NO.2
2003.1.27 発行
雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ・・・・・・
海員ビル前座りこみ続行中!
海員組合某幹部:あんたらと代わりたいわ(!?)

1月20日(月)、海員ビル(神戸市中央区海岸通)前で開始された座りこみ行動は2週目に入りました。これまで「厳寒」という日はありませんが、身にしみる寒さが続き、23日には初めて雨の洗礼を受けました。しかし、座りこみ行動への参加者は、先週5日間でのべ合計175人に達しました。
 ストーブや雨用ターフなどの座りこみの“装備”も次第に充実、24日には激励の差し入れで「豚汁」が登場するなど、路上生活条件も向上の一途。会社・海員組合に対する怒りと熱い闘争心は健在です。

23日
 
座りこみ行動では、毎日、お昼の腹ごしらえのあとに、みなさんが集めてくれた「署名」を海員組合と会社に提出し、あわせて東京地裁の緊急命令に従うのかどうか、「今日の回答」を求めています。玄関受付の守衛さんに、海員組合と会社に連絡を頼み、代表者が1階に降りてきてもらうよう要請するのですが、これがなかなか降りてこないのです。
 23日、海員組合に連絡しても応答なし。仕方ないので、全員で3階の組合事務所に上がりました。事務所に入ると、10人くらいの専従者がいるではありませんか。「どうして誰も対応しないのか」と声をかけると、「こんな人数で上がってこられたら業務に支障をきたす」「代表者が対応するから、下に降りてください」。こうして、この日は岡本関西地方支部長代行が応対しました。海員組合の回答を聞くと「裁判所で争っている」の一点張り。署名についても「受け取れません」と受け取りすら拒否します。しかし、これで海員組合の方も毎日誰かが応対するというシステムを作ることができました。
 さて、その後の会社の方も、「ちょっと待って」という返答のあと、なしのつぶて。しびれを切らして、ふたたび全員で4階の本社に上がると、玉城常務(労務担当)が血相を変えて現れ、「何でこんな所まで来るのか!」とお叱りを受ける始末。1階ロビーに降りた玉城常務は、署名は受け取りましたが、「社長と今後の対応について相談していたのに、無礼者め!」。受け取った署名用紙を丸め、机をたたいてご立腹でした。
 本四分会組合員が「お前、何をえらそうに」と文句を言うと、「わしに『お前』と言ったな。覚えとくぞ!」と恫喝。この御仁は、いまだに海員組合幹部の習性が抜けてないようです。
ついに、座りこみ行動開始以来初めての雨の洗礼!
 
ついに来ました。この日の午前中は雨が降り続きました。
 しかし、参加者は「高級レインコート」(1着1,780円)に守られて座りこみを貫徹。ついでに雨用のターフを試してみたところばっちり。「これで、今後は雨だろうが雪だろうが怖くはない。座りこみ参加者に軟弱者はいないぞ!」
(参加者からは賛同の声なし)
24日
 この日のお昼前、全逓貯金支部の芝支部長以下7人の仲間が激励に。何と、大鍋に入った豚汁を携えての激励で、座りこみ参加者一同は感激の涙。豪華弁当(500円也)と熱い豚汁の昼食に、「普段よりええ生活や」という声もありました。
 この日、海員組合として応対した井下関西地方副支部長は、回答を聞かれて「労働組合だったら行動を起こすのは当然。わしもあんたらと交代してそこに座りたいわ」と。海員組合にも、当たり前の感覚を失っていない幹部さんもいるのですね。参加者一同、井下さんに同情してしまい、つい追及の矛先がにぶってしまいました。
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