌いな物でも意外に食べられたりするし、こういう風にすれば食べられるようになるとアレンジもできるようになる。
・・・青木さんがアメリカで活躍できている基本思想だと思います。青木さん以外の日本人プロ(特にJさん?)が外国に馴染めなく、イヤ馴染もうとしないから良い成績を残せないのだと思います。井の中の蛙ではダメ。大海に出よう!
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痛快! 寂聴 仏 教 塾 ”CD付き”を読んで>(2000/05/04)
  2000年4月29日発行 集英社 著者:瀬戸内寂聴 著者のホームページ「寂庵
本表紙
 この本の特徴は、多くの人に読んで欲しいので漢字に振り仮名が付いていることと、般若心経と講話を収めたCDが付いていることです。本の内容は、同著者の既刊本「寂聴・般若心経」などに若干最近の事柄、例えば天台寺住職になったことなどを加筆しているもので、それ程目新しくはありませんが、著者の写真、「ちびまる子」の挿絵、戒名とか仏壇とか身近なことなどの説明が嬉しい。
 購入の動機は、既刊本に比べて高価(1700円)だと思いますが、CDが付いており著者の肉声で「般若心経」と「法話」を聞くことが出来ることです。でも「般若心経」はちょっと軽くて一本調子の感じがします。

 本の内容は、著者の出家の経緯・・・明確な理由は無く仏縁とのこと」、釈迦の生涯、仏教の教義、日本の仏教、巡礼の話、「般若心経」の解説、写経等々。より多くの人に真の仏教を理解してもらいたいとの目的は十分達していると思います。

 共感したことを2,3メモしてみます。
人生は苦に満ちている。しかし、人生を諦めてはいけない、人生は自分の努力と心掛けしだいで変えることができる。だからこそ、人間は素晴らしいのだ。その指針こそ仏教なのである。
●一方、人生は自分の努力や才能だけではどうしようもないことがある。この世は常に移り動く。今まで上手くいっていたことが突然悪くなってしまう。どんなに頑張ったところで、今日が昨日の続きになることは無いし、明日が今日の続きになることは無い。それが無常であり、そう知った時に信仰が始まるのではないか。
そのために「切に生きる」ことが大切・・・著者が好きな言葉「中国・曹洞宗の祖師・洞山和尚」
 →過去にとらわれず、将来を憂えることなく、今を精一杯生きることなのであろう
本来の仏教にとって、葬式や法要は本筋ではなく、あくまでも「どう生きるか」を説いたものなのだ。

 定年後に、ゆっくりと「般若心経」と唱えながら「西国八十八ヶ所巡礼」をしてみたいものだ。
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定年後は「ゴルフ」でシングルの腕前をめざそうを読んで>(2000/04/28)
  2000年4月15日発行 亜紀書房 著者:東工大/名誉教授/佐藤拓宋(1934年生まれ)
本表紙
 60歳の退官を契機にゴルフを真剣に取り組み、それまで120位の腕前を2年半でHD=7までにした奮戦記です。定年後にゴルフを選んだのは、私の考えとよく似ており、60歳を過ぎても楽しめるスポーツで、1)結果が数字で現れ到達度が分かること、2)若い人と対等に楽しめること、3)自然と対話できること。それらを満足するのがゴルフだったとのことである。

 著者の上達方法は「ゴルフ留学」である。行き先はアメリカ、期間1ヶ月を2年半に5回=延べ5ヶ月の集中レッスン。その費用は1回当たり80万円位として400万円!並大抵のことではない。掛ける費用もすごいが、レッスン内容も半端でない。毎日朝から晩まで練習とラウンド、手の皮が剥けてもがむしゃらに、若いプロを目指す人に混じって立ち向かう姿勢=気力に感心しました。

