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Red Headed Gang (Quest and Girl Companion)

第四話:砦への突入

前回までのあらすじ
Skingrad付近まで来た時はもう夕暮れ
疲れもピークだった2人は休息することに
次の朝、装いも新たにまずはSilormへ向かう
Mereteからも情報を得て山中を探すと
怪しき砦を発見
赤い髪の人影を見た2人は、ここだと確信し
砦への突入を開始したのだった

砦の中を進んで行く2人
中には赤い髪の武装した者たちがいたが
下水道ほど暗くはないので戦いやすい



「何とかミニっていう防具、また見っけ」
「見つけたのではなくて、死体から奪ってるのでは?」
「こ・・・細かいわねぇ・・・いいぢゃないの」

Aishaの扱いにも慣れてきたCecilia
父親に近づいたのではないかという確信もあり、先頭にたち進んでいく

「あーCecilia何か冷たいぞー」
「この何とかミニって防具あげるからさぁ」

「・・・ん〜っと、コッチかな?」
「さっきの赤毛付ヘルメットの方がいい?」

と、急に立ち止まるCecilia
ブラブラと歩いているので、その背にぶつかるAisha

「痛・・・たっ・・・急に止まらないでよー」
「Aishaさん、羊が・・・羊がいっぱいいるー」



「これはまた凶暴な羊だこと・・・」
普段は襲ってこないはすの羊達が一斉に襲い掛かってくる
羊に説得など通用するはずも無く、仕方なく倒していく



「また、つまらんものを斬ってしまった・・・」
つぶやくAishaの発言も軽く無視するCecilia

「ここにメモがありますね。この羊って・・・」
「羊ばっかり食べると赤毛になるのかな?」
「・・・ふぅ・・・」

相変わらず、Aishaはマイペースだった

広間?のような所に出るとミノタウロスが襲い掛かってきた
「わわっ・・・」



「Cecilia!下がりなさい!」
「は・・・はい!」

「ったく、私達を襲わないで赤毛を襲えってば〜」
「あんたたちは赤いものに突進するんでしょうに〜」

一匹だけでよかったのかもしれない
ボロボロになりながらも倒す事に成功した2人
危険だと感じたAishaは、先頭に立ち進んでいく事にしたのだった

「あれ?鍵掛かってるよ・・・Skeleton Key持ってるけどコレは無理」
(Skeleton Key:Nocturnalのクエで貰える壊れないピック)
「あっココにメモが・・・」
・・・
「あ、鍵ありましたよー」
「おーCeciliaナイス。ミノタウロスの角をあげよう」
「いりません」

奥へと進んで行くと人影を発見



「何?あのヘッピリ腰」
「あっ・・・お父さん!!」
「えっ?・・・な、なかなかスバラシイへっぴり腰ですこと」
「フォローになってませんけど・・・」



「こっ・・・このハンドル錆びてて廻らないよー」

「まだ行ってない所に何かあるかもしれないね」
「待っててねお父さん」

その後、Mapを頼りに調べて行く2人
赤い髪の残党がまだ何人かいたのだが
いつになく元気なCeciliaの敵ではなかった



「あの赤毛、何か怯えてない?」
「そうですね、攻撃もしてきませんし」
「無用な殺生は好まぬ」
「め、珍しい・・・」
「ん?」
「いえ・・・何でもありません・・・」



探し回れば何か見つかるもので・・・

「ここにメモがあるよ。ふむふむ、そういうことか」
「えっ何か分かったんですか?」
「うん、これで大丈夫だと思うよ」

今度はハンドルも廻り、救出成功
まずは安全確保ということで、挨拶もそこそこに地上を目指す3人
砦内にはもう危険なものは無く、無事帰還したのだった



「お父さん、怪我が無くてよかった」
「ありがとうCecilia、危なかっただろうに・・・」
「ううん、Aishaさんが一緒に来てくれたし平気だったよ」
「Asihaさんと言うのか、娘が世話になった」

「いえいえ無事で何よりです。ところでTomanさん・・・その髪は自毛?」
「だ・か・ら・禿げてないって言ったじゃないですか!」

「ははは・・・私達の家はSkingradにあるから時間が空いたら来てくれたまえ、歓迎しよう」
「えっ?Ceciliaの家ってSkingradにあるの?」
「はい」
「最初からそう言ってくれれば、昨日泊まりに行ったのに・・・」
「すみません、Aishaさんの勢いに押されちゃって言いそびれてました」
「あっそう・・・勢いね」
「すみません」

「では、また」



そういい残して、スンゴイ勢いで家へと戻っていくCecilia父Toman(年齢不詳)

「娘を残したまま帰らなくてもねぇ・・・」
「お父さんは、たぶん・・・」

無事、Ceciliaの父Tomanさん(年齢不詳)の救出に成功した2人

一路Skingradへ戻ることにしたのだった

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