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詩集 名前のないもの 第1章 冬眠 15 神はいないのか 絶対的な無気力が支配する日 神はいないのか 時間が流れている中に立ちつくすということは 孤独とは 有為の海の中に放り出されて 平凡という言葉があったが この頭の重さはどうだ 神がいるのなら それでも救われることはできない 自らの生活はやはり自己の責任だ 戦いに勝つ確率は少ない また戦いが 生は冷たい (1966.8.7) |