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Red Headed Gang (Quest and Girl Companion)
第四話:砦への突入
砦の中を進んで行く2人
中には赤い髪の武装した者たちがいたが
下水道ほど暗くはないので戦いやすい
「何とかミニっていう防具、また見っけ」
「見つけたのではなくて、死体から奪ってるのでは?」
「こ・・・細かいわねぇ・・・いいぢゃないの」
Aishaの扱いにも慣れてきたCecilia
父親に近づいたのではないかという確信もあり、先頭にたち進んでいく
「あーCecilia何か冷たいぞー」
「この何とかミニって防具あげるからさぁ」
「・・・ん〜っと、コッチかな?」
「さっきの赤毛付ヘルメットの方がいい?」
と、急に立ち止まるCecilia
ブラブラと歩いているので、その背にぶつかるAisha
「痛・・・たっ・・・急に止まらないでよー」
「Aishaさん、羊が・・・羊がいっぱいいるー」
「これはまた凶暴な羊だこと・・・」
普段は襲ってこないはすの羊達が一斉に襲い掛かってくる
羊に説得など通用するはずも無く、仕方なく倒していく
「また、つまらんものを斬ってしまった・・・」
つぶやくAishaの発言も軽く無視するCecilia
「ここにメモがありますね。この羊って・・・」
「羊ばっかり食べると赤毛になるのかな?」
「・・・ふぅ・・・」
相変わらず、Aishaはマイペースだった
奥へと進んで行くと人影を発見
「何?あのヘッピリ腰」
「あっ・・・お父さん!!」
「えっ?・・・な、なかなかスバラシイへっぴり腰ですこと」
「フォローになってませんけど・・・」
「こっ・・・このハンドル錆びてて廻らないよー」
「まだ行ってない所に何かあるかもしれないね」
「待っててねお父さん」
その後、Mapを頼りに調べて行く2人
赤い髪の残党がまだ何人かいたのだが
いつになく元気なCeciliaの敵ではなかった
「あの赤毛、何か怯えてない?」
「そうですね、攻撃もしてきませんし」
「無用な殺生は好まぬ」
「め、珍しい・・・」
「ん?」
「いえ・・・何でもありません・・・」
探し回れば何か見つかるもので・・・
「ここにメモがあるよ。ふむふむ、そういうことか」
「えっ何か分かったんですか?」
「うん、これで大丈夫だと思うよ」
今度はハンドルも廻り、救出成功
まずは安全確保ということで、挨拶もそこそこに地上を目指す3人
砦内にはもう危険なものは無く、無事帰還したのだった
「お父さん、怪我が無くてよかった」
「ありがとうCecilia、危なかっただろうに・・・」
「ううん、Aishaさんが一緒に来てくれたし平気だったよ」
「Asihaさんと言うのか、娘が世話になった」
「いえいえ無事で何よりです。ところでTomanさん・・・その髪は自毛?」
「だ・か・ら・禿げてないって言ったじゃないですか!」
「ははは・・・私達の家はSkingradにあるから時間が空いたら来てくれたまえ、歓迎しよう」
「えっ?Ceciliaの家ってSkingradにあるの?」
「はい」
「最初からそう言ってくれれば、昨日泊まりに行ったのに・・・」
「すみません、Aishaさんの勢いに押されちゃって言いそびれてました」
「あっそう・・・勢いね」
「すみません」
「では、また」
そういい残して、スンゴイ勢いで家へと戻っていくCecilia父Toman(年齢不詳)
「娘を残したまま帰らなくてもねぇ・・・」
「お父さんは、たぶん・・・」
無事、Ceciliaの父Tomanさん(年齢不詳)の救出に成功した2人
一路Skingradへ戻ることにしたのだった
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