 私も少なくとも75歳まではゴルフをしたいと思っています。メンバーになったのもそのためです。私も海外生活は好きですから、経済的な問題が無ければゴルフ留学をしてみたいものです。でもその可能性は低いので、国内で練習を重ねて上達しなければならないでしょう。レッスンが大切のようなので良い先生を探さねばと何時も思っているのですが・・・。
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娘の猫・さくら (2000/04/08)猫
 今日、妻が娘の猫「さくら」を連れてきた。「さくら」という名前は、耳、鼻、足の裏が桜色だからとのこと。
 真っ白い猫で、動作がのろく、殆ど泣きもせず、珍しいのか部屋の中をうろうろ。慣れてくると、窓枠、机、テレビ、パソコン、たんすなど、所構わず高いところに登りたがる・・・右の写真は整理ダンスの上。その動作からは、高いところから飛び降りることが出来ないのでは?と思うほど、見ていると決して敏捷な動作ではないがちゃんと飛び降りることが出来た・・・当たり前のことなのだがホット一安心。妻が、足が折れるのではと心配するほど、まったく野性味が無い。
 私は、小さい頃、同じ猫を8年間も飼っておりとても猫好きなのだが、妻は嫌いと言っていたが、「にぁ〜ぉん」という長い泣き声が嫌いとのこと。この「さくら」は殆ど泣かないし、泣いても「にぁ」という程度、また飼主の娘に似たのか? 多分虐められたことも無いのだろう、とてもオットリしており、人見知りしないどころか人懐っこく、気に入っているようだ。初対面の私が抱き上げてもニャンとも泣かずなすがまま。
 写真では分からないが、目の色が左が青色で右が茶色と言う変わった猫である。実はペルシャ猫と何とか猫とのハーフなのだとか。
 妻は、今日目やにが多く出ているので動物病院に行くのだと言う。「結膜炎」の目薬を貰ってきた。目薬を差しても暴れない・・・人がすることに安心しきっている猫である。昔は放って置いたと思うが、ペットも美容院に病院にフードに贅沢になったものだ。

 動物の写真を撮るのは難しいものですね。当たり前のことですが、じっとポーズをしてくれないのです。犬だと「おすわり」などと言えば上手くいくのかも知れませんが、猫は言うことを聞きませんね。何枚も撮って、一番良いポーズの写真を掲載しました。
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<花 粉 症> (2000/03/14)
 天気予報で花粉情報がにぎやかになっていたので、思い出して書きました。
 生まれてからアレルギーと言えば、小さい時に鯖を食べてジンマシンになったことがある程度でした。
 93年海外赴任から帰国してからの春、鼻水が止まらない、頭がボーとするなどの症状が出て風邪だと思っていたのですがなかなか治らないものですから、何時も行く会社関係の病院に行って驚きました、アレルギーなのだそうです。
 アレルギーの原因を調べてもらうと、植物の稲(イネ)科が他のものより少しだが強い反応を示しているとのことで、薬をもらい対処療法をしていました。強い薬は眠くなるし、眠くならない薬は効かないし・・・困ったものです。
 また、悪名高いスギ花粉は年に一度で済みますが、私の場合は4月後半からと、9月頃の年2回も発症するのです。確かに家の周りは田んぼが多いのですが、海外赴任するまでは問題なかったのに、外国の環境で体質が変わったのでしょうか?
 病院に行くたびに、もう少し良い薬は無いのか聞くのですが、医師は持病と思って気長に付き合いなさい言うだけ。
 ところが、近くに花粉症で有名な個人病院=山崎外科胃腸科があり完治するという噂を聞きいたので、次回は行ってみようと思っていました。
 さて、昨99年4月ゴルフ場で刈り取られた芝の上を歩いていたところ、鼻がムズムズしてきて突然発症したので、その有名な病院に行くことにしました。注射2回で症状は全く無くなりました。しかし体質改善のため、一日おきに注射を3本、続いて一週間おきに4本、計7本の筋肉注射と、薬を2,3ヶ月飲むのです。1カ月以上通院と言うことになるのですが、真面目に通いました。
 普通はこれで何年も効果があり、再発しても軽い症状で済むのだそうです。私もその年の秋に発症しましたが、注射一本で治まりました。何と簡単なことか!もっと早く行っておけば良かったと思いました。
 その医師はとても合理的な人で、アレルギーの原因が分かったからと言って排除することができないのだから、高い検査はする必要が無い!と言うのです・・・納得ですね。
 私の場合、アレルギーの原因は、春と秋に発症することからイネとかブタクサの類らしいのですが、確かに田んぼや雑草の無いところに引っ越すわけにも行きませんもの。
  ・・・・・・
 今年2000年・ミレニアムの春は、スギ花粉の当たり年とか。私は、3月から甜茶しそなどのエキスが入っている健康食品を飲んでいたのですが・・・・・効かなかったようです。
 昨年より1カ月早い3月20日、ゴルフ場で発症したようで鼻水と目の痒みが出て来ましたので、今日病院に行って注射1本をしてを頂いて来ました。スギ花粉の最盛期のせいか超満員、医師一人なのに50人位でしょうか沢山の人が待っています。薬は、漢方薬・オースギ・小青竜湯エキス淡灰黄褐G(顆粒で飲みにくい。体内の余分な水分を少なくして鼻水などを止める)とベタセレミン錠(副腎皮質ホルモンと抗ヒスタミン剤の複合材)、点眼液の成分はケトチフェンです。今3時間後ですが症状はとても軽くなっています・・・よく効きますよ!(00/03/25追記)

