ゑゐぢ:やっと対岸にわたることができたのに、そのとたんに廃線跡が完全に消滅してしまうなんて・・・・。線路が走っていたであろう跡をひたすら追ったのですが、河川も改修されていて、第4・第5武庫川橋梁跡を見つけることができませんでした。浄化センター内も建物が新しく、完全に廃線跡はなくなっているようでした。
GNG:そう、浄化センター付近には手がかりなし。我々はあきらめて浄化センターを後にしました。少し行くと現在の福知山線の高架があり、それをくぐると耕されたばかりの田んぼが広がっていました。よく見ると田んぼの奥に黄色と黒の柵があり、さらに「工」の字の標柱を発見しました。この標柱は国鉄特有のものです。
追記[1]:読者様の情報によると浄化センター内にも数多くの遺構が残っているそうですが、私有地のため立入りはできません。 また後日の調査により浄化センターを出て川を渡った直後にも生瀬駅から12本目(旧武田尾駅から4本目)のトンネル(植山トンネル、117.1m)が残っていましたが詳細は書けません。仮に自分の土地に廃線のトンネルが口を開けていて部外者が侵入してきては迷惑ですよね。そういうことです。
追記[2]:この付近には、2018年(平成30年)に新名神高速道路の長さ442.2m(最大支間100m、最大橋脚高さ82.6m)のとてつもなく巨大な「武庫川橋」(PRC5径間連続エクストラドーズドバタフライウェブ橋)が開通し、景観はすっかり変わってしまったようです。