精霊が語る輪廻転生

 精霊はシャーリー・マクレーンに対し、技術の発達に対して精神的理解がはるかに遅れ、その結果として狂気、憂鬱、目的の喪失、不平等、絶望が蔓延するのだと言い、技術の発達は、自己破滅の種を宿していると言う。
「前世療法」の精霊も、いずれ人類が破滅すると語っていたが、わたしにはそれは確実にやってくる未来のような気がする。
 
 それならどこに希望を見出したらよいのか、というマクレーンの質問に対して、精霊は
「自分がいったい何なのかを掴むことが大切じゃ。そして自分の内部にある神性と、自分が神と共に在るということを理解しなくてはいけないのじゃ」といい、世俗の宗教を批判した。
「わしの言っていることに対し、世俗の宗教は異議を申し立てるだろう。宗教は宗教を教えているのであって精神性を教えてはいないからだ。宗教はほとんどの場合、人間を搾取しているのだ。・・・・・中略、多くの宗教は一人ひとりの人間が基本的に自分の運命を作り、支配しているということを教えてはいないのだ。逆に神が人の運命を支配していると教えておる。わしの言いたいのは、すべての人は神と共に創造主なんだということじゃ。こういうことは教会や宗教と相容れないのさ。なぜなら彼らは人類を支配したいからさ。自己と前世と自分の生まれてきた目的を知ることにより、人類は自らを救えるということを宗教は教えたくないのじゃ」
 精霊は更に
「この世の中、すべては神の力の一部なのだよ。神の力は、神のエネルギーとも言えるもので、宇宙を形づくり、宇宙を調和させているのだ」と言い、聖書についても言及した。
「今日聖書に書いてあることは元の意味が解釈しなおされているからね」
「誰が解釈しなおしたというの?」
 マクレーンの質問に
「非常に多くの人が、長い間のうちに。また、いろいろな言葉に訳されているうちにね。ただ、もとはと言えば、教会がわざと変えて解釈しているのだ。真実を人にわからせない方が教会にとってことを有利に運べるというわけさ」
「でもいったい真理とは何を言うのかしら?」
「真理というのは、各々の霊魂が時代を通して進化をしているということじゃよ。また真理ということは、各々が自己の責任を持って自分の神性を発揮することだとも言える」
「ということは、人間は生まれ変るという輪廻転生を知るということ?」
「その通りだ。輪廻転生という言葉で表現されているが、宇宙正義が究極の調和をもたらすということだ」
「教会はその真理を否定しているの?」
「もちろんだ。その真理を人々が知れば、教会の力も権威もいらないことになってしまうからね。個人個人は自分の行動に責任を持つことになる。教会はいらなくなる。教会の儀式も階級も、狭苦しい部屋も免罪符もいらなくなってしまう。ただ教会の権威というものは、用意ができていない者に対しては、真理を隠しておくという役割を担っているとも言えるがな」
 
 そのほかにも精霊はE・Tにも触れ、この宇宙の惑星には、地球よりもっと進化している惑星もあれば、地球よりもおくれている惑星もあり、進化した惑星のE・Tは、地球を何度も訪れ、知識と精神的真理を教えに来ているとも語った。
 そういえば、DNA二重らせん構造の発見者の一人であるフランシス・クリック博士が、地球上の全ての生物は地球外から送られて来た一つの有機体のクローンである可能性が高いと語っていたことを、わたしはテレビで最近見たばっかしだった。
 シャーリー・マクレーンの「アウト・オン・ア・リム」での主な精霊の発言を載せたが、もっとくわしく知りたい方は本を読むことをお勧めします。
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