- 白蟻駆除5年再施工保証の発行について
- ヤマトシロアリのみが対象であること。
イエシロアリ、カンザイシロアリがいないこと。
一部分のみ施工の場合保証書は発行できません。床下全域(可能な箇所)を散布可能なことが一つの条件です。
木部土壁等被害箇所の状況により大工工事を行わない場合保証書を発行できません(薬剤を浸透させるため)(生き残りの心配があるため)
上記を全て満たした場合に再施工保証書発行を致します。
白蟻が発生した場合依頼主の責任で大工工事解体等をお約束いただいた場合再施工保証書を発行する場合があります。
- 再施工保証書について
- 白蟻が絶対に発生しない事を保証するものではなく薬剤を白蟻が発生した箇所に再度散布又は注入することを約束するものです。被害にあった木部等についての無償改修等の補償ではありません。その際薬剤の散布又は注入が困難な箇所についてはお客様の費用負担で障害となっている部位の撤去をお願いいたします。撤去できない場合は再施工を行えません。薬剤の散布又は注入に関しての費用は無料です。
- 一部分の施工の場合再施工保証の対象外です。
- 再施工保証とは別の白蟻駆除業者用の保険の加入ができなくなるため。
施工範囲外に白蟻がいた場合被害を広げていくため。
- 再施工保証書発行無しの白蟻駆除防除施工も可能です。
- 金額は再施工保証発行有の場合と同じ料金になります(施工内容自体は同じため)
- 白蟻の見分け方
- 触角 胴 羽
白蟻: まっすぐ くびれがなく寸胴 4枚の羽が同じ大きさ
黒蟻: くの字型 細くくびれている 大きな羽2枚小さな羽2枚
- 白蟻にも種類があります。
- イエシロアリは家屋に甚大な被害を与えることが多く駆除防除も難しい為再施工保証の対象外になります。ヤマトシロアリに関しては保証の対象内です。最近ではアメリカカンザイシロアリも見られるようになりました。アメリカカンザイシロアリは土の中には住まず乾いた木材を加害し被害は建物全体におよびます。体長もヤマトシロアリも大きくなります。1mm程の糞粒が大量に見られたら発見の目安になります。
- 損害保険ジャパン株式会社の白蟻業者の保険について
- 加入条件が富士防疫が保証書を発行した物件であり保険会社へ手続きを行い申請が通った場合になります。(保険加入費用別途必要)新たな白蟻の木部等の被害による箇所の改修費用に対してのものです。施工する以前から既に被害を受けていた箇所の費用は出ません。保険会社からの調査を受けて白蟻駆除防除施工後の白蟻の被害によるものだと認められた場合にのみ被害箇所の改修費用等がでるものです。老朽化や床下湿気腐食等その他原因使用方法に問題があった事が主な原因と判断されれば補償の対象外となります。※床下湿気対策には床下調湿剤設置も効果的です。
- 使用薬剤
- ネオニコチノイド系の薬剤に関して近年日本以外では規制が始まっており環境人体等の問題から富士防疫では通常使用していません(粉剤除く)
ネオニコチノイド系薬剤(タケロック等)での施工を希望の方はご連絡ください。取り寄せに日数がかかかります。
白蟻駆除防除施工に使う薬剤は(社)日本しろあり対策協会認定薬剤(社)日本木材保存協会認定薬剤
ピレスロイド系 (忌避性有)
大日本除虫菊株式会社
有効成分シラフルオフェン
金鳥シロネン乳剤A(水性乳剤)
金鳥シロネン木部用水性乳剤
シロアリフォーム
メタジアミド系(忌避性無し)
環境機器株式会社
有効成分テネベナール 有効成分
エディクラ(土壌)
エディクラ(木部)
害虫駆除薬剤
エアゾール剤:金鳥プロ用ゴキブリ駆除剤、エバーウッド(シロアリ・キクイムシ用)、ハチダウン(蜂駆除用)
水性乳剤:エクスミン乳剤、スミチオンMC、サフロチンMC、サイベーレ0.5SC(不快害虫用)
ベイト剤:アドビオンLSジェル
粉剤:アリキックベイト
木部用防腐防カビ剤
エバーウッド®乳剤2040
- 白蟻駆除防除施工の調査見積について
- 点検口、台所収納口等から床下に潜り【蟻道】木部被害があるか確認をします。
点検口からの移動施工等が困難な箇所があると判断した場合そのままですと施工できません。
御客様にて大工工事業者を探し点検口の追加工事、木部土壁等解体撤去をお願いいたします。
見つからない場合富士防疫で業者紹介することも可能です。
- 蟻道
- 蟻道とは文字の通り蟻の道です、見た目は砂が盛り道のようになっています。白蟻は家屋等に直接進入するのではなく、床下の土部分から木部等に蟻道を造りそこから進入しますので物件に白蟻がいるかいないかの発見の目安になります。最近の住宅では床下がコンクリートの所が多いですがひび割れ、土と接触している木部からも進入します。

- 白蟻駆除施工 【床上に関して】
- 風呂・トイレ(床下から薬剤を撒布出来ない場合)玄関入口の木部(床面から直に続いている場合)ドリルで穿孔箇所後に薬剤を注入後木栓で蓋をします。床下から薬剤散布できる場合床上での施工を行わず床下からの施工になる事もあります。
玄関入口は枠等の木部が床面に直についていない場合、穿孔処理が難しい場合薬剤ふきつけ施工の場合もあります。
- 白蟻駆除施工 【床下に関して】
- 点検口収納口から床下に潜り作業車備え付けの動力噴霧器を使用し土壌処理用薬剤を撒布します。
蟻道木部被害等がある箇所は追加処置をします(追加薬剤吹付又は穿孔後薬剤注入)
- 床下調湿剤について
- 床下調湿剤は不識布袋タイプは使用せず床下へ直に撒くタイプを使用します。
(布袋自体にカビ等が発生する可能性がある為、5年の薬剤効力が切れた後の再施工のしやすさを考える為)
調湿炭を設置する場合調湿材をまず設置しその上に調湿炭を設置することをおすすめします。