追記(00/09/30)
 あまりステロイド剤(ベタセレミン錠)を飲むのも良くないらしいし、抗体が出来たのか効き目も今ひとつなので、別の医者から頂いた、点鼻薬アルデシン(プロピオン酸ベクロメタゾン)、これもステロイド剤らしいが鼻だけへの限定の使用なので安心とか。よく効きます。

メモ:小青竜湯(しょうせいりゅうとう)とは、8つの生薬・・・麻黄(まおう)、芍薬(しゃくやく)、乾姜(かんきょう)、甘草(かんぞう)、桂枝(けいし)、細辛(さいしん)、五味子(ごみし)、半夏(はんげ)で成り立っており、咳や鼻水を抑える効果があり、アレルギー及び風邪に効果がある。
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3年シングル説週間・ゴルフダイジェスト3/21号 2000 No.11 より
 シングルの人に聞きました。
 ●初ラウンドの平均スコア127・・・私と変わらないじゃありませんか!
 ●ゴルフを始めて平均7.5年でシングル・・・オイオイ、私は10年ダゾ(^^;;遅すぎ?
  しかし、始めて3年でシングルになれたの人は23%と少なく
  本気にやりだしてから2−4年(平均3年)でシングルになった人が多い

 ●過去のスポーツ暦を持つ人が93%、スキー第3位・・・私もスキーをカジッタゾ(^_^)
 ●ラウンド数は、シングルを目指していた当時3.7回(現在3.4回)・・・負けている
 ●練習場に行く回数は、週4.1回(現在1.7回)・・・私は週2−3回少ないぞ!
 ●練習1回あたりの球数は、279球(現在186球)・・・最近の私は150球、左肘が痛い(*_*)
 
 「石の上にも3年」、「継続は力なり」という諺と同じく、ゴルフも地道に3年間は本気に努力しなければ駄目だと言うこと。プラス実戦経験をスコアに生かしていく頭脳が必要だ。

 私も、これからシングル目指して頑張るかな
  ・・・何事をやるにも遅すぎると言うことは無いのですから。
・・でも後ろから無理無理と言う声が
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他 力 五木寛之 講談社 98年11月第1刷>を読んで 00/2/11

 この本は、人は決して自分の力だけで生きているわけではなく、目に見えない大きな力<他力>で動かされているのだということをコンセプトにしている。宗教で言う「他力本願」であり、「他人依存」では決して無い。

 私自身、若いときは「自分が、自分で」という気概で仕事(生活)をしてきたように思う。それはそれでとても大切なことだったと思うが、年を経るにつれ(先が見え出すと?)自分の存在感(自力)が薄くなっていくように感じる。
 残りの人生、今の自分を認め信じて、病気も友達にして、老いることを素直に認めて、死を無理に遠ざけず、なるようにしかならない、なるようになると考えることで、生きる不安や悩みや恐怖に耐え、気楽に人生を送りたいものである。

 下記に印象に残った事柄をまとめてみました。。

 「自力」から「他力」へ
  
我が計らいにあらず
  なるようにしかならない
   しかし、おのずと必ずなるべきようになるのだ


 「自力」と見える努力も、本当は「他力」の働きではないか?
 「やる気」をおこすこと、また、「人事を尽くして天命を待つ」と言う気に、おのずとさせる不思議な力、それこそまさしく「他力」の働きの本質でしょう。


 人間は、4つの思うに任せぬこと、すなわち<生老病死>を背負っている。<釈迦>

 ボタン人は自分で生まれ方を決めることは出来ない。
   生まれる国、民族、家、親など、本人の意思とは関係なく決められてしまう。
 ボタン人の一生は日々、死へ向かって進んでいく旅である。
   人間の未来には死以外の選択肢はない。
 ボタン人生には期限がある。
   不老不死は不可能である。
 →人生のはかなさや、やるせなさを感じる。でも、このことを素直に受け入れることが大切なのですね。

 はみな泣きながら生まれてくるのだ」・・・シェイクスピア「リア王」より
  生まれてくるのが嫌なので泣くのでしょうか? 泣きながら生まれてくる人生は大変で当たり前なのでしょう。
「人間の一生とは、実は苦しみの連続です」そうそう、徳川家康の家訓にもなっていますね。
 生きていること自体が悪をはらんでいる。生きていることそのものが、既に地球環境を汚しているし、自分よりも弱い生物を犠牲にして命を維持している。善か悪かという単純な二元論ではなく、その狭間で生きなければならないから悩むのです。

