もそっと詳しく!《モーツァルト!梅芸編》
今まで私のミュージカルベスト1は鹿賀様のレミでしたが、遂にモーツァルト!がとって
かわってしまいました。私はどうも明るく楽しいミュージカルよりも、人間の葛藤が描かれて
いるどろどろのストレートプレイのようなミュージカルの方が好みのようです。
現に今回観ているうちに『あれ?これはミュージカルだったっけ?』と思うことがしばしば。
市村さんや、高橋さん、井上君の時には感覚がシンクロしてしまいます。
それはさておき、観劇記のプラスアルファです。
ちょっと日にちがごちゃごちゃになっているところもありますがご容赦くださいまし。
【僕こそ音楽の場面】
市村ぱぱ。息子に『大司教様に依頼された曲は出来たのか?』と尋ね、『えーと、ここ!
(アマデの方を指差し)あ、頭の中!』と返事が返ってくるのですが、確か23・25日では、
市村ぱぱは、がくっとずっこけていました。
♪メジャーとマイナー、コードにメロディも〜♪と井上ヴォルフは歌いつつ、アマデのペン
をかざして仰ぎ見ます。ともよアマデは座ったまま心持ち伸び上がり、井上君と同様
眼をきらっきら輝かせて、みつめています。二人とも幸せそうなこと!
【大司教の館】
♪音楽家は星の数ほどいる〜♪とコロレド猊下。その後(4か12日)井上君の口元を見ま
すと、『ほぉぉ?ああ、そう!』とエラソーに言ってました。
『くそっくらえ!』と悪態をつき、コロレドに中指を立てるヴォルフ。しかーし!12日は中指
ではなく、親指と人差し指を立ててました。(それは鉄砲のつもりかい?一体何がしたか
ったの??井上君。笑)
【ウェーバー家】
家族紹介でコンスの時。セシリアままは『よく働く』と言いつつ、ナベとおたまを持ってます。
23,25日では振り返り様、ヴォルフの胸元におたまの先の方を向けますが、なぜか井上君
おたまの先を握り締め、『熱っっ!』。
アロイズィアの歌を聞いた後、『ブラボー!』とヴォルフが拍手しようとした途端、ナベが
爆発!(このナベがとにかく巨大!人ひとり入りそう。また巨大な風船がナベの蓋を持ち上
げております。初演はもっと小さなナベで、爆発したのも火中の薪でしたよね?)
まるで吉本新喜劇のごとく、みんな一斉に豪快にすっころげておりました。
また、このアロイズィアの秋園さん。25日の声はものすごく、またヴォルフに対するアピー
ルも一段と色気が増しておりました。
【居酒屋】
物まね大会の時、コロレドを演っている野沢氏。ワタクシどうしても彼のお父様、野沢那智
さんの《悟空の大冒険》の三蔵法師を思い出しましてイケマセン。(古っ!一体誰が覚えて
いるのだっっ!)
シカネーダーが一言言うたびにおねーちゃん達の黄色い嬌声があがります。初演の時も
思ったんですが新感線の芝居がだぶりまして。ええ、『わーっはっははっは!』と肩で笑い
ながら猊下が登場したらどうしようかと....。(←考え過ぎ?)
シカネーダーのステッキが気になって仕方の無いヴォルフガング。そのステッキをもてあ
そんでいる内に先がシカネーダーの腹部(?)にヒット。『あ!ブルータス、お前もか!』
のおなじみのセリフ。
言い回しが二通りありましてシカさんだけに刺さった時は『お前も(裏切るの)か!』
反対側がヴォルフにも刺さった時は『あ?お前も(刺さってるの)か?』との問いかけ。
23日はその後ヴォルフに向かって『ヘタ(くそ)!』と叫んでました。
浮かれてはしゃぐ井上ヴォルフ。調子こいてかかと落とし、もといハイキック(?)をするん
ですが、初日は『あ、お尻が破けたっ!』てな感じでズボンを気にしてました。
別の日には『こ、股関節がっっ!』と痛がってました。(そんな日の方が多かったような。)