第11話「ジュリエット<T>」

あらすじ

 ある日の放課後。2年1組の教室にはおなじみの面々が集まっていた。演劇部の公演を成功させるためである。なぜこんなことになったのか、それは前日の朝にさかのぼる…
 朝、たかしが太助たちとともに教室に向かうと、教室の前に一人の女子が待っており、これを読んでくれといって封筒をたかしに渡したのだ。彼女の名は藤崎朋美、演劇部に所属している(出雲情報)。中身は台本で、彼女はたかしに部員が彼女しかいない演劇部の助っ人になってくれるように頼んだのだった。彼女の切なる願いを聞いたたかしは、周りの面々を巻き込んで、全面協力することにしたのだ。そして冒頭部分にいたるのである。
 協力を呼びかけるたかしだったが、前回(原作27〜28話)でこりた翔子は協力を拒否。シャオにも帰るように言う。どうしようかと思うシャオだったが、突然フェイがこの話だからやるべきだという。台本は「ロミオとジュリエット」。その配役には翔子やなぜかキリュウも入れられていた。そして主役の二人は、ロミオがたかし、ジュリエットがシャオとなっていた。いかにもな配役にあきれる翔子だったが、反対しそうな太助は、「俺はジュリエットはシャオでいいと思う」と言い出す。この発言にはたかしすらも驚いた。太助は、シャオが変わろうとしているのだから、それに対して自分が反対してはいけないと思ったのだ。
 学内公演まであと1ヶ月。果たして演劇は成功するのでしょうか?

登場キャラ キ・た・乎・翔・花・出



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