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運動神経がよくなる本 光文社(カッパブックス)白石豊著 97/09初版> 00/1/29

 図書館のスポーツ書籍棚で見つけた本です。
私は、子供の頃から運動音痴だと自他共に認めていた/認められていたので、「うそー、本当に良くなるの?」と疑心暗鬼で借りたものです。でも、何事でもそうなのですが、運動も「やれば出来る」ということを納得させてくれました。・・・後日談:運動神経抜群の妻からきつい一言「やっぱり先天的なものよ! 25年も私を見てきた人の言葉だけに胸にグサッ!・・・でも頑張るぞと密かに誓った私でした。;
以下、印象深く残った点を書き留めました。

 運動神経は先天的なものではなく、後天的なものが90%以上を占めるのだそうです。従って、誰でも学習によってすばらしい能力を発揮する「巨大な可能性」を持っており、幾つになってもその人なりに運動神経は発達し必ず上手になれる。先天的な10%が超一流に成るか成れないかの部分である。
 これには、参りました!私も運動神経は先天的なものと思い諦めていましたが、この一言で元気が出ました。

 運動神経とは、「柔軟性」「敏捷性」「持久力」「筋力」をバランスよく協調させるもので、単に力があるだけでは運動神経が良いとはいえない。従って、年老いても老練の指揮者の演奏がすばらしいように、そのテクニックは円熟味を増すことが出来る。ちなみに60歳からシングルプレーヤーになった人もいるとのこと。

 運動神経の良くない人は、ただがむしゃらに動いてしまう。静かに立っているときは、手や足を曲げたり姿勢を自由にコントロールできるが、運動をしながらとなると、何がなんだかわからないままにやってしまう。そこで、運動神経を良くするためには、運動の自己観察能力を高める必要がある
 また、どんなスポーツでも技術的に大切なポイントは3つ程度なのでそのポイントを理解すると共に、自分の体の動きを意識して運動することが大切である。
 確かに指摘どおりでなのですが、これが出来ないから運動音痴と言うのではないでしょうか?

 結果ばかり意識することなく、経過(準備、主要、終末)が大切!経過を見ておけば結果はおのずとわかる。
 物事には、自分でコントロール出来ることと出来ないことがある。すでに終わってしまったこと、また未来のことはコントロール出来はしない。唯一コントロールできるのは、現在のこの瞬間だけである。済んでしまったことにくよくよしないことが大切!

 運動神経が鈍いからダメだと諦めずに、「きっと変われる!きっと出来る!」と信じて努力しよう!
 これは、坂田信弘師も同じようなことを書いていましたが、私のゴルフもきっと上手く成れると信じて頑張りたいと思います。

<補足>
この本にも、ティモシー・ガルウェイ著「インナーゲーム」で発表された「バウンス・ヒット法」を実践して成果を上げたことが紹介されていた。私も実践しよう!
区切りライン

