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詩集 名前のないもの  付録 拾遺集 02

アリバイ


投げられた石の重さは当たれば分かる
私は今価値を知らない

初め
時を測ったのは日時計

人を測るのはアンガージュマン

今日 アリバイはありません
私は番犬のようにすわっている

空に石を投げて
落ちてこなかったら
静かに眠れる

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