「廃線と廃駅の調査」

第4回 JR鍛冶屋線調査報告(後編)




[9] 鍛冶屋駅ホームの様子

GNG:今にも乗客が降りてきそうな感じで、駅舎が再現されていました。われわれの関心は、大規模な引込線や未成線などがなく、ここが本当に終点だったのかということでした。

ゑゐぢ:ホームには、かつての鍛冶屋線の各駅の駅名表示板がありました。この駅舎の先にも広い道路が続いていて、頓挫した多可町加美区(旧加美町)までの延伸計画の痕跡を期待していたのですが、恐らくこの駅舎から少し行ったところで線路が途切れていたのだろうという結論に至りました。

IXE:ここにも旧加古川線塗色の車両が保存されていました。窓の一部が破損していたり、日本国有鉄道の銘板が持ち去られているなどあまり保存状態はよくありませんでした。鍛冶屋線の証人であるわけですから大切にしてもらいたいものです。

追記:読者様の情報によると廃線直前の鍛冶屋駅構内は、単式ホーム1面1線と機回し線があったのみだったそうですが、以前はそれなりの規模の貨物側線や留置線があったそうです。


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