第20話 支天輪を取り戻せ!(前編)

あらすじ

 ある日の七梨家の朝。シャオはなぜか朝からお風呂に入っていた。実はこれ、ルーアンがシャオから支天輪を奪うために計画した策略だったのだ。太助のピンチに支天輪のないシャオは何もできず、そこをルーアンがかっこよく助け、何もできないと感じたシャオが出て行く、という計画だ。
 どこに隠そうか考えていたルーアンは、たまたま家の前に止まっていた宅配便の車の中に支天輪を入れてしまう。しかし心の中で葛藤のあったルーアンは、やめようとする。が、その前に車が発車してしまったのだ。
 とそこに、バスタオル一枚のシャオが飛び出してきた。二人から事情を聞いた太助はその車が宅配便の車だということもあり、自転車で追いかけることにする。そこにルーアンがコンパクトを差し出してくる。これで太助とシャオたちが通信できるらしい。
 しばらくして例の車を見つけた太助。しかし近づこうとすると発進してしまう。配達の方向を見抜いた太助は先回りをする。ようやく追いついた太助が車の中を確認するが支天輪は見当たらない。実は荷物の方にくっついてしまっていたのだ。何も知らない配達員は捨ててしまう。これで取り返せると思った太助だったが、そこに別のトラックが走ってきて、支天輪をひっかけていってしまう。
 どうすればいいかと思う太助。支天輪がなくてもシャオさえいればそれでいいと思っていた太助だったが、持って帰れないかもと言ったときのシャオの悲しみを見た太助は、支天輪がなくなる=星神たちが呼び出せなくなる、ということに気づき、心から反省する。
 絶対取り戻すと誓った太助だったが、さすがにあきらめの色が見え始めた。足が言うことを聞かなくなり大声で叫んだとき、車に乗った出雲が現れたのだ。(これって奇跡…)と思う太助だったが、次の瞬間否定するのだった。…後編に続く。

登場キャラ ル・出


名セリフ

今回は前後編なので、名セリフは次回に紹介します。

次の話へ 前の話へ 目次に戻る