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詩集 名前のないもの 第1章 冬眠 05 無 1 足のない人間にとって 24時間もある そぞろ歩きもできない人間にとって 神も神々もない人間にとって 無限に何もない 反抗する意義も祈る対象もない人間にとって 2 群を離れた羊にとって 無いものは目的だけ 草を食い やってくるのだろうか しかし 無限に何もない (1965.10.xx) |