第19話 シャオの贈りもの(後編)
あらすじ
- ルーアンの策略(前話参照)によりシャオのいる風呂場に飛び込んでしまった太助。これでシャオは怒って支天輪に帰ってしまうだろうと踏んでいたルーアンだったが、「私が欲しいもの」を考えていたシャオは、まったく動じていなかった。あきらめて次の作戦を考えようとするルーアン。
一方、お風呂から上がったシャオは、星神たちと庭に出て考え事をしていた。そのとき、離珠が石につまづいて、転んでしまう。庭に石が多いことに気づいたシャオは、太助にあげる物を思いつき、行動に移る。そうとは知らない太助は相変わらず落ち込んだままだった。
シャオは、翔子の家に行き、花の本を借りる。そして、必死に花を集める星神たちと、庭を耕すシャオ。一方、そのことに気づいたルーアン。太助がシャオに謝ろうとシャオの部屋へ行くのを見て、ある悪巧みをする。
シャオの部屋の前に行きシャオを呼ぶ太助。しかし返事をしたのは声色を変えたルーアンだった。謝ってくる太助にルーアンは力の限り罵倒する。しかし思わず「たー様」と言ってしまったため、太助に気づかれてしまう。怒る太助のもとに、軒轅と女御が駆けつけ、太助を庭の前の窓に連れてくる。そこにあったのは、花で一杯になった庭と、泥だらけになってこちらを見つめるシャオがいた。シャオはその中にあるスズランを指差す。迷惑をかけてばかりの自分だから、太助に幸せになってほしいとの願いを込めて、「幸福が訪れる」という花言葉を持ったスズランを植えたのだという。そんなシャオに対し、あらためて「これからもよろしくな」という気持ちになる太助。
と、そこにルーアンが、自分の一周年には自分自身をささげるといってきた。もちろん太助が断ったのは言うまでもない。
登場キャラ ル・翔・離・虎・軒・瓠・女・羽・車・軍
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