名言集
タイガー
 ウッズ
 多くの時間を練習に費やしてきた。一番難しいのは、自分がやってきたことを信じて、試合で実践することなんだ。ゴルフを続ける限り、練習の成果は必ず出るってことを、僕たちは分っているんだ。 パーゴルフ
02/12/31
タイガーの声
深海6500
の対談にて
 遅いか早いかはあるが、夢は時間がかなえてくれる。
 時間は夢をかなえる。夢を捨てるな!夢を諦めるな!
NHK−TV
02/12/17
Xプロジェクト
高橋三千綱  ゴルファーの敵は、自分自身の中にいる臆病者なのさ。
 してはいけないと言うスイングに頭を悩ませるより、自然に出来たスイングでボールを打ったほうが楽しいもの。
週刊GD
02/12/17
「B・J」
中部銀次郎  ハンディキャップとは、ワンストロークのもつ重みと言うか、1打の価値観を数値で表したもの。ローハンディキャッパーほど1打の価値を重く見る。多い人ほど見方が甘い。徹頭徹尾、1打の価値を重んじる。そのことをないがしろにすると、瞬く間にゴルフは堕落する。 JGAゴルフジャーナル2002/
MAR/vol.69
清元登子がTVで聞いた話  成果=才能×努力≠才能+努力
才能が100あっても努力がゼロであれば成果は出ない(足し算ではなく、掛け算!)。才能が30とか50であっても努力次第で報われる。(01/12/19)
ゴルフダイジェスト・02/1/1号
佐藤雅幸  勝つという遠大な目標ではなく、自分がいるここで出来ることを一つ一つこなす。時としてこれが大きな結果に結び付く。「今ここで出来ることをする=here and now」 (01/09/24) 人は、なぜ負けパターンにはまるのか?
宇津木妙子  練習は裏切らない。土壇場で、私はいつも選手たちにそういう。ピンチで救ってくれるのは、普段の練習で得た自信だけだ。
 上手くなりたかったら「心・技・体」。「心」とは「やるぞ」と言う意欲。挑戦する心がなかったら、練習なんて意味がない。「技」とは上手くなりたいと努力すること。「体」とは生活面をきちんとコントロールすること。
「努力は裏切らない」01年5月発刊(01/09/24)
坂田信弘  週3回、1回100球の6鉄でのショートスイングで誰でもHD5になれる。
万人の基本の先に、各人の基本ができる。迷ったり、壁に当たったりしたときに舞い戻れるところ。
 強き心とは、勝つことへの欲望です。勝てば勝つほど強くなる。勝たねばならない。 清濁併せ持つ、完璧を求めすぎない。理想と己との妥協点を成長とともに上げていく。厳しすぎると前に進んでいけない。
パーゴルフ・01/9/25号
タイガーウッズ  このところ勝つチャンスがないことに、フラストレートしている。しかし、物事は現実的に考えなければならない。調子の良いスイングを取り戻すためには、時間がかかるものだろう?一晩ですべて変わったりしない。それに耐えて、ひたすら練習するしかない。そうすれば、いつか結果が出るものだ(NECインビテーショナル初日)・・・ウッズでも練習第一なのですね。 パーゴルフ・01/9/25号
瀬戸内寂聴  生ぜしもひとりなり、死するも独りなり。されば人と共に住するも独りなり。そいはつべき人なき故なり・・・「一遍上人」のことば
 他は己ならず・・・「道元禅師」のことば
NHK−TV
2001/7/7
レイチェル
 カーソン
 「沈黙の春」で環境問題を提起した女性科学者の言葉
 生物は死へ向かってのサイクルがあります。モナーク蝶は数ヶ月の命。人間のサイクルは予測不可能ですが、予測できない一生を終えることも不幸ではありません・・・「レイチェル・カーソンの手紙」より
 自然の神秘や不思議に対する感性を失わなければ生命の終わる瞬間まで活き活きと生き続けれるでしょう・・・「センス・オブ・ワンダー」より
NHK−TV
2001/06
インストラクター・井上透 ゴルフの中に絶対的なものは少ない。スクエアとか真っ直ぐといった言葉に束縛されすぎている。→個人差があってよい。 パーゴルフ・1/30号
ゴルファー
ジャンボ尾崎
まだゴルフに対する気持ちが萎えていないからね。萎えは妥協に通じる。こんなもんかなって。そう感じた瞬間に、進歩は止まる。 パーゴルフ・1/30号
ゴルファー
中部銀次郎
ゴルフをやっていて一番怖いのは、脳味噌をやられちゃうことです。シンプルに考えれば良いのに複雑に考えて、パニック状態に陥るからです。→あるがままの素直な心で自然に挑む。 JGA 00/12号
5輪代表
高橋選手
マラソンの代表→金メダル
練習・・・つらいけど嫌いじゃない。つらいと嫌いは違う、「つらい」は目標に向かって頑張れる。
TVインタビュー
5輪代表
古選手
トランポリンの代表
普通の練習をしていたのでは、普通の成績しか出せない
NHK−TV
横尾要 (出だし)ダボを叩いても、ボギー二つと思えば気が楽になる。 デーブ・大久保へ
ウォルター・ヘーゲン ショットを曲げた時は、次の3つを忘れるな。
1)急ぐな、2)くよくよするな、3)草花の香りを楽しむ余裕をもて
パーゴルフ00/9/19
ジャンボ 勝負のシステム=ダメなときに頑張っているから、いい時に神様が(ゾーンに)引き込んでくれるんだ。→ダメなときに学ぶ! 田中秀道へ
小林裕美 可能性というのは、自分のやる気だけです Golf Today
落合博満 練習とは、良い癖をつけるためのものです TV野球解説
戸張 捷 For the GAME, not for the Score.
スポーツは本来”闘い”の延長線上にあるが、ゴルフは”遊び、ゲーム”が原点である。
明日へのフェアウエイ
伊佐千尋 ”今日は雨が降っている”
 運動に関心がある人=明日運動しよう(今日は止め)
 運動を決意した人=雨具を付けた方が良いな(雨でもする)
一分間ゴルファーの訳者
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