「廃線と廃駅の調査」

第6回 加悦鉄道その1

〜不良サラリーマン、死の雪中行軍〜



[5] 旧国鉄宮津線との立体交差跡

IXE:1990年(平成2年)にJRから移管されたKTR宮津線と交差するための橋台跡です。地図上から交差していることは分かっていたのですが、まさか立体交差しているとは。写真の反対側は既に遊歩道として整備され、鉄道の痕跡はまったくありませんでした。ここにたどり着いたころには我々の体力は寒さから限界にきていました。

ゑゐぢ:宮津線の線路沿いをみても、併走していたような痕跡がなく、反対側の橋台跡がどこにあるのか全くわかりませんでした。猛吹雪で意識ももうろうとしていたせいか、少し離れたところにある、雪に埋もれた遊歩道の入口になかなか気が付きませんでした。遊歩道側とは対称的に、片側だけ残った橋台跡はかなり不自然でした。

GNG:依然として吹雪は止まず。そろそろ雪が靴の中まで浸みてきました。ここまでで岩滝口駅から約2.8kmほど歩きました。雪まじりの向かい風に逆らうこと1時間25分。なんと時速2キロでした。すでに相当な体力を消耗させていました。


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