第12話 ジュリエット<U>
あらすじ
- 部員が一人しかいない演劇部の助っ人を引き受けた太助たち。学内公演まで3週間と迫っていた。しかし主役のたかしは気持ちが入るあまり立ち位置を変えすぎてしまい、ダメ出しの連続。翔子は相変わらずセリフを覚えられない。前途多難な状況であり、文化祭のときとはまた違う緊張感を感じていた一同。しかし、不思議と嫌な気分にはならなかった。
その夜、残り続けて衣装製作に励む朋美のために、柄にもなく(と、本人が言ってます)差し入れを持ってきた翔子。と、教室の前で同じく差し入れに来た乎一郎と出会う。恥ずかしくなったのか、乎一郎に差し入れを押し付けて帰ろうとした翔子だったが、逆に乎一郎に引っ張られて教室の中へ。と、そこには朋美以外に太助、シャオ、フェイ、たかしの姿が。実はシャオも差し入れを持ってきていたのだった。
ここから主役二人はバラで稽古に入る。たかしには、セリフを1回間違えるごとに腹筋20回というノルマもついていた。早速間違えて、腹筋をするはめに。一方、シャオも練習に入っていた。朋美の気持ちが伝わってくるからと、がんばって稽古に励むシャオ。しかし朋美は戸惑いを感じていた。と、そこにフェイが、思ってることは言った方がいいと言う。「シャオの演技が一番よくない」と。フェイはまた心を読んだのだ。
ところで、その傍らには何度間違えたかわからず、稽古より腹筋メインになってしまったたかしの姿があった(笑)。
登場キャラ た・乎・翔
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