第7話 慶幸日天 汝昴参上!!

あらすじ

 ある日太助のもとへ太郎助から小包が届く。中には「黒天筒」と呼ばれる筒が入っていた。支天輪と同じようなものだと手紙には書いてあり、シャオはその筒のことを知っているようだったが、太助は「―ったく、そんなすごい物2つも3つもあるわけねーだろ!」といってのぞいてしまう。
 するとその中からお色気満点の女性が出てきたのだ。また出てきてしまったといまさらながらに後悔する太助。そんなことは気にせずに新しい主を品定めするかのように近づく女性。彼女の名は慶幸日天ルーアン。主に幸せを授ける太陽の精霊だ。太助がお年頃の男の子だとわかったルーアンは、太助の幸せ→自分のような人と甘〜い一時を過ごすこと、と勝手に決め付け、いきなり太助に迫る。思わずシャオに助けを求める太助。しかしその名を聞いたとたん、ルーアンは飛び退った。シャオは「お久しぶりですルーアンさん!」と普通に挨拶。
 すると突然ルーアンは黒天筒を振り回し唱言を唱えた。とたんに、本棚に顔と手足が出てきて動き出したのだ。実はこれ、陽天心と言い、物に命を与えるルーアンの能力なのだ。
 その後落ち着いて話をした3人は、「日天月天同主」という今までにない状態にあることを知る。この時代が平和であるとわかったルーアンは、太助を独り占めするためにシャオに「あなたなんていても邪魔なだけなのよ」とキツい言葉を浴びせかけシャオを追い出そうとする。そのまま太助を部屋に連れて行くルーアン。
 キツいことを言われたシャオは自分は支天輪に帰ったほうがいいのかと思うのだが、帰るという一言をいえないと知っている自分もいたのだ。そこにルーアンの魔の手(笑)から逃れた太助がやってきてとにかくここにいてほしいと言う。それに答えるシャオ。
 その二人を見ていたルーアンは、計画第2弾を始動させる。その計画とは、シャオが玄関マットに足をかけた瞬間にそこに陽天心をかけ、シャオを家の中から追い出すというものだった。
 しかし肝心のシャオは落ちていたゴミを拾うために立ち止まり、マットに足をかけたのは太助だということを知らずにルーアンは陽天心を発動。吹っ飛ばされた太助は隣のおばさんから回覧板を受け取りながら、(父さん…頼むからもう何も送って来ないでくれ…)と思うのだった。

登場キャラ ル・離


 …あらすじというか、内容全部書いちゃってますね。次からはもう少し考えて書かないと…


名セリフ

太助に「俺はシャオにずっとここにいてほしいんだ。―それだけじゃここにいてもらう理由にならないかな…」といわれた後、太助の服のすそをつかんでシャオが言ったセリフ

「…いいえ…あの私……太助様がここに来てくれるの待ってたかもしれないです」

 これは太助じゃなくてもドキッとなるセリフですね。なにげに真っ赤になって「きゃ〜〜(はあと)」とか言ってる離珠も気になりますが(笑)。


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