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Red Headed Gang (Quest and Girl Companion)
第七話:神秘の石
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Cecilia邸地下
鍵を使うと広がった地下空間
3人は、手がかりを求め地下を進んでいく
突然襲い掛かってくるゴブリン
ゴブリンぐらいでは3人パーティとなったAisha達の敵ではない
順調に進んで行き、そろそろ終点かと思った頃、巨大な影が現れた
そう、ソコにいたのはゴブリンだけではなかったのだ
「でかっ」
「わわわわ」
「おおきーい」
大小のカーディアンがそこにいた
小さい方は軽くあしらったものの
大きいのは流石に手ごわかった
何と、倒したと気を抜いていると再び襲い掛かってくる
「え?なにコイツ・・・」
「うそっ・・・」
「すごーい」
「あの・・・Ramy・・・感心してる場合じゃないんだけど」
幸い敵はこのガーディアン1匹となっていたので
倒す事に成功した3人は、奥へと進む
地下最深部
「うわ・・・これもでかっ・・・」
そこには大きな宝石と、Ceciliaの父Tomanの日記があった
早速、日記を読み始めるCecilia
「これを売ったら大金持ちになれるかな?」
「おーがねもち、おーがねもちー」
「で、なんて書いてあるの?」
「ええ、それは・・・」
日記には、こうあった
この石はMysteriousStoneであり、Tomanはコレを探すメンバーだったこと
コレは、生命力に多大な影響を与えるもので、魂の数が増えるようになること
仲間の1人だったDogoがコノ石を我が物とすべく、Toman以外の仲間を殺したということ
逃げ延びたTomanはコノ石が誰にも見つからぬように、隠したのだということ
(訳はだいたいこんなもんだ ということ・・・)
「大体の事情が分かってきたわね」
「さっきのガーディアンも・・・」
「原理はわからないけど多分そうね・・・」
「然るべきところで調査してもらった方がいいでしょうか・・・」
「そのほうがいいわね」
「ちょーさ、ちょーさ」
家へと来た道を引き返す3人
遠くにボンヤリとタイマツの明かりが見える
「あれ?誰かいますね」
「Tomanさん?ってそんなわけないよね・・・」
その人影は、またもやアサシンだった
「その石を、渡してもらおうか」
神秘の石が目的のアサシンは、剣を抜きつつ近づいてくる
Aisha達が石を手に入れるのを待っていたようだ
「まったく・・・キタナイ真似するわね」
「ふけつー、ふけつー」
「いや、そういう意味のキタナイぢゃないから・・・」
「あなた達なんかに、渡すわけないでしょ!」
一気にアサシンとの距離を詰めるCecilia
1人で襲ってきたとしても、今のAisha達に敵うはずも無いわけで・・・
「Ceciliaお姉ちゃん強ーい」
「Ramyちゃんも魔法使えて強いわよ」
「そうかな?えへへ」
そんな言葉を聞きながら、アサシンの持ち物を探るAisha
「おいはぎー、おいはぎー」
「うっさいわね、手がかりがないかと・・・」
家へ戻った3人
「そっかぁ・・・赤毛の集団はコレを狙っていたわけね」
「おーがねもち、おーがねもちー」
「いや、これは調査してみないと」
「ちょーさ、ちょーさ」
「はぁ・・・」
何故父が狙われたのか・・・事情は分かったのだが
行方は分からず・・・がっくりと うなだれるCecilia
「大丈夫だよ、Ceciliaお姉ちゃん」
「Ramyちゃん・・・」
「Aishaがオイハギしたもんね」
「そうそう追い剥ぎで・・・、ぢゃなくて・・・」
「さっきのアサシンが指令書みたいなもの持っててさー」
「えっ?」
「どうやら私たちからソノ石を奪って持ってこいって書いてる」
「ど、どこにですか?」
「えーっとKvatchの北だって・・・差出人のDogoってのが親玉みたいね」
「Dogoという人が父の仲間も殺害したんですよね」
「うん、急いでKvatchへ行きましょう」
「あっ、石の調査依頼は・・・」
「こんな石より大切なものを助けなくっちゃ」
「は、はい!」
「お出かけ、お出かけー」
貴重な神秘の石を、こんな石と言ってしまうなんて
Arch-Mageだというのに、それでいいのだろうか
神秘の石よりも父の安否を気遣ってくれるAishaに
Ceciliaは声にはしなかったが感謝していた・・・
3人が向かう次の目的地は
「くばっち、くばっち」