第46話 花織のお願いお星さま(後編)

あらすじ

 花織のささやかな願いを叶えるために、たかしは太助を一人で屋上に連れ出す方法を考えていた。一つのアイデアが浮かぶものの、良心がうずいたのか、ボツにしてしまう。その後考えるもいいアイデアが浮かばないたかし。思わず持っていたホウキを振り上げてしまい、太助が間一髪でよける場面も。とりあえず一人でいるところを狙うことにしたたかしだったが、シャオがぴったりくっついていて(比喩表現)、きっかけがつかめない。結局太助は帰ってしまい、あきらめることにしたたかしは屋上へ。そのころ翔子は教室で丸められた紙を見つける。気になったキリュウがその中身を見て…
 一方屋上では、太助が来ると信じて疑わない花織と心配するたかしが一緒にいた。何時間も待ち続けて、ついに時計は10時半を指していた。ただ好きな相手と一緒に星を見たいというささやかな願いすら叶えられなかったたかしは、自分を太助の代わりと思えという爆弾発言をする。それに対してそれもいいかもと応じる花織。と、そこになぜか太助が飛んできた(比喩ではない)のだった。
 実は、キリュウが試練の質を上げるために、たかしがボツにした案(巨大なハエたたきで太助を屋上に飛ばす)を採用し、実行したためだった。結局は自分が花織の願いをかなえたと喜ぶたかし。一番かわいそうだったのは何も知らずに飛ばされた太助だった…(笑)。

登場キャラ ル・キ・た・乎・翔・花


名セリフ

第46話 たかしの爆弾発言

「とりあえず今日のところはさ、俺を太助の代わりだと思うとか……じゃ、ダメかな」

 初めてたかしの花織に対する気持ちが明らかになったセリフです。もしこのとき太助が飛んでこなければ、このまま二人はうまくいってたのかもしれませんね。でもそれじゃ漫画的に面白くないですが(笑)。



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