歯列矯正 うけ口 でっ歯 やえ歯
治療前 

治療後 

 数ある不正咬合のうちでも、最も広く知られていて、矯正患者全体に占める割合も大きい。上顎前歯が下顎前歯よりも中に入っていたり、下顎が突き出して三ヵ月状の特有の顔貌を呈している。
「サ行・タ行」等の発音時に舌がまとわりつき、聞き取りにくくなったり、食事をする時に、犬のように顎をつき出し、両親が異和感を訴えるなどの機能障害がある。何よりもその特徴的な顔貌ゆえ、自分の顔に自信が持てず悩んでいる女性が非常に多いものです。
 受診の動機をみると、小学低学年頃には、親達のほうが高い関心を示し、思春期になると社会性が広がり、がぜん本人の関心が高くなってゆきます。
 治療は、前歯だけが逆になっている簡単なものから、骨格から突き出ている非常に困難なものまであり、安易に考えてはなりません。難易度及び冶寮目標を決めるため、正確な検査を行なったのち、診断、治療、開始時期、治療法を決定したのち、治療内容に取りかかってゆくのが手順です。
 一般的に反対咬合の治療でも骨格から出ている場合、遺伝性が強く、早くから(永久前歯が萠出する頃が一つの目安)始め思春期の成長を過ぎたのち終了できるようにするのがペストです。