3日
この日はお日さまが顔を出し、本四バス分会のN分会長はシャツ1枚の姿で座りこみ。いくら暖かいと言ったって、季節は真冬。道行く人はコートのエリを立てて歩いているのです。厳寒のなかでの座り

こみは、温度感覚をマヒさせるようで、元に戻るのか心配です。
さて座りこみ行動では、毎日1回、海員組合と会社を呼び、「署名」提出と「今日の回答」を求めています。毎日やっていたらマンネリになるのではと心配していたのですが、なんのなんの。毎日追及するネタがあるのです、これが。
この日は、海員組合のある役員が現場の海員組合員を集めて、「緊急命令なんて無視する。罰金?そんなもの誰が払うか。それで会社の人間に“縄つき”が出たって構わない。」などと、法治国家を無視するような大胆な会社方針を説明したという話がやり玉にあがりました。応対した例の玉城常務は、「そんな馬鹿なことを言うはずがない!」と一喝。事情は調べてみるということでその場は終わりました。
4日
ところがその翌日、玉城さんが言うには、「昨日の話だが、事情を聞いてみるとどうやらそういう意味のことを言ったようだ。やんわり注意しておいた」「人間、説明に窮するとそういう間違いを言うこともある。小さなことを、いちいち問

題にしたらきりがない」(!?)
玉城さん! 緊急命令に従わずに罰金を払うなんて不細工な話は、会社にとって「小さなこと」ではありません。しかも、海員組合の一執行部員が、会社の方針を代弁するような発言を平気で口にするようになった原因は、会社にあるのですよ。2000年4月28日、会社は社長名の文書を全従業員に郵送し、「海員組合の発言は社長の発言と同様と肝に銘じて対応せよ」と言ったではありませんか!
自分の立場を勘違いする海員組合幹部がいても、当然でしょ。
5日
今日は、久しぶりに海員組合の井下さん(関西地方支部副支部長)が対応してくれました。
井下さんに、例の「縄つきが出ても構わん」発言について事情を聞くと、「執行部員ごときがそんな発言をするなどとんでもない」とご立腹の様子。こちら

が、「その人は『最高裁で上告却下されても無視するのだ』とも言ったそうですが」というと、「この法治国家で、最高裁の判断を無視して済むわけがないことぐらい、幼稚園の子でもわかる話しだ」とえらい剣幕で一刀両断。
問題発言をされた執行部員さん。ごめんね!私ら、てっきり会社が覚悟を決めたと早とちりしていたようです。チクる気などなかったのですから、どっかに飛ばされたりしても恨まないでネ。