〜不良サラリーマン、死の雪中行軍〜
IXE:駅を出発して以来、初めて加悦鉄道の痕跡に出会うことが出来ました。写真では見にくいですが橋台跡と思われます。渡河のためにかなり大がかりなものであったことが推測されます。対岸には撤去された枕木などが放置されていました。川岸を歩いたのですが、遮蔽物もなく、強い風雪にさらされました。
ゑゐぢ:あまりにもひどい吹雪なので、川岸の堤防から降りて廃線跡を歩くことにしました。築堤の上を走っていたと推測されるのですが、ほとんどが崩されて畑?の中にぽつぽつと遺構が残っていました。しかしさらに吹雪は厳しくなったので、泣く泣く廃線跡を歩くのをあきらめ、風をしのぐため民家の間を抜ける道を行きました。途中、昼の時報であろうサイレンが鳴ったのですが、IXE氏が「警報だ!」と驚いたように叫んだので。一瞬「空襲かっ!」と思わせられました。
GNG:川上から吹き付ける雪まじりの突風で前に進めません。対岸に見えるのは、かつての「大江山ニッケル工場」です。我々のいる側にも堤防より高い盛り土が残っていました。加悦鉄道は、ここで大きくカーブして、この野田川に平行して走っていたようです。