
雑感雑念
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ヴァレーリエ:えぇ、七夕も過ぎましてね、平井和正もようやく重い腰を上げまして。
ガブリエーレ:上げましたか♪
V:上げたよ。
G:それは良かったですねぇ♪
V:何のことかわかってんのかよ?
G:いえ、全然。
V:お前なぁ(苦笑)現在の平井和正はですねぇ、以前、「新千年紀幻魔大戦」と言っていた作品が、今は、「幻魔大戦deep」のタイトルで現在執筆中と、言うわけでございます。
G:おぉ♪
V:そして、それが終わり次第、「BLUE」シリーズ。つまり、「BLUE HIGHWAY」から始まったストーリーにかかると言う予定でございます。
G:あ、続きやるんですね。
V:そう。で、例の「砲台山」はどうなったんだ?と思う人が多いでしょうが、確言はできないけど、もう出てもいい頃じゃないかと。私が思うには、今月中には告知が出てもおかしくないな、と言うところなんですよ。断言できませんよ、伊藤政則みたいに。
G:あはははははは(笑)細かいですね、ギャグが。
V:細かいだろ(笑)細かいと言えばさぁ、お前が前に書いた編集後記に、ちょっと看過できない内容があったので、それについて訊きたいんだけど。
G:え、何ですか?
V:ほら、もうすぐ日本からスポーツ文化が消滅する、と言う話?
G:あぁ、あれですか。話すと長くなるんですけど……、
V:おぉい。誰か、弁当持ってこい。
G:あのねぇ(苦笑)今、近鉄とオリックスで合併の話がかなり進みましたけど、今また、西武やロッテがどこかと合併しようという話が挙がってるんですよ。
V:ふぅん。
G:で、このまま合併、合併と続くと、プロ野球が1リーグになっていくだろうと。昭和24年までに逆戻りする状況になるんですよ。でも、そうなると、日本シリーズは消える、オールスターは消える。で、球団が少ないから鮮度は落ちて、マンネリ化する。結果、完全に人気が無くなって、近いうちに、日本プロ野球の球団は、たった1つになるんですよ。
V:できないじゃん!?
G:じゃ、どことやるのかと言うと、MLBとやるしかないんですよ。
V:台湾や韓国とは?
G:やらないでしょう。あの国賊は(爆)
V:さぁ出たよ。ガブリエーレ得意の剛速球が(笑)
G:でもこれって、いわば、MLBの植民地でしかないんですよ。日本とアメリカで真のワールドチャンピオンを決めるなんてものじゃなく、日本プロ野球がMLBの31番目の球団として、存続するようなもんなんですよ。
V:もう、ドラマも何もあったもんじゃないね。
G:そういうことですよ。ただでさえ、そっぽ向かれている状況で、も、完全にファンから見放される失態を近鉄とオリックスのオーナーはしたんですよ。も、僕だったら、日本プロ野球そのものに、離縁状叩きつけますよ。
V:ま、近鉄の場合は、あの社長がね、近鉄本社の社長がずいぶんと表立って、合併話を進めてるんだけどね。
でもね、ガブリエーレ君。仮にね、日本プロ野球が衰亡したとしてね、スポーツ文化が消えると言うのは、飛びすぎじゃないの?
G:そこなんですよ!
V:どこ?
G:ここ(笑)
V:おまえなぁ(笑)まじめにやれ、まじめに!
G:いやぁ(笑)大体からして、日本での、スポーツの存在意義と言うか、存在価値と言うのか。要するに、企業がバックアップしていることによって、スポーツが成り立ってますよねぇ。
V:うん♪
G:それで、企業としては、いわば、スポンサーになって支援すると同時に自分の名前を売り込むわけですよねぇ。
V:ま、スポーツを広告の手段として使うわけだけどね。
G:えぇ。それは良いんですよ。でも、日本におけるスポーツは、後々まで残す、あるいは発展させる文化ではなく、搾取の対象でしかないんですよ。スポーツを金儲けをするためだけの手段としか、見ていないんですよ。ほとんどの企業が。
V:ま、確かに、金儲けにならない、それどころか出費がかさむだけと判断して、撤退した企業は、1990年代から多かったよね。
G:バブル崩壊による不景気のせいにしてたけど、でも、それはね、言い訳にもなりませんよ。結果としては企業側にも責任はありますよ。
ま、話がちょっと逸れましたけど、でも、この日本で、本気で、スポーツを文化として育成する気持ちがあったか、と言うと、1980年までは、まだあったと思うんです。でも、それ以降はどうかと言うと、僕は、無いとしか思えないんです。
V:1980年と言うと、モスクワ・オリンピックの年だよねぇ。あの時日本が不参加したことによって、アマチュア・スポーツが衰退していった面は確かにあるよ。
G:で、話を戻しますと……、
V:おい、ここで戻すのかよ!?(笑)おそろしいな、おまえは!
G:戻します(笑)プロ野球が消えても、サッカーのJリーグや、他にも、バレー・ボールやバスケット・ボールだってあるじゃないか、と。もっと言えば、ゴルフとか、マラソンや、いろいろスポーツがあるだろう、と。そういうことですよねぇ。
V:そこなんだよ。ほかにそれだけあるじゃん?
G:ところが、その他のスポーツは、プロ野球ほどの人気は、無いんですよ。
V:え?Jリーグは人気あるんじゃないのか?
