NO.6
2003.2.18 発行
本・四・バス・は・法・を・守・れ!
   海・員・組・合・覚・悟・し・ろ!
海員ビル前座りこみ、
      ついに5週目へ!
 1月20日に開始した座りこみ行動は、ついに5週目に入りました。2/18現在で行動参加者はのべ552人。とりわけ本四海峡バス分会は、変則勤務の合間をぬって自分たちで行動参加態勢をつくり、負傷療養中の者を除いて全組合員の参加を実現しました。
 私たちは、この座りこみを本四海峡バス争議の「最終局面闘争」=第1波行動と位置づけました。相手である会社・海員組合は、不法行為の“確信犯”であって、この座りこみをもって争議解決に追い込めるとは考えていません。行動の目的はあくまで、最終の勝利に向けて、支部・分会の闘争態勢をつくること。この目的は、すでに充分に達成されたようです。
12日
 みなさん。本四海峡バスに対して、東京地方裁判所から緊急命令(1月15日付)が交付されていることはご存じだと思います。この命令は「全港湾との団交応諾」を命じたものですが、会社がこれに従わない場合、東京地裁の職権で1日につき最高10万円の過料(罰金)が科せられることも知っていますよね。
 この「罰金」に関連して、先週、中央労働委員会から「緊急命令の履行について調査を開始します」という連絡が入りました。緊急命令が履行されていない場合、中労委は東京地裁に通知し、職権の発動を促すことになります。
 このところ続いている穏やかな天気とは裏腹に、こちらの方は雲行きがあやしくなってきました。この「過料」の恐ろしい所は、会社が命令不履行を続ける限り、何回でも重ねて罰金が科せられる点です。過去には、7回も科せられたとんでもない会社があったとか……。
 ところが、この点を追及された会社の玉城常務さん、「罰金を避けるために和解で解決しようと毎日お願いしているのに、あんたらが応じてくれない」「罰金は会社だけでなく、従業員にとっても打撃」ですと。何と、全港湾のせいで罰金が科されると言いたいらしいのです! 玉城さんは、いよいよ悪質労務屋としての才能も開花させ始めました。
 玉城さん。申し訳ありませんが、あなたの提案には乗れません。だって、海員組合とあなたは、「本四海峡バスから全港湾が撤退する以外に解決はない」という非現実的な考えを、今に至っても変えた節がないからです。私たち全港湾は、「解決に向けて話し合っているので猶予を」という口実づくりのための「協議」など、お断りします。そこまでお人好しではありませんよ。
覚悟しろ!
14日
 この座りこみ行動は、「海員ビル」という労働組合の会館前で続行されています。先週から、船会社の方、海員組合の職場代表の方とおぼしき人たちが、玄関前の様子に首をかしげながら次々に入館されています。聞いてみると、協約改定闘争(春闘)を前に、各社の「労務委員会」が開かれているとか。その1人に、「この座りこみは、なかで話題になっていますか」と尋ねたところ、「めっそうもない。この話は中ではタブーです」。
 また、この日は50人ほどの団体が観光バスでやってきました。「泉佐野人権を守る会」という団体で、海員ビルの2階で行われている「戦没した船と海員の展示会」の見学に来られたそうです。私たちのビラもていねいに読んでいただいたようで、帰り際に「あんたらのことも人権問題やなあ。がんばってや」と、口々に激励していただきました。
 自業自得とはいえ、だんだん気になってきました。海員組合さん。そろそろ考えてはいかが? 労働組合の看板が泣きくずれていますよ。
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老若男女” の座りこみ

 
 ちょっと統計数字を。座りこみ参加者の女性比率はわずか3%。“男だらけ全港湾”の面目躍如というところ。最高齢は、全港湾顧問の平坂先輩で御年76歳。最年少は、本四バス分会・K副分会長のジュニアで19歳。「すげえ金髪」でしたが、横の親父はそれ以上の金髪で張り合っていました。と思いきや、18日にはN分会長のジュニアの裕也君(6歳)が参加して1日座りました。この子の目には、お父さんは何をしている人と見えているのでしょうか。