俳諧徘徊 詩集 やきもの係 鬼瓦の鬼 リンク |
つれづれ残日録 残日録なる言葉を知ったのは、もちろん藤沢周平氏の「三屋清左衛門残日録」によっている。隠居した清左衛門が付けはじめた日記のタイトルであるが、少し淋しすぎるのではと気遣っていう息子の嫁に対して 清左衛門は「日残リテ昏ルルニ未ダ遠シの意味でな。残る日を数えようというわけではない。」と答えている。 私としても、残る日を数えようと言うつもりはないが、昏るるに未だ遠しとストレートにいえるほどの壮志もないのである。どうも退職後の生活というのは、何をしなければならないと言う義務がないだけに、自らの意志と意欲で行動していかなければならないもののようで、これはこれでなかなかのものである。ついついだらだらと無為に過ごす時間が多くなりがちである。まあ、そんなに固く考えているわけでもないが、「閑居して不善を為す」とならないようにはしたいものだ。
平成22年2月14日(日) だいぶ暖かくなって来たと思って朝から、サギ草の植え替えをした。裏の小川を隔てた向かいの柿の木に百舌鳥が二羽とまってディスプレーをしている。思えば今日はセントバレンタインデー、この頃から鳥は番となって繁殖期に入ると言われている日である。この日がちょうど元日に当たっているとは、まさに初春、旧暦の季節感恐るべしである。 折から、バンクーバーオリンピックの初日、モーグルを見た。上村愛子4位と今一歩残念。 |