Red Headed Gang (Quest and Girl Companion)

第三話:山中の砦

前回までのあらすじ
Ceciliaの父の友人を探して新たな下水道へ潜った2人
そこには赤い髪の集団が潜んでいた
無事友人を救出し話を聞くと
Ceciliaの父は他の場所へ連れ去られたらしい
ImperialCity から Skingrad へ
2人は馬を駆り、一路南へと向かうのだった

馬を走らせスグに到着と思っていたのだが
盗賊などの襲撃もありSkingradに着く頃には,日は西に傾いていた

「どうする?このまま行く?」
「ちょっと疲れました・・・」

「じゃあ、Skingradの北に城があるから、そこで一泊する?」
「えっ?お城ですか?」
「うん、そう。ここなんだけど」


使用MOD:Castle Volengrad (建物編2参照)

お城を持ってることにも驚いたけど、Skingradの家に戻るのが嫌なのかな?
どうも最初に連れて行ってもらったときに、立場弱そうだったし


「少しでも、早く助けに行ったほうがいいかな?」
「先ほどのオジサンも危害は加えられてなかったようですし大丈夫だと・・・思います・・・」
下水道2箇所に入り、馬に半日揺られCeciliaは、疲れていたのだった

「そっかそっか。人間何時も急がば回れだもんね。」
「Aishaさんは、エルフですけどね・・・」

「ん?何か言った?」
「いえ・・・あぁ夕日が綺麗ですね・・・」



一夜が明けて・・・

「うわーーびっくりしたー」

使用MOD:Rezond Mannequin   ロケ地:Castle Volengrad

朝、目覚めたCeciliaは各都市のガード姿のマネキンを見て驚いた
昨日、寝室に案内された時に気づくはずだけどそれほどまでに疲れていたのだ

「あー起きたー?おはよ」
「おはようございます。Aishaさん・・・コレって・・・」
「ん?私のコレクション」
「す・・・すばらしいコレクションですね・・・」
「じゃぁ、今日はコレ着てね」
「は?」
「早速、Silornまで行きましょう」
「はぁ・・・」

わからない・・・本当にこの人(エルフだ)は、理解し難い・・・


 
馬を走らせSilornまできた2人

「Mereteさん、お久しぶりー」
「あら、Aishaさん。お久しぶりですね」

(使用MOD:Aisha's Armor - Armor of Heaven : Cecilia's Armor - ClassyLeather)

「早速だけど、この辺りで赤毛の集団を見たことない?」
「最近ココの南東の山中に砦が建って、赤い髪の人たちが出入りしているようです」
「そこだ!」
「一体何があったんですか?」

「いやーこの子のお父さんが連れ去られたみたいでね・・・」
「あら・・・」
「その赤毛達が禿げてる人を連れてなかったかな?」

「!!!」
「そういう人は見てないですね」
「そっかぁ、まぁ砦に行ってみるわ」

「Asihaさん!」
「ん?どうしたのCecilia」
「オジサンは禿げてるけど、お父さんは禿げてません!」

「・・・そ、そうなんだ、ごめん・・・」
「・・・」
「ま、まぁ山中らしいから、歩いて行きましょう」
「・・・その方がいいかもしれませんね。お気をつけて」




南東へ進むと怪しい建造物を発見した
「あれかな?」
「方角からみて、間違いなさそうですね」

「あっ赤い髪の人が立ってますよ」
「じゃぁココで決まりね」

門番らしき男は2人を見つけ近づいてきた
「何だお前らは」
「あのー私たちは人を探してるんですが・・・」
「あんたたち、誘拐犯でしょ」

「な、なんだと!」
「わーすみません・・・話を聞いてくださいませんか?」
「あれ?図星?」
「わーわー」

「今回だけは見逃してやる・・・立ち去れ!」
「立ち去れって言われてもねぇ・・・」
涼しい顔で剣に手を掛けるAisha

「貴様やる気か?」

「そうだと言ったら?」

一気に襲い掛かってくる門番とすばやく剣を抜いたAisha
Ceciliaが呆然と立ち尽くしている間に戦闘終了・・・

「まぁ、門番だと大した物持ってないわねぇ・・・」
男を倒し、所持品を探っているAisha

「Aishaさん、もっと穏便に話をですねぇ・・・」
「うわー赤毛って、ヘルメットにも付いてるんだぁ」
「そうですか・・・ってAishaさん、聞いてます?」
「ほらっ」

「ぶっ・・・」

砦へと入っていく2人



「よーし、行っくぞー」

「ねぇ、Aishaさん。もっと穏便にですね・・・」
「あー無理無理。会話の選択肢って無かったと思うし」

「・・・選択肢って・・・?」

この砦にCeciliaの父はいるのか
期待と不安を胸に、奥へと進んでいくのだった

第2話へ戻る

第4話へ進む