第15話 キリュウ一人旅
あらすじ
- ある日、翔子に本を借りるキリュウと、それを不思議そうに見つめる3名(太助、シャオ、フェイ)。何の本なのか聞いてもキリュウは答えない。その夜、気になった3名(フェイ中心)は、キリュウの部屋を覗き見することに。本を読んで悦に入るキリュウ。普段そんな表情を見たことがない3名はますます気になる。と、そこに電話が鳴る。電話は翔子からで、キリュウに渡した本に関しての提案があるとのことだった…
翌日、なぜか太助に暇を出されてしまったキリュウは翔子に抗議する。それをさらりとかわした翔子は、出雲が呼んでいると言ってキリュウを宮内神社に向かわせる。行った先では、なぜかキリュウが巫女のアルバイトをすることになっていた。断る暇もなく仕事を与えられるキリュウ。実はこれは、すべて翔子の策略だった。キリュウは自分から休みを取ったり、太助からのお金を受け取ろうとしないだろうと考えた翔子は、太助に暇を出させ、巫女のアルバイトをさせることによって、キリュウ休みとお金が同時に入るようにしたのだ。
そして1週間後。とある温泉宿に来たキリュウは早速朝から露天風呂に入ることにする。夕飯の用意ができたといって、旅館の人が呼びに行くと、部屋はもぬけの殻。朝、露天風呂に行ったまま帰っていないということで、旅館の人はもしや遭難したのではと捜索にあたる。キリュウは温泉にいた。実はあれからずっと(正確には何度か上がっていたが)温泉に入り続けていたのだという。キリュウはなんだか話ができすぎていると思いながらも、温泉を堪能するのだった。
後日、キリュウに温泉宿から荷物が届いた。なぜかあせるキリュウ。中には温泉に入るキリュウが大写しになった宿のパンフレットが入っていた。モデルになれば宿と露天風呂を入り放題にするという約束だったのだ。そしてシャオは、一連の出来事が翔子や太助からのプレゼントだったということをキリュウにばらす。キリュウは太助たちの優しさに感動するのだった。
一方、この策略の当事者、翔子はキリュウが大量に持ち帰った温泉まんじゅうの山の処理に追われていた(笑)。
登場キャラ キ・翔・出
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