G:Jリーグ、と言うか、サッカーは、オリンピックやワールドカップになれば、みんな注目しますけど、レギュラーシーズンは、閑古鳥が鳴く状態のところが多いんですよ。スタジアムは。それで、TV中継にしても、そんなに視聴率があるかといえば、かなり疑わしいかな、と。
V:いや、でもね、ガブリエーレ。確かに、Jリーグの視聴率は、大丈夫か?と思いたくなるけど、でも、それこそ、10年前に横浜マリノスと、横浜フリューゲルス?合併があったじゃん!その時以外は、球団が増えてるじゃない?これはどう説明するの?
G:これがですねぇ。僕、最近知ったんですけど、Jリーグは、放映権を、一括管理してるんですよ!それを全球団に振り分けてるんですよ。
V:メジャーと一緒じゃん!
G:そうなんですよ。詳しくはここを見てもらいたいんですけど……、
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20040708&a=20040708-00000019-ykf-spo
これだと、そう簡単には球団解散は無いんですよ。
V:ふむ。でも、だったら、尚更、プロ野球ファンがねぇ、Jリーグに流れ込んで、Jリーグが盛り上がるんじゃないの?
G:盛り上がったとしても、せいぜい、1年じゃないですか?まさに、一時的なものでしかないんですよ。心の底から、サッカーを好きになる人間が増えるかと言うと、今、特にこの、全世界的にね、「醒めた狂気」が蔓延している状況で、サッカーを応援しよう、あるいは、バレー・ボールを応援しよう、その他のスポーツを応援しよう、と言う気持ちになるか、と言うと、それは無い、としか思えませんね。今の、特に、日本人は、心が冷め切ってますよ。
V:ちょっと、話変えるけどね。いい?
G:あ、はい。
V:ヘヴィ・メタルの話になるけど、1980年、79年かな?ニュー・ウェイブ・オヴ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル・ムーヴメント、NWOBHMね。
G:あぁ、はいはい。
V:NWOBHMに端を発した、ヘヴィ・メタル・ムーヴメントが全世界的に広まったけど、なぜ、それが可能だったかと言うと、当時、アーティストとメディアとファンがね、がっちりと手を組んで、盛り上げていこうとしたからなんだよ。特に、メディアが衰退していたハード・ロックをまた盛り上げようと、ヘヴィ・メタルと言う形でね、こんなにすばらしい音楽があるよ、と。必死で盛り上げようとしたから、アーティストとファンを見事につないだから、あんなにも盛り上がったわけ。レコード会社も協力したけどね。
でも、今の日本のスポーツはというと、どう考えても、プレイヤーと、メディアと、ファンが、一体となって、盛り立てていこうとしているかと言うと、そうじゃない、と。オレもそう思うよ。
G:確かに、今のTVなんか見てると、何もかも垂れ流すだけで、責任ある放送をしているかというと、全然、としか言えないですよ。
V:オレが今、はっきり言えることは、目先の金にこだわると、ほんとに貴重な財産を失うと。最終的には、何もかも失うことになるぞ、と。そうなったときにまた立て直そうと思っても、もう遅いからね。
G:そうならないように、行動しなきゃならんと、思いますよ。でも、今回の近鉄とオリックスの合併劇は、はっきり言って、ファンなんて愛していない、と言ったようなものですよね。それに、あの国賊は、ファンに向かって、俺のやることが気に入らないなら出て行け!と言わんばかりの言動をしたわけですよ。だから僕は、離婚すると言ったんです。
V:でもおまえさぁ、以前から浮気してたじゃん?MLBに。
G:あ!あははははははは(爆)確かに、乗り換えてました、去年から(爆)でも、この場合は重婚が許されますからねぇ♪
V:おまえなぁ、節操が無いぞ!(笑)
G:ま、そのスポーツに魅力を感じたら、自然と好きになって、応援していくわけですから。で、最後になりますけど……、
V:もう最後にするのかよ?
G:えぇ。じゃ、スポーツを、文化として盛り立てるにはどうしたら良いのか?衰退しないようにするにはどうしたらいいのか?ま、ファンと名乗るなら本気で応援しろと言いたいですけど、それ以上に、メディアが責任もって、スポーツ全体を盛り上げなきゃならんと思いますよ。こんなにスポーツというものは、すばらしいものなんだよ、と。スターが生まれるかどうか、なんていいますけど、育てるのは、メディアでもあり、ファンでもあり、クラブでもあるわけですから。やっぱり、三位一体的行動が大事になると思います。
V:結構、グニャグニャした論説のような気もするけどね、お前のは。
G:ありゃ?(苦笑)
V:ま、気持ちはすごくわかったし、共感できるところはあったよ。これをねぇ、このまま、ノーカットで、くららさんに送りますので。
G:え、くららさんに見せるんですか?先言ってくださいよ!そしたら、国賊なんて言いませんでしたよ!(爆)
V:なんて言うつもりだったんだよ?
G:劣化ウラン弾。
V:がははははははは(バン、バン、バン!爆)確かに、あとあとまで後遺症残すもんなぁ!
G:もう、どれだけ、被害をもたらしたことか!
V:それを言ったらお前なんか、「キング・ザ・グレート」じゃないか(爆)
G:ははははははは(爆)
V:もうここでやめようか。SECRET JOKES。このコーナーは私の気まぐれでお送りしています。お相手は、「蒼き死の運命」ヴァレーリエと、
G:ははははははは(笑)「キング・ザ・グレート」ガブリエーレでした。
V:わはははははは(笑)それでは、また。
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