NO.4
2003.2.6 発行
海員ビル前座りこみ、
        3週目に突入
海員組合某役員が暴言!?

「会社から縄つきが出ても構わん」
 1月20日に始まった海員ビル座りこみ行動は、いよいよ3週目に入りました。何せ、座りこんでいるのが国道2号線沿いという絶好の場所、しかも毎日のことですから、うわさはいやでも拡がります。先日は新聞記者さんが取材に見えて、私たちは座りこんでいる理由を説明しました。しかし、いくら説明しても「???」。「団体交渉を拒否して罰金を払う会社なんてあるのですか?」と聞かれて、「私らも知りません」。
 さて、2/5現在で、座りこみ行動参加者はのべ合計389人。参加した仲間が「みんな応援に行こう」と呼びかけてくれているようで、海員ビル前の「元気」は健在です。
3日
この日はお日さまが顔を出し、本四バス分会のN分会長はシャツ1枚の姿で座りこみ。いくら暖かいと言ったって、季節は真冬。道行く人はコートのエリを立てて歩いているのです。厳寒のなかでの座りこみは、温度感覚をマヒさせるようで、元に戻るのか心配です。
 さて座りこみ行動では、毎日1回、海員組合と会社を呼び、「署名」提出と「今日の回答」を求めています。毎日やっていたらマンネリになるのではと心配していたのですが、なんのなんの。毎日追及するネタがあるのです、これが。
 この日は、海員組合のある役員が現場の海員組合員を集めて、「緊急命令なんて無視する。罰金?そんなもの誰が払うか。それで会社の人間に“縄つき”が出たって構わない。」などと、法治国家を無視するような大胆な会社方針を説明したという話がやり玉にあがりました。応対した例の玉城常務は、「そんな馬鹿なことを言うはずがない!」と一喝。事情は調べてみるということでその場は終わりました。
4日
 ところがその翌日、玉城さんが言うには、「昨日の話だが、事情を聞いてみるとどうやらそういう意味のことを言ったようだ。やんわり注意しておいた」「人間、説明に窮するとそういう間違いを言うこともある。小さなことを、いちいち問題にしたらきりがない」(!?)
 玉城さん! 緊急命令に従わずに罰金を払うなんて不細工な話は、会社にとって「小さなこと」ではありません。しかも、海員組合の一執行部員が、会社の方針を代弁するような発言を平気で口にするようになった原因は、会社にあるのですよ。2000年4月28日、会社は社長名の文書を全従業員に郵送し、「海員組合の発言は社長の発言と同様と肝に銘じて対応せよ」と言ったではありませんか!
自分の立場を勘違いする海員組合幹部がいても、当然でしょ。

5日
 今日は、久しぶりに海員組合の井下さん(関西地方支部副支部長)が対応してくれました。
 井下さんに、例の「縄つきが出ても構わん」発言について事情を聞くと、「執行部員ごときがそんな発言をするなどとんでもない」とご立腹の様子。こちらが、「その人は『最高裁で上告却下されても無視するのだ』とも言ったそうですが」というと、「この法治国家で、最高裁の判断を無視して済むわけがないことぐらい、幼稚園の子でもわかる話しだ」とえらい剣幕で一刀両断。
 問題発言をされた執行部員さん。ごめんね!私ら、てっきり会社が覚悟を決めたと早とちりしていたようです。チクる気などなかったのですから、どっかに飛ばされたりしても恨まないでネ。
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ふたたび座りこみの「犠牲者」!

 厳寒の中の座りこみは、犠牲を避けることができないようです。
 数年来という大寒波が襲った1/29。現地責任者の大任を果たしたNさんは、凍った身体を暖めるために飲料を「少々」。ところがそれが足に来たのか、気がつくと足を複雑骨折というハメに。
 神戸支部執行委員会は、事情は理解するも、この大事なときに戦線離脱とはけしからんということで、「1日も早く完治のうえ、戦線復帰せよ」との勧告処分を決定しました。