「廃線と廃駅の調査」

第6回 加悦鉄道その1

〜不良サラリーマン、死の雪中行軍〜



[3] 日本冶金(やきん)工場前

IXE:吹雪の中を進んでいくと貨物線の最終目的地と思われる日本冶金(やきん)の工場前にたどりつきました。かなり大きな工場で引き込み線があったこともうなずけます。地元の大きな産業なんでしょう、工場前の道路は広く、交通量も多かったです。

ゑゐぢ:朝一番のニュースで、日本海側の一部では気温マイナス1度で雪と聞いていたものの、前回の大峰山では雨の予報に反して、晴天で雨具が重荷になり、モティベーションを起こしたということもあり、大阪があまりに晴れていたので、雨具を用意し忘れてしまいした。独逸(ドイツ)軍ライクなコートがあれば雪に雨具は不要と言う考えだったのですが、遂に耐えきれずGNG氏の予備の雨具を借りて着替えました。

GNG:ゑゐぢ氏は頭もコートもひどく濡れていたので雨具を着るように勧めたんです。今回の調査で遭難されては困りますから。ところで、1977年(昭和52年)発行の地形図を見ると、ここは「大江山ニッケル工場」となっています。もうしばらく歩けば、宮津湾が見えてくるという場所です。吹雪は一向に止みません(写真で見るより激しい吹雪でした)。


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